今回は、今週観てきた映画『百日紅 〜Miss HOKUSAI』を観た感想を書いていきましょう。

長い祭りが始まったね…

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※PC版ホームページ

≪以下ネタバレ注意≫

まずは今作を観たきっかけから。

『今週の映画はどれを観たもんかなぁ〜』

と思ってネット上をさまよっていたら、原恵一監督の新作だった今作の存在を知ったんですよね。

もちろん原作は観た事も無く。

クレヨンしんちゃんの劇場版は未見ですが『河童のクゥ〜』も『カラフル』も好きな映画ですし『はじまりのみち』もリスペクトに溢れていて良かったし。

ついでに書けば先週観た劇場版名探偵コナンはゴッホの ひまわりを取り上げていたから、

その次に葛飾北斎の浮世絵を取り上げている今作を観るのも後々ネタにできてええかな、と思った次第(笑)

しかも観に行った当日は、台風の通過による絵に描いた様な荒天で

『これは観に行く日を変えた方がええのかな…』

となりましたが、何とか無事に片道30キロ 車を運転してイオンシネマ綾川に到着して観る事ができました。

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さて、ここからは本題。

正直、そーいう悪い状況を跳ね返す完成度ではなかったなぁ(爆)

ビジュアル面は良かったと思うんですよね。

通常のアニメっぽい画風から なめらかに浮世絵の様な絵になったり、ジブリの かぐや姫の物語っぽい水墨画の様な絵になったり。

上映時間が約90分と手頃だったのを差し引いても、観ていて飽きなかったですね。

気が強い主人公・お栄や、いかにも面倒臭い北斎が感情を爆発させるシーンが織り混ぜられて、ストーリーにメリハリがつけられるのかと思ったら決してそうではなく。

また、もっと妖怪であったり お栄が枕絵を描く時に勉強になりそうな色恋沙汰のシーンが出てくるのかと思ったらそうでもなく。

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両国橋のシーンの風情と町中の雑踏感が共存する江戸時代の風景があくまでメインで、

そこから最後までブレなかったのは原恵一監督の作品ならではなんやろーけど、

そこそこの上映規模の映画であっても、こーいう作り方があるんやなぁ〜

とは思った。

また、個人的にお侍さんが出てこない江戸時代のアニメなんて観たが事なかったので、

江戸時代の町民の風俗文化はこんな感じだったんやなぁ〜

という勉強にもなったし。

でも…

全体的に淡々とし過ぎてましたね。さすがに途中でこれはヤバいやろ、と心配になったぐらいで(笑)

最初にも書きましたが、僕は今作に匹敵するぐらいに淡々としていた『はじまりのみち』を観ていたので、既に免疫があったから良いようなものの、

寝不足で観てたら確実に寝落ちしとったやろなぁ、と思ったぐらい(苦笑)

お栄による北斎へのリスペクトが何回も伝わってくる事を重視していたのか?

オムニバスの構成自体は全然有りだと思うんですけど、結局のところ作品全体の山場になり得る、

初五郎さんとの失恋のエピソードや、北斎とお猶との再会→魔除けの絵を描く下りや、またはお猶が風になる下りは、もっと掘り下げておくべきでしたね。

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折角の善次郎のあのキャラも生かしきれてなかったのも引っ掛かるものがあって、非常に勿体無かったなぁ、と。

もっとも、善次郎は原作でも終始あーいう扱いだったかも知れませんが、あれじゃあ原恵一監督は原作に対してあまり思い入れが無い様に思われそうで…ねぇ。

ここからは、パンフレットを読む限り目玉の一つだったらしいアフレコの豪華キャストについて。

ぶっちゃけた話、杉浦日向子先生と原恵一監督の名の元にあれだけの面子が集まるならば、

実写映画なりNHKの連ドラによる映像化でも良かったんとちゃいますのん?と思ってしまった。

そらお猶の最期の儚さはアニメならでは…だったのかも知れないけど、

それを除けばアニメで描かれていた当時の江戸時代の風景が、京都太秦とかで撮れないって訳ではないでしょうし…

どーやら海外での配給有りきの制作みたいなので、それは野暮なツッコミになりますかね。でも…なぁ、ということで。

それでは今回はこんな感じで…

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