今回は、2月14日の夜に上映された、さぬき映画祭『世界の中心で、愛をさけぶ』と、上映前に行われた行定勲監督&本広克行監督のトークを観てきた感想を書いていきましょう。

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※行定勲監督、熊本・菊池映画祭を熱くPR「目標はさぬき!」映画.com

※livedoorニュース 行定勲監督11年ぶりの「セカチュー」ロケ地凱旋!名カメラマン・篠田昇さんに思い馳せる

※行定勲監督のFacebookより

≪一応以下ネタバレ注意≫




ぶっちゃけた話セカチュウは家に映画版のDVDがありまして、探したらいつでも観れる状態なのですが。

それでも もう6〜7年ぐらいは観ていなかったので久々に観ておこうと思ったのと、行定監督が11年ぶりに庵治町に訪れた後に登壇するとのことで

『これは行っとかな』

と思った次第。

それで、本編前のトークが素晴らしかったなぁ、と。香川県なのお構い無しで、うどんの う の字も出てこなかったんだ、これが(笑)

かたや、東宝が自社制作した映画作品の中での最多観客動員数の記録を持つセカチュウの行定勲監督。

かたや、制作はフジテレビながらも邦画全体の中での最多観客動員数の記録を持つ『踊る大捜査線 THE MOVIE2』の本広監督。

ほぼ同年代のこの御二方が、トークの司会を任された若い女優さんの存在をほぼスルーして(汗)

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まだまだ『映画と言えば洋画・邦画だというだけで映画館に行くのを遠慮されていた時代』を振り返りながらの話であるとか、

行定監督がプロデューサーをされる菊池映画祭へ向けての熱い思いを語りつつ、

現場に居た記者の方に『書かないでね』と釘を刺してからちょっとした毒を吐いて場内を軽く ざわつかせて…

もう、セカチュウの本編は家で観るからずっとトークをしていて下さい、とまで思った次第(オイオイ)

まずここからは、そんな御二方のトークの中で、映画.comの記事に書かれていない範囲で僕がうる覚えをしている内容を、文字起こしっぽく書いてみます。

なお、このトークで一番印象に残った言葉は、行定監督の

『セカチュウはあれから12年経ちますが、良い映画というのは10年経っても記憶に残っているものだと思うんですよ』

でした。

故アドリアン・アドニスさん(詳細は各自調査)の名言

『良い物ってのは、何年経っても古くならないんだよ』

を思い出したなぁ…そうなんですよね…(しみじみ)

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★映画のロケ地選びについて

行定『撮影の篠田さんと一緒に庵治町にロケハンに行った時、イメージ通りの風景を見た後に

昔は映画館が2軒もあって…

と庵治町に住まれている方が説明をしてくれた時、

映画館が潰れた後もずっと保管されていた錆びた映写機を見せていただいた時に、

俺はこの映写機に庵治町まで呼ばれたんだ、

と思ったんですよ』

本広『行定さんは庵治町の風景が決め手になったと言われてましたが、僕はその場所の食べ物が決め手になってたりするんですよ。

幕が上がるもそうでした(笑)』

★セカチュウと踊る〜2の撮影当時の思い出

行定『セカチュウの撮影は合計3カ月ぐらいかかったのかな?もっと短かった様な記憶もあるけど、昼間に訪れた庵治町の方からそれぐらいやってましたよって。

セカチュウは長澤まさみが丸一ヶ月間別の映画の撮影で抜ける事が決まってたんですよ。

仕方ないからその一ヶ月でオーストラリアでロケをやって、長澤まさみの出ていないシーンも時間をかけて撮って…今の邦画じゃ そこまで時間をかけさせてもらえない。良い時代でしたよね。

そう言えば昼間庵治町の方に見せてもらった、庵治町ロケの記念碑(石碑)には、僕が昔書いたサインとメッセージが刻まれていましたね。

サインとメッセージを書いた覚えはあるんですけど、記念碑で使うとか全く聞いてなかったからびっくりした。

仕方ないから記念に石碑と一緒に写真を撮りました。ロケ地ツアーの方も皆さん撮られてましたね(笑)』

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本広『レインボーブリッジを封鎖せよ!な副題は、今は社長をしている亀山さんが会議の日の前に潜水艦のレッド・オクトーバーを追え!を観たらしくて、

『レから始まるのって響きがカッコいいからそうしない?』と言ってきて(笑)

会議室で皆でレ…レ…と言ってて、誰かが窓の外を見たらレインボーブリッジが目に入って『あっ!』となりまして(笑)

で、踊る大捜査線2・レインボーブリッジ封鎖!まではすぐに決まって、追え!みたいに封鎖せよ!って付けようよ、となった。

本当こんなノリで副題が決まっていて、しかもその映画が記録に残るんだから…良い時代でしたよね(笑)』

行定『踊る〜は観ましたが、封鎖せよ!と副題で謳いながら織田さんが封鎖できません!って言い切ってるのが好きなんですよ。あぁ、できないんだ、みたいな(笑)』

★セカチュウ完成後のプロモーションを振り返って

行定『事前にTBSが協力してくれるというのは決まってたんですけど、公開1週間前から集中的にって話だったから、その前にいろいろ取材を受けたんですけど、

記者の多くがやたら“泣ける”事について聞いてくる。

そりゃセカチュウは愛する人を病で亡くして…という話ではありますけど、アキを亡くしたサクが新たな一歩を踏み出すまでの話でもあるんだから、泣ける事ばかり強調してくるのは不快だった』

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★菊池映画祭について

行定『今年のプログラムの目玉は中井貴一さん特集。

ご存知の方はご存知だと思いますが、中井貴一さんの話される映画の話の内容って近代の邦画史みたいなんですよ。

こんな良い話を我々関係者だけが聞いてるのはもったいない!と思って中井貴一さんに菊池まで来ていただく事になりました。

二日目の夜は真夜中の映画祭って銘打ってますが、ここはゲストの皆さんとエッロい話をやりますから。前回は女優さんのおっぱいについて語りあいましたし(笑)

真夜中の映画祭では真面目な・シリアスな作品とエロい作品は表裏一体というか同列に語りたいです』

本広『いいですねぇ。二日目も行きたいなぁ(笑)

(司会の女優さんに向かって)
おっぱいというか、映画のオーディションでヌードになれますか?って聞かれる事があると思うんですけど、そういう時は即答で脱げます!って言った方が良いよ。

行定さんもそうだと思うんですけど、その手の質問で、事務所に聞かないと…みたいな事を言う女優さんを使おうとはまず思わない。これは重要ですよ(笑)』

★映画祭の未来

本広『僕は菊池映画祭の初日に伺いますが、この日は日本アカデミー賞の授与式があるみたいなんですよ。でも菊池映画祭に行きますんで。

それを知った ももクロのマネージャーさんから怒られたけど、日本アカデミー賞の日程を聞く先に行定さんと約束してたし…

さぬき映画祭は交流会という名の打ち上げをやってまして、そこでゲストに来られた監督さんと話をさせてもらってますが、香川県という場所がそうさせるのか?

大作を手掛ける時には地上波のテレビ局とはどう付き合うか、みたいなテーマで皆深いところまで喋ってくれるんですよ。菊池映画祭にも期待してます。

あと僕は地方の映画祭の横の繋がりを強化していきたい。

映画監督が地方の映画祭のプロデューサー・ディレクターをしているケースは、調べたけどあまりないんですよ。

さぬきと菊池と、あと佐々部監督が下関市でやっているのと確か東北にもあったっけ…地方都市を映画祭で盛り上げていきたいですね』

…文字起こしはこれぐらいで。

セカチュウ本編はまさかの35丱侫ルム版の若干ざらついた画質で観た映像は素晴らしかったですね。まさみタンもかわいかった(笑)

本広監督、来年のさぬき映画祭でもセカチュウをやりましょう!という事で…

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