今回は、7月28日(火)の映画の話パート1として『各地映画祭受賞作品上映会in香川 〜さぬき映画祭2年連続受賞監督・松本卓也の単身出張の巻〜』に行ってきた話を書いていきます。

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※PC版シネマ健康会ホームページ

≪以下ネタバレ注意≫


泡姫ちゃんが思わぬ角度からブレイクしながらも、これまで通り地方をベースで精力的に活動中の松本卓也監督。

一昨年の高松市でのドラゴンムービー上映会以降に制作された作品が中心のラインナップで、

『七子の妖気』の様な馬鹿馬鹿しさを最後まで押しきる!的な力業は控えめでしたが、適度にギャグを散りばめながら いずれも心に残るところがあって、良いイベントだったんじゃないでしょうか。

以下は各作品の感想を書いていきましょう。

各作品の詳細はシネ健のホームページをご覧下さいませ。

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★帰ろうYO!

自らの夢に一区切りをつけて、東京で知り合った同棲相手と一緒に故郷に帰ろうとするラッパー…

というあらすじだけでも、長年の田舎者なだけにそれなりに感じるものがあったのに、

この歳になってまさかラップで泣かされそうになるとは思わなかった。

やっぱり、CYBORG KAORI(サイボーグかおり)という飛び道具をフル活用していたのは大きかったですよね。

そもそも僕は、サイボーグかおりの武器のアレは『TOKYO TRIBE』で観ていた筈なんですけど、

芸と顔と名前が全く一致しない状態だったので、ビート星人?が憑依した直後は無茶苦茶びっくりしてましてですね。凄かった(笑)

正直、掴みはOKながらもこの後は大丈夫かな?と思った瞬間もありましたが、

マチーデフさんもあそこまでやってくれたら誉めなしゃーないよなぁ。

クライマックスではあーいう形でラップとヒューマン〜がコラボしているのを知らなかったというのを差し引いても、心に残る音楽劇になってましたね。

今作と同じ主要キャストで、というリクエストがあったという『ライブハウスレクイエム』にも期待したいです。

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★LR 〜Lost Road〜

事前に予告編を観る限りは一番期待をしてましたが、帰ろうYO!でびっくりさせられた分、反動が出たかな…と。

どっかの女性ばかりのバンドに思い入れがあれば大分違って見えたのかも知れませんが…

パンストのメンバーが、前田さんが買ってくれたナビ無しの車から降りていく過程と、

迷いに迷った末にバンドの原点である母校に戻ってしまうという一連の流れの伏線の張り方が、

松本監督の脚本にしては無難なところにまとまり過ぎていた印象は強いけど、パンストのカッコ良さはよく伝わってきましたし、これはこれで…という感じでしょうか。

★ミートミート

最近、塚本さんが仕切った映画『野火 Fires on the Plain』の存在を知りまして。

カニバリズム映画に改めて脚光が当たる様になるのか?とか考えた事があったもので、

これを観た時は、カニバリズム映画が制作される時の、作り手からのメッセージないしはアンサーのひとつはこーいう形になるのかな?と思いましたね。

短編じゃないと間が持たなかったのかも知れんけど、それは気にしなくてもええのかな。

排泄物を扱う某映画祭についてはノーコメントで。

ただ、これの上映後に香西監督を目の前にしながらも、恋とウンチの〜の類いのベタなオチを敢えて口にしなかった?松本監督からは、ある意味芸人としてのプライドを感じました、ということで。

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★チエコクエスト

帰ろうYO!とLRにおける音楽と物語とのリンクのさせ方が好きだったもので、今作でのダンス云々との被らせ方にはあんまり感じるものが無かったかな?

早い段階で夢オチが読めたのも違和感があったし。すみません。

チエコのキャラはあまり気にならなかったのですが、アレならば後輩から慕われる云々よりも、

鹿沼市の地域アピールをもっと全面に出しとく方が僕の好みの作品になったのかも知れないけど、短編では限界があったやろーし…

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★テンプルナンバーゼロ

ー存修任るエリアは限定される

■鞍峪ソ蠅任竜憶は翌日消される

という条件付きながらも一つだけ願いが叶えてもらえるならば、貴方は何を願いますか?

というテーマからして、妙に心に引っ掛かるものがあった。餃子を注文するのは笑えたし(笑)

まぁ、エリア限定というのは黄泉がえりでありましたが、記憶が消されるというのはなかなかシビアですよね。

それなのにあーいう形でオチをつける事で、老若男女幅広い年齢層のキャラクターが集められた事が煙幕で、

主人公を学生にしていた意味をしっかりと提示してくれたところと、

でっかくサヨウナラが出されたシーンは、書道ネタが実はしっかりとした伏線だった事には感心させられました。

あー、こーいうやり方もあるんや、みたいな感じで。

僕が観た松本監督の作品の中では、屈指の作り込まれた話やなぁと感心させられたし、帰ろうYOのラップとは違う感動をさせられましたね。

変な話、松本監督と別の方がこれを原案にした作品を作る人がおるんとちゃうかなぁ、と思ったし、

何年か後に秩父ではなくお遍路さんをベースにして、ちょっと規模を大きくしてセルフカバーというかセルフリブートで作ったらええのに、とは思いました。

期待してます(笑)

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★松本監督、香西監督、チャンベビ・ユウコさんとのトークコーナー

大概だったドラゴンムービーの時以上に、香西監督絡みのネタは書けない事ばかりでしたね。

兼業は兼業で大変なんやなぁ…

松本監督による、香西監督いじりは抜群に面白かったけど(笑)

更に、この上映会の翌日の話をちょっとだけ。

上映会の翌日って香西監督の誕生日だったのに、仕事場でボリビアへの約2週間の出張?の話を持ちかけられたとか。

まさかのボリビアって!?

チェ・ゲバラかディック東郷さんやないねんから!?

香西監督が実際にボリビアに行かれるかどうかはわかりませんが、

香西監督って兼業ながらもちゃんとした表現者なのに、

その作品の数々よりも香西監督の生きざまの方がドラマチックというか面白いのって、それなりに悲しい事なのかも知れない、なんて考えてしまった次第。

また、今度松本監督と香西監督が何らかのイベントで共演する時には、

『どうも〜、アイパル松本で〜す!』

『どうも〜、ボリビア香西で〜す!』

ってカマしてくれたら、事情がわかる人には無茶苦茶面白いのになぁ、

芸人ならばその一瞬のギャグの為だけにボリビアに行くんやろーけどなぁ、とは思いました、はい(笑)

それでは今回はこんな感じで。

以上、エンディングトークの時はチャンベビ・ユウコさんのお子様と目が合いまくりだったkajioがお送りしました。

ありがとうございました〜。



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