健介オフィス版セム・12月大会のサムライ中継を観ました。

今回はその感想を。


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今大会の目玉はトーナメントだったんですけど…

大半の観客が、青木組と中嶋組が勝ち上がる事を想定していた様な盛り上がり方だったので、トーナメントにした意味は正直なかったな、と。

宮原や平柳も気を吐いてはいましたが、明らかに観客の熱さがメインと違ってたし、

モーリシャス杯で結果を出した伊藤も、メインでは青木よりも積極的に行って自己主張しなきゃいけない立場なのに、

中嶋にコーナーに追い詰められて打撃のラッシュを食らったり、長時間ねちっこく逆エビ固め等で締められたらヘロヘロになりかけたりと、弾けきれずに中嶋に格下扱いされた感じ。

今回に限っては、それなりに期待していたから余計にそう見えたのかも知れないんですけど、ね。

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それと、今回のトーナメントは優勝カップは贈られましたが賞金や名誉が懸かっていた訳でもないし、メイン終了後に中嶋を中心にしたビンタ合戦が長時間続いて、観客がちょっと困りかけた雰囲気になっていたのも、

昔、猪木が後楽園での試合で生放送の残り時間を読み違ったのをごまかす為に、唐突に若いムトを流血させたのと同じ様なノリに見えたのは違和感があったというか…

今年リニューアルされたセム。

中嶋が軸になったからか、ほぼ毎回興行のエンディングが荒れている中で、

今年の締め括りの興行のエンディングとして考えれば『年内最後ぐらいはすっきり終わってくれよ』的ツッコミを入れてしまいそうで、そーいう意味では残念でした。

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まぁ、今回のセムは前記のビンタ合戦になっても観客がおいてけぼりにはなってなかったし、

何よりトーナメントの三試合はどれも及第点は出せる内容だったから、OKではあるんですけどね(笑)

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その中で目を引いたのは、中嶋を狙う青木の気合いの入り方でしょうか。

顔面凶器の起田よりも良い表情をしてたもんなぁ。

しかも、前回の中嶋とのシングル戦の時にここに書いた

『青木は腕攻めもいいけど、中嶋の足も攻めりゃあええのに』

というツッコミの影響があったのか(絶対ない)、

二人の直接の絡みの攻防でも、唐突にグラウンドでの足関節の取り合いが見られたりと進展が見られたし。

来年以降のセムが、どーいう形で開催されていくのかよくわからないのは引っ掛かりますが(Xは不安です)、

せめてセムだけは、船底にでっかい穴が開いたノアみたいな、ネガティブな空気が漂わない空間を提供してほしいものです。

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そうそう。トーナメント以外の試合も触れなくては。

あやうく忘れそうになってました。

そう。前回KENTAに潰された南野武…

ではなく、今回セムに初登場した野橋真実。

試合後は、石森を讃えた後で謙虚かつやや自虐的なコメントをしてましたが、なかなかどうして。

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シャレにならん音が響いた頭突きが、結果的に一番印象に残ってしまったっぽいところが野橋的には多分不本意だったのでしょうが、

みちのくプロレス後楽園大会で四代目タイガーマスクに突撃していった時の様な、攻める時の動きの鋭さこそもう一つ見られなかったけど、

動き自体は決して悪くなかった事を考えたら、少なくとも石森の視界には入った事でしょう。

まぁ、ちゃんぴろんさんとやった時みたいに、シングルになると石森が闘龍門Xのエースとしての雰囲気を漂わせる試合を作ろうとしてくるのかも知れませんが、

これはこれでいつの日か実現する事を期待していますね。これも、できればセムでお願いしますという事で。

こんな感じですね。

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