後編は、実際に闘った二人について。


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60分+試合後を含めた大半の時間で、KENTAを掌に乗せて(大げさ)試合をコントロールしていた丸藤って天才というよりもむしろ、化け物みたいやったなぁ、と。

ぶっちゃけた話、時間切れ引き分けという結末は、皆事前に覚悟をしていたでしょうし、

二つのベルトを統一できる程全日本とノアの関係は良好ではない事を加味すれば、時間切れ引き分けというブックも止むを得ないでしょう。

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ただ、もしこの試合にボクシング的な判定を付けるならば、ジャッジは3者とも丸藤優勢、と評価していた…筈。

丸藤からすれば、普段からKENTAの試合を観ているので、閃きがあって当たり前なのかも知れませんが、

KENTAの躍動感溢れるオリジナルムーヴであるとか、GO2スリープ等の必殺技を切り返し続けた、丸藤の動きのキレは見事の一言。

結構キツい蹴りも受けてましたが、丸藤は最後までペースを譲らなかった。

だめ押し的な事を書けば、丸藤のあのバックステージでの笑顔!

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後から書きますが、一週間後には更なる大一番が控えていながらも笑えるなんて…

とにかくシビれましたねぇ。

かたやKENTA。

ファイトスタイル的には60分間闘い抜くなんて、絶対向いていない筈なのに、

丸藤のメリハリのある、時にはやたらエグかったり・時にはねちっこかったりと、肉体的には相当ダメージが蓄積していた筈なのに、

最後の最後に出た、みちドラ風の変形ポールシフト(これは凄かった)までもを受け切ったのは評価しなきゃいかんでしょう。

しかし、タイガースープレックスのミスジャッジの後に、腕決め卍固めなりSTFなりをもう一回決めて息を整えて、みたいな小細工が無く、

結果的にスタミナがガス欠になりかったところを観たら、まだKENTAの甘さ(?)を感じましたし、

丸藤の小細工の巧さをみたら、二年前よりも丸藤とKENTAの差は広がっていた様に見えました。

これは僕だけかなぁ…。

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さて、ここからはこの二人の対決のNext…

ではなく、丸藤vs近ちゃんの世界ジュニアについて書きましょうか。

録画した奴を観るまでは、次の武道館大会は、丸藤vsKENTAの60分間アイアンマン戦にして完全決着を付けさせたらえーやん、なんて無責任な事を考えてましたが(!?)、

できる事なら、また二年ぐらい時間をあけてほしいなぁ。

今のノアの状況を考えたら、そんな事が絶対無理なのはわかってはいるのですが…

あ、すみません。

改めてここから丸藤vs近ちゃんについて書きます(笑)

一昨日のサムライ『Sアリーナ』の中で、丸藤戦に向けての近ちゃんのインタビューが放送されてたんですけど、

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その中で近ちゃんが、この60分フルタイムを多分みていながらも、

『(丸藤と遭遇するのは)今までは世界旅行をしていたけど、今回は宇宙に飛び出す様な気持ち。

(丸藤戦のテーマ)試合時間が何分になるかわからない。

どっちも負けたくない!って思えば60分も行きますよ。

でも、60分やったからって良い試合って訳じゃないのをね、両国で証明したいというか。

まぁ、某雑誌なんかが、試合前からベストバウトと煽る事に対する対抗心っていうかアンチテーゼにするというか。そんなのはおかしい。

本当の死闘を見せたい。それは伝わると思う』

どらげ〜時代はもちろん、エースだったエルドラ時代でも、煽りの喋りはしょっぱかった口下手なあの近ちゃんが、ここまでデカい事を言って自分をぎりぎりのところまで追い込むなんて…

変な話、丸藤に動きを研究されていたら、いまいちな試合内容になってしまう危険性はありますが、それでも、この試合は真面目に期待をしたいものです…

てか、そうなんですよ。

この丸藤vsKENTAと丸藤vs近ちゃんはワンセットで評価すべきなんですよね。

今頃気付きましたよ。

長年プロレス観てきたのに、情けないなぁ。まぁええか。とにかくどっちも頑張れ。以上(笑)

※ユー何とかチューブより

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