今回も さぬき映画祭関連。
先週土曜日に、香西志帆監督の新作・世界の反対側改め『地球の反対側の日本人をたずねて』を観てきた時の話を書いていきましょう。


※世界の反対側の日本人をたずねて | 上映作品 | さぬき映画祭オフィシャルサイト
※香西監督のTwitter
≪一応以下ネタバレ注意≫
先週土曜日に、香西志帆監督の新作・世界の反対側改め『地球の反対側の日本人をたずねて』を観てきた時の話を書いていきましょう。


※世界の反対側の日本人をたずねて | 上映作品 | さぬき映画祭オフィシャルサイト
※香西監督のTwitter
≪一応以下ネタバレ注意≫
昨年夏の自らの誕生日に、勤務先からまさかのボリビア(!)在住の日本人への取材目的の出張を打診され、悩んだ末に引き受けた香西監督。
今作は、高山病にかかり酸素ボンベの世話になりながらカメラを回した、命懸けの2週間の取材の集大成かと思いきや。
本編の時間が42分間と短かったからか?はたまた取材の依頼主の意向なのか。
首都ラ・パスが富士山よりも高い標高にあるボリビア独自の文化の紹介よりも、現地の青年海外協力隊のメンバーの活動の紹介とインタビューの方が長かったのは印象に残りましたね。
比率としては3:7だったぐらいかなぁ…

依頼主の意向ならしゃーない、という感情は差し引いてもその構成自体は有りだと思うし、
極端な話ウユニ塩湖まで行け!というのも無理があるのですが、それでもボリビアから香川県に戻ってきたゲストの植松さんによる生ナレーション&解説が無ければ、
ロケ地がボリビアだと言われても、あまりピンと来なかった様な気がするのは どーなんかなぁ…と。
そりゃ、飛行機の機内から撮影した山岳地帯の風景の映像は明らかに非日常でしたし、
道端に放置されていた牛の頭蓋骨は『うわっ!?』となりましたし、
植松さんが、とにかく空気が薄いので太陽の光の照り返しが強くて(だったかな?)日本よりも建築物に塗られた色が濃く見える…
と解説してくれたボリビアの市街地の風景は、高所ならではでかなり独特なのだろう、と思ったりはしたけど…
地上波のテレビ番組の世界ふしぎ発見であるとか、なるほど・ザ・ワールドであるとか。
はたまたチョリータの皆さんにもテレビカメラを向けそうな、電波少年を観てきた反動だと言われたらそれまでですが、一応書いておきます。

しかし。
そんなボリビアの紹介よりも重きを置いていた海外協力隊メンバーへのインタビューは良かったですね。
個人的に過去の香西監督の作品は何作か観てきましたが、あくまでドキュメンタリーながらも。
香西監督の作品の中で、香西監督本人の生きざま(大袈裟)よりも生きざまが波乱万丈かも知れなくて、
カメラ越しで観ていて面白そうな登場人物がようやく出てきてくれたか!的喜びがあるぐらい(笑)
結局のところ2年間の派遣期間の終了間際の方が複数紹介されていたのもあり、ボリビアでの活動内容がわかりやすかったのは、大きかった様に思いましたね。
今回は入場時に『青年海外協力隊 シニア海外ボランティア 募集イベント!』の案内チラシをもらいましたが、
このドキュメンタリーをきっかけに海外協力隊に興味を持つ若い人が居ても不思議では無い様に思ったぐらいでした。

ここからは記憶がうろ覚えになりますが。
ボリビア各地に散らばる協力隊メンバーへのインタビュー自体は沢山してきたそうですが、その中から取り上げられていたのが、えーと…
助産婦さん、日本語の教師、空手のシニア指導員、廃棄物分別再生、小学校教師って感じやったっけ。
僕の心に特に響いたのは、最後に登場した愛媛県出身の小学校教師の方になりますかね。
その先生が勤務の最終日でもないのに笑顔の現地の子供たちに囲まれている風景は、日本だと仕込みに見えそうな勢いはありましたが、十分感動できましたね。
あぁ、僕もこんなベタな絵に泣かされそうになるなんて…って思ったぐらいでした(笑)
もっとも、本編の終了後のトークの中で植松さんがシレッと
『来週再び派遣される事が決まってまして…』
と発表していた光景はですね。
あたかも『ハート・ロッカー』のオーラスで主人公が再び、しかも前回よりも輪をかけて長期間戦地で赴任する事を決意するシーンとダブってしまい、ドキッとさせられた。

ほら、インタビューの中で何回も
『またボリビアに来たいですね』
と言ってても、いざ日本に戻ってきたら、その希望や決意も揺らぎ・変わるかも知れない訳じゃないですか?
それなのに植松さんは…という感じで。凄いですよね、うん。
それとですね。
どーしても書いておきたい、って書くと大袈裟になりますが、
どうやら土壇場でカットされたったっぽい、野球の指導員の方のインタビューは観ておきたかったですね…
それでは最後に、香西監督の足のケガが早くよくなりますように、との願いを込めて?猫と電車の予告編を埋め込んでおきます。
ほいじゃほいじゃ…

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今作は、高山病にかかり酸素ボンベの世話になりながらカメラを回した、命懸けの2週間の取材の集大成かと思いきや。
本編の時間が42分間と短かったからか?はたまた取材の依頼主の意向なのか。
首都ラ・パスが富士山よりも高い標高にあるボリビア独自の文化の紹介よりも、現地の青年海外協力隊のメンバーの活動の紹介とインタビューの方が長かったのは印象に残りましたね。
比率としては3:7だったぐらいかなぁ…

依頼主の意向ならしゃーない、という感情は差し引いてもその構成自体は有りだと思うし、
極端な話ウユニ塩湖まで行け!というのも無理があるのですが、それでもボリビアから香川県に戻ってきたゲストの植松さんによる生ナレーション&解説が無ければ、
ロケ地がボリビアだと言われても、あまりピンと来なかった様な気がするのは どーなんかなぁ…と。
そりゃ、飛行機の機内から撮影した山岳地帯の風景の映像は明らかに非日常でしたし、
道端に放置されていた牛の頭蓋骨は『うわっ!?』となりましたし、
植松さんが、とにかく空気が薄いので太陽の光の照り返しが強くて(だったかな?)日本よりも建築物に塗られた色が濃く見える…
と解説してくれたボリビアの市街地の風景は、高所ならではでかなり独特なのだろう、と思ったりはしたけど…
地上波のテレビ番組の世界ふしぎ発見であるとか、なるほど・ザ・ワールドであるとか。
はたまたチョリータの皆さんにもテレビカメラを向けそうな、電波少年を観てきた反動だと言われたらそれまでですが、一応書いておきます。

しかし。
そんなボリビアの紹介よりも重きを置いていた海外協力隊メンバーへのインタビューは良かったですね。
個人的に過去の香西監督の作品は何作か観てきましたが、あくまでドキュメンタリーながらも。
香西監督の作品の中で、香西監督本人の生きざま(大袈裟)よりも生きざまが波乱万丈かも知れなくて、
カメラ越しで観ていて面白そうな登場人物がようやく出てきてくれたか!的喜びがあるぐらい(笑)
結局のところ2年間の派遣期間の終了間際の方が複数紹介されていたのもあり、ボリビアでの活動内容がわかりやすかったのは、大きかった様に思いましたね。
今回は入場時に『青年海外協力隊 シニア海外ボランティア 募集イベント!』の案内チラシをもらいましたが、
このドキュメンタリーをきっかけに海外協力隊に興味を持つ若い人が居ても不思議では無い様に思ったぐらいでした。

ここからは記憶がうろ覚えになりますが。
ボリビア各地に散らばる協力隊メンバーへのインタビュー自体は沢山してきたそうですが、その中から取り上げられていたのが、えーと…
助産婦さん、日本語の教師、空手のシニア指導員、廃棄物分別再生、小学校教師って感じやったっけ。
僕の心に特に響いたのは、最後に登場した愛媛県出身の小学校教師の方になりますかね。
その先生が勤務の最終日でもないのに笑顔の現地の子供たちに囲まれている風景は、日本だと仕込みに見えそうな勢いはありましたが、十分感動できましたね。
あぁ、僕もこんなベタな絵に泣かされそうになるなんて…って思ったぐらいでした(笑)
もっとも、本編の終了後のトークの中で植松さんがシレッと
『来週再び派遣される事が決まってまして…』
と発表していた光景はですね。
あたかも『ハート・ロッカー』のオーラスで主人公が再び、しかも前回よりも輪をかけて長期間戦地で赴任する事を決意するシーンとダブってしまい、ドキッとさせられた。

ほら、インタビューの中で何回も
『またボリビアに来たいですね』
と言ってても、いざ日本に戻ってきたら、その希望や決意も揺らぎ・変わるかも知れない訳じゃないですか?
それなのに植松さんは…という感じで。凄いですよね、うん。
それとですね。
どーしても書いておきたい、って書くと大袈裟になりますが、
どうやら土壇場でカットされたったっぽい、野球の指導員の方のインタビューは観ておきたかったですね…
それでは最後に、香西監督の足のケガが早くよくなりますように、との願いを込めて?猫と電車の予告編を埋め込んでおきます。
ほいじゃほいじゃ…

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