つい最近の私事なのですが…
著作権絡みでクレームがあった動画が、大量に削除されたというニュースを見てから僕の中で何かが閃きまして、
敢えて『今更ながら(苦笑)』という小さなボケをカマす目的で、ネカフェで初めてニコ何とか動画をチェックし始めました。
それで、ユー何とかチューブと同様に『丑三つの何とか』や『獣人何とか』的な封印作品やら放送禁止作やらを検索しまくっていたのですが…
見つけました!
♪そ〜れは何かと尋ねたら ハ〜ベンベン…
著作権絡みでクレームがあった動画が、大量に削除されたというニュースを見てから僕の中で何かが閃きまして、
敢えて『今更ながら(苦笑)』という小さなボケをカマす目的で、ネカフェで初めてニコ何とか動画をチェックし始めました。
それで、ユー何とかチューブと同様に『丑三つの何とか』や『獣人何とか』的な封印作品やら放送禁止作やらを検索しまくっていたのですが…
見つけました!
♪そ〜れは何かと尋ねたら ハ〜ベンベン…
日本のプロレス史屈指の不穏な試合とされている、1986年4月29日に行なわれた前田日明vsアンドレ・ザ・ジャイアントのシュートマッチでございます。
ここのブログに来るの人の多くはご存じでしょうから、どう不穏だったかについては横に置いときますが(苦笑)、
僕、20何年も懲りずにプロレスを観続けてきていながらも、恥ずかしい事に前田日明vsアンドレのノーカット映像って初めて観たんですよ。
しかも、何度もダビングされまくった裏ビデオの流通が主流になっている、という話しか聞いていなかったから、
ニコ何とかの画像が比較的“まとも”だった事に対して、ちょっと感動しました。
前置きは長くなりましたが、今回はそのシュートマッチを観た感想を。
何というかですね、前田日明とアンドレの細かい表情まではわかりませんが、
終始想像以上にダラダラしながらも、普段の試合とは明らかに違う事がわかるリング上の緊張感と、
この不穏な試合の首謀者のクセに、恥ずかしげもなく一番おいしいところを持っていこうとする猪木のスットコドッコイっぷりと、
そんなリング上を至近距離で観ながらも、戸惑う事なく何かが憑依したかの如くマイペースで実況を続ける古館アナ。
この変なトライアングルが織り成すリング上の異常さは強烈やったなぁ、と。
さすがに20年も経っているから、衝撃!という言葉は頭に浮かばなかったのですが、
壮大な失敗作を観てしまった罪悪感&共犯者意識があったのも事実。
全くもって巧く例えれないのは恥ずかしいのですが、とにかく不思議な感覚を味わいました。
テレ朝がお蔵入りさせるのも止むなしか。
考えてみたらこの試合。
最初はプロレスとして始まったのに、アンドレが観客を完全に無視していた時点で、既にプロレスではない訳ですが、
当時のプロレスファンの間では『強いけど、プロレスは下手』と認識されていた前田日明の方が、
序盤密着してきたアンドレに、何回も不意打ちで痛い目に合わされたのに、何とかしてプロレスとして成立させようとしていた姿は、非常に健気に見えました。
この当時、新日本勢を目の敵にしてムチャクチャやってた前田日明の事を、プロレスラーとしてほんの少し見なおしたなぁ。うん。
ま、『行っていいんですか?』と各方面に報復の確認をとって『スイッチON』状態になってから放った、ヒザの皿を正確に狙った蹴りであるとか、
寝転がったアンドレの足をアキレス腱で極めるのかと思ったら、一瞬のうちにヒールホールドっぽく固めようとするエゲつなさには、正直引いたりもしましたが、
良くも悪くも短気な今の前田日明には、この日の姿を見せてあげたいぐらいです(爆)
当時の背景から推測するに、例えレフェリーもグルになって対戦相手からシュートを仕掛けられたとしても、最終的には組み伏せてプロレスとして試合を作らなければ、
自分だけではなく、当時のUWFの仲間達全員が新日本から干されてしまう、という危機感&悲愴感が、その健気さを生んだのだろうか?
それともプロ意識なのだろうか…?
あと、心に引っ掛かるところだらけのこの試合。
この歳になって、観おわってからやたら引っ掛かったのは、アンドレのセコンドにいたワカマツさんの事。
ワカマツさんは、アンドレが“仕掛ける”のを知っとったんかなぁ。
もし知らなかったのなら、あの試合の段階でも大ベテランに含まれるキャリアがあったんだから、
プロレスじゃない物が淡々と進行していて、観客が嫌な思いをしているのを見ても、
新日本に雇われているという立場上、そのシュートマッチを、乱入して試合をブチ壊す等の形でストップできないというのは、心底悔しかったと思うんですよ。
しかも、ワカマツさんが付き合いが長いあのアンドレが“トップレスラーとして客の前では絶対に見せてはいけない”様な姿を曝していた訳で…
今のワカマツさんが当時の事を憶えているかどうかはわかりませんが(もしかしたら宇宙人に記憶を消されているかも知れないし 笑)、
アンドレはハッタリをかまして強気なままだった様な気はしますが、ワカマツさんってこの日の夜は、悔しくてやるせなくて、ひょっとしたら号泣して眠れなかったんじゃないかと…
いい加減、取り留めがなくなったのでそろそろ締めますか。
とりあえずテレ朝は、もしも何年後かに『ワールドプロレスリング』を打ち切る時には、最終回でイタチの最後っ屁のノリでこの試合をノーカット放送しろ、と不可能なリクエストを書いておきます(誤爆)
ランキング・エントリー中!
↑livedoorのブログランキングにエントリーしています。よろしくお願いします。
ここのブログに来るの人の多くはご存じでしょうから、どう不穏だったかについては横に置いときますが(苦笑)、
僕、20何年も懲りずにプロレスを観続けてきていながらも、恥ずかしい事に前田日明vsアンドレのノーカット映像って初めて観たんですよ。
しかも、何度もダビングされまくった裏ビデオの流通が主流になっている、という話しか聞いていなかったから、
ニコ何とかの画像が比較的“まとも”だった事に対して、ちょっと感動しました。
前置きは長くなりましたが、今回はそのシュートマッチを観た感想を。
何というかですね、前田日明とアンドレの細かい表情まではわかりませんが、
終始想像以上にダラダラしながらも、普段の試合とは明らかに違う事がわかるリング上の緊張感と、
この不穏な試合の首謀者のクセに、恥ずかしげもなく一番おいしいところを持っていこうとする猪木のスットコドッコイっぷりと、
そんなリング上を至近距離で観ながらも、戸惑う事なく何かが憑依したかの如くマイペースで実況を続ける古館アナ。
この変なトライアングルが織り成すリング上の異常さは強烈やったなぁ、と。
さすがに20年も経っているから、衝撃!という言葉は頭に浮かばなかったのですが、
壮大な失敗作を観てしまった罪悪感&共犯者意識があったのも事実。
全くもって巧く例えれないのは恥ずかしいのですが、とにかく不思議な感覚を味わいました。
テレ朝がお蔵入りさせるのも止むなしか。
考えてみたらこの試合。
最初はプロレスとして始まったのに、アンドレが観客を完全に無視していた時点で、既にプロレスではない訳ですが、
当時のプロレスファンの間では『強いけど、プロレスは下手』と認識されていた前田日明の方が、
序盤密着してきたアンドレに、何回も不意打ちで痛い目に合わされたのに、何とかしてプロレスとして成立させようとしていた姿は、非常に健気に見えました。
この当時、新日本勢を目の敵にしてムチャクチャやってた前田日明の事を、プロレスラーとしてほんの少し見なおしたなぁ。うん。
ま、『行っていいんですか?』と各方面に報復の確認をとって『スイッチON』状態になってから放った、ヒザの皿を正確に狙った蹴りであるとか、
寝転がったアンドレの足をアキレス腱で極めるのかと思ったら、一瞬のうちにヒールホールドっぽく固めようとするエゲつなさには、正直引いたりもしましたが、
良くも悪くも短気な今の前田日明には、この日の姿を見せてあげたいぐらいです(爆)
当時の背景から推測するに、例えレフェリーもグルになって対戦相手からシュートを仕掛けられたとしても、最終的には組み伏せてプロレスとして試合を作らなければ、
自分だけではなく、当時のUWFの仲間達全員が新日本から干されてしまう、という危機感&悲愴感が、その健気さを生んだのだろうか?
それともプロ意識なのだろうか…?
あと、心に引っ掛かるところだらけのこの試合。
この歳になって、観おわってからやたら引っ掛かったのは、アンドレのセコンドにいたワカマツさんの事。
ワカマツさんは、アンドレが“仕掛ける”のを知っとったんかなぁ。
もし知らなかったのなら、あの試合の段階でも大ベテランに含まれるキャリアがあったんだから、
プロレスじゃない物が淡々と進行していて、観客が嫌な思いをしているのを見ても、
新日本に雇われているという立場上、そのシュートマッチを、乱入して試合をブチ壊す等の形でストップできないというのは、心底悔しかったと思うんですよ。
しかも、ワカマツさんが付き合いが長いあのアンドレが“トップレスラーとして客の前では絶対に見せてはいけない”様な姿を曝していた訳で…
今のワカマツさんが当時の事を憶えているかどうかはわかりませんが(もしかしたら宇宙人に記憶を消されているかも知れないし 笑)、
アンドレはハッタリをかまして強気なままだった様な気はしますが、ワカマツさんってこの日の夜は、悔しくてやるせなくて、ひょっとしたら号泣して眠れなかったんじゃないかと…
いい加減、取り留めがなくなったのでそろそろ締めますか。
とりあえずテレ朝は、もしも何年後かに『ワールドプロレスリング』を打ち切る時には、最終回でイタチの最後っ屁のノリでこの試合をノーカット放送しろ、と不可能なリクエストを書いておきます(誤爆)
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コメント
コメント一覧 (3)
コメント付きで見るとオモロイなー
古館株が上がりまくり!
将軍KY若松はホントに空気読めないwって感じやし。。。
「ツンデレ・ザ・ジャイアント」には吹いたw