今回は、先週観てきた映画『ピクセル』2D吹替版の感想を書いていきましょう。

オタクはキスがうまい…

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公式ホームページ

縛りやトーマスの斜陽産業/宇宙の敵をぶっ飛ばせ ゲームに賭けた血が燃える『ピクセル』

≪以下ネタバレ注意≫


取り上げられていたのが、ゼビウスの無敵コマンド以前のゲームばかりだったのに、パックマンでグラサン使用の裏技を使って云々という一捻りがあったのと、

沢山のBバードの赤ちゃんというシュールなオチ予想外でしたが、

全編を通して期待通りのバカ映画、しかもB級テイストが強くて、サクサク進んでテンポが良くて楽しかったですね(笑)

縛りやトーマスさんがブログの中で絶賛しているポイントも、複数のツッコミどころも正にその通りやと思いましたし。

80年代のゲームのキャラクターを現実社会に出現させるという形で、高度なCG技術をこーいう方向で(悪く言えば)無駄遣いができていながらも、

日本ほどの集客ができていないらしいアメリカのエンターテイメントの世界って何て素敵なんだ、と思いましたね(笑)

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さてここからは、縛りやトーマスさんが文中でツッコミを入れていた以外で、僕が不満を抱いたところを書きますとですね。

まずは、日本では馴染みが薄いゲームのキャラが想像していた以上にガンガン登場していたところ。

折角ソニーがアレしてるんやから、アタリとかよりももっと日本のゲーム好きに気を遣えって話で!?

そして主人公・サムの吹替担当として柳沢慎吾ちゃんの起用されていたところ(爆)

ずっと観ている内に一応は慣れましたが、初っぱなから違和感有りまくりで ざわつかされたし、

特にまさかの『あばよ!』の必殺の決め台詞が早い段階で出てきたシーンなんかは(タイミングが違うやろ、という意味で)、

慎吾ちゃんの使い方を分かってない!

と密かに憤慨して、本編途中ながらも映画館から出ようかとも一瞬考えた次第。

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でも、そんなあばよ!以降は、慎吾ちゃんは自らの定番ネタをおそらく自粛をしていた事で、そんな感情は無くなり。

本作のヒロイン・ヴァイオレットとの会話のシーンはいずれも、

慎吾ちゃんはアメリカンジョークと小洒落た台詞を言う自分に酔って吹替をしていた光景が容易に想像できて、ニヤニヤしてしまった(笑)

あと違和感があったのは、クライマックスのドンキーコングの扱い方…かなぁ。

上下2画面スタイルのゲームウォッチにも移植された、お馴染みの1面だけで決着が付いてしまったのは勿体無かったなぁ。

アルカノイドやパックマンとの違いをアピールする為、大量のゲームキャラがロンドンを襲撃する下りの時間を削ってでも、

ドンキーコングの難易度が高い別のステージでの対決はあってほしかった。

そうでなくちゃ、アクションが派手で、実質的にはクライマックスだった様な気がするパックマンのニューヨーク襲撃の下りに負けてた印象が強いんですよね…

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いや、印象がどーこうではなく。

もし『キング・オブ・コング』(詳細は各自調査)が存在していなければ、ピクセルの世界観の骨格はイメージできたにしても、

制作サイドの悪意が込められた?曲者揃いのアーケーダースの面々と、

アーケーダースのノリに振り回されて困惑する、周りの登場人物とのギャップの滑稽さは今回程は描ききれなかったのかもしれないので、

是が非でもドンキーコングをクライマックスに持ってくる必要があったのではないか…とか考えてしまった。

そう考えたら、このピクセルにはもうちょっと興業収益をあげてもらって、

『ピクセルの原点がここに!』

的なキャッチコピーで、日本語の字幕付でキング・オブ・コングが観れる様になってほしい、とは思いました…

って、ピクセルの続編は作らんでもええんかい(苦笑)続編は続編で、密かに期待しときますかね…

それでは今回はこんな感じで…



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