昨日は、映画『容疑者χの献身』を観てきました。
ドラマ版『ガリレオ』は一通りチェックしていたので、楽しみにしてたんですよね…
※PC版公式ホームページ
※携帯版ホームページ
《以下ネタバレ注意》
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先週の『ABCアシッド映画館』で平野先生が解説していたのとまんま被りますけど、まず率直な感想を書けば、
期待通りかつ見事な『土曜ワイド劇場』っぷりでしたね。
もし、ドラマ版『ガリレオ』しか観ていなくて、2時間物のサスペンスドラマに免疫がなければ、
ひょっとしたら途中で寝てしまう様な場面は実際にありますが、
そうじゃないならば、犯人が殺人に至る背景等は、ミステリー・サスペンスとしては非常にベタな話ながらも、
脚本などに深みがあるので、高い確率で満足できる作品なんじゃないかと思います。
僕の中では、基本『土曜ワイド劇場』の中に、福山雅治と堤真一の二人による『古畑任三郎』的な台詞のやりとりを、
あからさまに隠し味にしていた様に思いましたが、そこはフジテレビが噛んでいる映画が故に目をつむりましょう。
その気遣いこそが、観る側によるこの作品への献身なんですよ(嘘)
そう思わせるぐらいに二人とも演技が達者でしたから、それはそれで有りなのでしょう、多分。
もっとも、パンフを読む限りは原作を忠実に映像化する点を重視していたという事で、
柴咲コウの存在感はかなり薄いし、
これまでのドラマ中には観ていて、息抜きになっていた渡辺いっけいや品庄の品川の出番はほぼ皆無。
だから、ドラマ版の延長には非ず。
だから『ガリレオ』の言葉を題名に入れてなかったんやなぁ、と納得はしましたが、
結果的にはクライマックスの伏線もなくあまり意味がなかった感のある、
警察署内での捜査会議のシーン(踊る〜を意識しすぎやろ!)や雪山登山のシーン(あんな天気なら登山はハナから禁止するやろ!)に時間をとるぐらいなら…
とは思ったので、そこは明らかな不満点になりますかね。
次に良かったところを書きますと、堤真一の演技になりますかね。
『三丁目の夕陽』や『クライマーズ・ハイ』とは正反対に、普段から恐ろしいぐらいに頭が良いのに感情や本音を表に出さないからこそ、
証拠隠滅の為に、遺体にあそこまでムチャクチャやってしまうという、かなり特異なキャラを巧く演じていたのでずっと感心…
をしていたら、話の最後、移送直前に松雪泰子に声をかけられてから内面が破壊されて永遠泣き崩れるシーンは凄く印象に残りましたし、
その場面を福山雅治に見せなかったところに、原作を書いた東野先生による石神というキャラへの思い入れ&こだわりを感じさせたというか…
本来ならば、そんな堤真一の人生を変えた松雪泰子についてもあーだこーだ書くべきなのでしょうが、
いかんせん先月の頭に観た『デトロイト・メタル・シティ』でのクレイジーな事務所の女社長の演技が笑えたから、
『あの時はあんなキャラやったのに、今度は何ずっと深刻な表情をしとんねん』
とツッコミを入れてしまうというか(爆)
終盤、福山雅治が呟いた『この事件を解決しても誰も幸せにはならない』の言葉をモロに痛感させる重い演技は認めなきゃいかんのでしょうが…
そこまで割り切れない僕は、修業が足らんわ、うん(苦笑)
今後のガリレオシリーズ。
なにぶん、東野さんのいろんな都合がつくかどうかが前提になるので、安易に続編を期待したらいけない反面、
フジの事だからスピンオフ作品を作ろうとはするのでしょうが、
もし実現可能ならば映画でもドラマでもどちらでもいいし、ここまで重い話じゃなくて構わないので、
もうちょい福山雅治の人間臭い面が伺えるエピソードが観たいなぁ、と。
あとは、柴咲コウがもうちょい活躍するエピソードもお願いします、という事で(笑)
あっ、そうそう。書くのを忘れてた。
この本編の前に頭髪がシュートなスマップ中居が主演の『私は貝になりたい』の予告編を観ました。
いや〜、あれって、もし公開直前のプロモーションに毛を…
もとい、手を抜いたら、ひょっとしたら大コケするんじゃないすかね?
中居目当ての客層が『私は貝になりたい』に興味を持つか怪しいし、その逆もまた然り。
それに、中居よりも鶴瓶師匠の方が数段演技が巧そうやもんなぁ。大丈夫か!?
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期待通りかつ見事な『土曜ワイド劇場』っぷりでしたね。
もし、ドラマ版『ガリレオ』しか観ていなくて、2時間物のサスペンスドラマに免疫がなければ、
ひょっとしたら途中で寝てしまう様な場面は実際にありますが、
そうじゃないならば、犯人が殺人に至る背景等は、ミステリー・サスペンスとしては非常にベタな話ながらも、
脚本などに深みがあるので、高い確率で満足できる作品なんじゃないかと思います。
僕の中では、基本『土曜ワイド劇場』の中に、福山雅治と堤真一の二人による『古畑任三郎』的な台詞のやりとりを、
あからさまに隠し味にしていた様に思いましたが、そこはフジテレビが噛んでいる映画が故に目をつむりましょう。
その気遣いこそが、観る側によるこの作品への献身なんですよ(嘘)
そう思わせるぐらいに二人とも演技が達者でしたから、それはそれで有りなのでしょう、多分。
もっとも、パンフを読む限りは原作を忠実に映像化する点を重視していたという事で、
柴咲コウの存在感はかなり薄いし、
これまでのドラマ中には観ていて、息抜きになっていた渡辺いっけいや品庄の品川の出番はほぼ皆無。
だから、ドラマ版の延長には非ず。
だから『ガリレオ』の言葉を題名に入れてなかったんやなぁ、と納得はしましたが、
結果的にはクライマックスの伏線もなくあまり意味がなかった感のある、
警察署内での捜査会議のシーン(踊る〜を意識しすぎやろ!)や雪山登山のシーン(あんな天気なら登山はハナから禁止するやろ!)に時間をとるぐらいなら…
とは思ったので、そこは明らかな不満点になりますかね。
次に良かったところを書きますと、堤真一の演技になりますかね。
『三丁目の夕陽』や『クライマーズ・ハイ』とは正反対に、普段から恐ろしいぐらいに頭が良いのに感情や本音を表に出さないからこそ、
証拠隠滅の為に、遺体にあそこまでムチャクチャやってしまうという、かなり特異なキャラを巧く演じていたのでずっと感心…
をしていたら、話の最後、移送直前に松雪泰子に声をかけられてから内面が破壊されて永遠泣き崩れるシーンは凄く印象に残りましたし、
その場面を福山雅治に見せなかったところに、原作を書いた東野先生による石神というキャラへの思い入れ&こだわりを感じさせたというか…
本来ならば、そんな堤真一の人生を変えた松雪泰子についてもあーだこーだ書くべきなのでしょうが、
いかんせん先月の頭に観た『デトロイト・メタル・シティ』でのクレイジーな事務所の女社長の演技が笑えたから、
『あの時はあんなキャラやったのに、今度は何ずっと深刻な表情をしとんねん』
とツッコミを入れてしまうというか(爆)
終盤、福山雅治が呟いた『この事件を解決しても誰も幸せにはならない』の言葉をモロに痛感させる重い演技は認めなきゃいかんのでしょうが…
そこまで割り切れない僕は、修業が足らんわ、うん(苦笑)
今後のガリレオシリーズ。
なにぶん、東野さんのいろんな都合がつくかどうかが前提になるので、安易に続編を期待したらいけない反面、
フジの事だからスピンオフ作品を作ろうとはするのでしょうが、
もし実現可能ならば映画でもドラマでもどちらでもいいし、ここまで重い話じゃなくて構わないので、
もうちょい福山雅治の人間臭い面が伺えるエピソードが観たいなぁ、と。
あとは、柴咲コウがもうちょい活躍するエピソードもお願いします、という事で(笑)
あっ、そうそう。書くのを忘れてた。
この本編の前に頭髪がシュートなスマップ中居が主演の『私は貝になりたい』の予告編を観ました。
いや〜、あれって、もし公開直前のプロモーションに毛を…
もとい、手を抜いたら、ひょっとしたら大コケするんじゃないすかね?
中居目当ての客層が『私は貝になりたい』に興味を持つか怪しいし、その逆もまた然り。
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コメント
コメント一覧 (1)
すっごい面白かったです。
映画=エンターテイメント性をゴリ押しするかと思ったら、脚本重視という。。kajioさんの言われる通り、最後凄かったし、堤さん、完全に主役食ってましたね。
正直、最初のあそこのシーンで異変に気付いていて、ずーっと気になってはいたのですが、まさかあんな結果に持っていくとは。。
するどい方は気付いてたかもですね&あの結末、10代、20歳前後が見たら、どう感じるのだろうとも思いました。
よかったす( `ー´)ノ