サムライスペシャル『バックステージ・オブ・マッスル』を観ました。

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本編は『マッソーはどの段階で飯伏と闘う事を決意したのか?』や『ドラゴン校長出演の裏側』や『熱湯コマーシャルネタはどの様な扱いになる予定だったのか?』等の、北沢3連戦の核心の謎を微妙にスカしながらも(爆)、

毎回、締切間際に行き当たりばったりで創造されているマッスルの世界を、正面からカメラで捉えた、真面目テイストの強いメイキング番組だったのですが、

これが皮肉な事にメイキングよりも“金丸義信と闘う”アントン&ディーノによる副音声解説の方が面白かったという(笑)

日曜日の朝5時に呼び出された効果か、二人とも本当ムチャクチャ言ってたよなぁ。

昔の、日テレ版全日本プロレス中継の中の副音声解説も、プロレスをほとんど観た事がない当時のアイドル系のおねーちゃんをブッキングし続けるなら、

これぐらいムチャクチャ言ってくれてたら…としみじみしてしまいました(誤解)


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ここからは、副音声解説を聞いた後の感想を書きますか。

個人的に一番心の琴線に響いたのは、アントンによる上井エキチョーへのツッコミ…ではなく、

マッスル出演者&スタッフのインタビューが流れる度に、アントン&ディーノが絶妙のタイミングで

『いま喋っているこの人は、プロレスラーとしてのキャラ作りのスイッチが、ONまたはOFFどちらの状態で喋ってるのか?』

を決め打ちしているところ。

大事な稽古中なのに、マッスルについて真面目に喋ってくれているのに、そのバックで副音声で

『あっ、これONだね』

と一言で片付けられたら、発言内容がすげぇ軽くなる(苦笑)

これを観たら、プロレスラーにおける、カメラの前でのONとOFFの切り替えの重要性(プロ意識と言ってしまえばそれまでですが)を改めて認識させられました。

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もし副音声だけしか観ていなかったら、それこそONとOFFのギャップが極端なマッソーやちょーうんがかなりの悪人に見えるもんなぁ。不思議なもんです。

あっ、そうそう、プロの舞台役者さんは、AVビデオに囲まれていても、他の役者さんと台本の読み合わせができてしまう、という事実には衝撃を受けました…。

とりあえず、次回のマッスル正月公演に関しては、編集に時間が掛かって、これまでのマッスルよりも放送日時が数日ぐらい遅れても構わないから、副音声解説は是非収録しといてほしいし、

飯伏vsマッソー戦を真面目なトーンで語る二人を観たら、いっそのことDDT中継でも、と思ってしまいました。

期待しときますよサムライさん、という事で…。

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