遅くなりましたが、今回はノア・三沢光晴選手の追悼興行大阪編を観た感想を。
ちなみに、武道館編の感想はこちら。


※スポナビより
ちなみに、武道館編の感想はこちら。


※スポナビより
良い興行でしたね。
全カードが発表された時は
『メインはともかく、他のカードはちょっとなぁ』
と思ってましたが、終わってみればお祭りの色は武道館よりも薄めになっていて、
大阪のお客さんがいかにも喜びそうな荒めの試合内容で、終始よく盛り上がってましたね。
メイン後のセレモニーとの緩急もついていたと思います。

武道館で実際に闘った二人には申し訳ないけど…
潮崎vsアキトシみたいに、観客よりも天国の三沢選手を意識しているかの様な試合になって、
観る側が必要以上にしんみりさせられるメインというのを、
三沢選手が基本的に望んでいたかどうか?は微妙な訳で。
結果的には大阪編の方が僕は好きですね…。
ここからは、主要試合をさらさらっと振り返りましょう。
★小橋と蝶野と潮崎のトリオ結成
接待モードだったのか武道館同様コンディションが悪かったのかは定かではありませんが、
ここ最近のビッグマッチ以上に馬場さん化していた様に見えた小橋と完全に相反する様に、
蝶野がやたら元気だったところが印象に残りましたね。

もうちょっと潮崎を立ててあげりゃあいいのに…
とも思いましたが、フィニッシュは譲ってましたし、
蝶野があれぐらい元気だったからこそ、思ったより面白い試合になったのなら、まぁええのかな、と(笑)
力皇とヨネはあんなもんでしょうけど、アキトシはもうちょっと牙をむいてほしかったですね。
★ジュニアタッグ選手権
普段の新日本を観ていないから、と言ってしまえばそれまでですが、
アウェーのリングながらも持ち時間を長く与えられていた邪&外が、
実に外敵らしく憎々しい良い仕事をしてましたね。

あれだけ良いタッグチームが、な〜んで新日本のタッグリーグでは毎年扱いが悪いんでしょうねぇニヤニヤ、みたいな(苦笑)
普段カッティングをしないからか、金丸がデコを深く切られ過ぎたっぽい上に、
試合中には包帯を巻く等の応急措置をしてもらえなかったのは気の毒でしたが、

明らかに普段とは違う金丸の姿が観れたし、
『あーいう表情の作り方もできるんやん』
とちょっと金丸に感心もしましたね。
ただ、鼓太郎とのタッグはやれる事はやり尽くしたんじゃないすかね。
皆言ってるとは思いますが。
鼓太郎が、今のベビーとヒールの半端なポジションから脱却するタイミングの判断ができたら、
石森&マルビンにベルトを譲るでしょうけど、そこまでファンが金丸と鼓太郎のタッグ自体を気にかけてくれるのか…?
★高山vs杉浦
いやぁ、凄い試合やったなぁ〜。
高山vs諏訪魔の三冠戦の終盤も大概ムチャクチャやってましたけど、
長期戦になったジュニアタッグ戦とは正反対の、ノンタイトル戦だからこそできる序盤からの真っ向勝負かつ短期決戦で中身は濃かった。

杉浦本人が言う様に確かに歳は重ねていますが、
今が全盛期か?
と思わせる充実っぷりも確認できたので、潮崎とのタイトル戦には期待をしたいですね。
あれなら、ベルトを巻かせても…とは思いましたが、森嶋に挑戦した時がアレでしたから、程々に期待をしときます。
あと本音を言えば、高山がよりによって今のオーちゃんを相手に、しょっぱい試合をした上に星を譲る器量があるならば、
杉浦よりも先に潮崎のベルトに挑戦表明をしてもらって、勝ち負けは別にしてノアにとっては高い壁である事をアピールしてほしかった。

あまりファンのニーズがない(と思われる)森嶋とのタッグに拘る健介よりはマシかも知れませんが、な〜んか、ねぇ。
★聖鬼軍vs秋山&KENTA
時間が経てば経つほど評価し難い試合になっちゃいましたね。
試合全体を振り返えれば…
田上は良くも悪くも普段通りでしたが(?)、
期待通りにKENTAが意地を見せて、表面上はハードな試合になったので満足はしていたんですけど、
川田が想像以上に三沢選手が亡くなった事を重く受けとめていた為なのか?
秋山に対してはもちろんKENTAに対してムキにはならず、
あくまでセレモニー有りきのノア参戦っぽかったのは、
これだけ時間が経ったからこそ書きますが、寂しいものがありますし、もったいないですね。

ノアはノアで、仲田ぷ〜氏がやっぱり院政を敷いているからか、
川田の参戦を点から線に繋げるつもりが皆無なのは『オイオイ!』感があるし、
川田は川田で、現行のハッスルがバーニング!されてからの主戦場をゼロワンにする意向みたいだし、
この日の実質的な主人公だったKENTAはヒザ負傷により、まさかの長期離脱。
このままならヨシナリと大差ないポジションになりそうな秋山にしても…ね。

今のノアにとって、外部の選手の参戦を点から線に繋げるのは、こんなにも難しい事だったのか?
ビッグマッチで、ヘビーの選手とジュニアの選手の光りを当てるバランスを調整するのは、こんなにも難しい事だったのか?
うーん、巧くいかないですね。残念。
ノアには、何とか踏張ってほしいのですが…
※ユー何とかより

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全カードが発表された時は
『メインはともかく、他のカードはちょっとなぁ』
と思ってましたが、終わってみればお祭りの色は武道館よりも薄めになっていて、
大阪のお客さんがいかにも喜びそうな荒めの試合内容で、終始よく盛り上がってましたね。
メイン後のセレモニーとの緩急もついていたと思います。

武道館で実際に闘った二人には申し訳ないけど…
潮崎vsアキトシみたいに、観客よりも天国の三沢選手を意識しているかの様な試合になって、
観る側が必要以上にしんみりさせられるメインというのを、
三沢選手が基本的に望んでいたかどうか?は微妙な訳で。
結果的には大阪編の方が僕は好きですね…。
ここからは、主要試合をさらさらっと振り返りましょう。
★小橋と蝶野と潮崎のトリオ結成
接待モードだったのか武道館同様コンディションが悪かったのかは定かではありませんが、
ここ最近のビッグマッチ以上に馬場さん化していた様に見えた小橋と完全に相反する様に、
蝶野がやたら元気だったところが印象に残りましたね。

もうちょっと潮崎を立ててあげりゃあいいのに…
とも思いましたが、フィニッシュは譲ってましたし、
蝶野があれぐらい元気だったからこそ、思ったより面白い試合になったのなら、まぁええのかな、と(笑)
力皇とヨネはあんなもんでしょうけど、アキトシはもうちょっと牙をむいてほしかったですね。
★ジュニアタッグ選手権
普段の新日本を観ていないから、と言ってしまえばそれまでですが、
アウェーのリングながらも持ち時間を長く与えられていた邪&外が、
実に外敵らしく憎々しい良い仕事をしてましたね。

あれだけ良いタッグチームが、な〜んで新日本のタッグリーグでは毎年扱いが悪いんでしょうねぇニヤニヤ、みたいな(苦笑)
普段カッティングをしないからか、金丸がデコを深く切られ過ぎたっぽい上に、
試合中には包帯を巻く等の応急措置をしてもらえなかったのは気の毒でしたが、

明らかに普段とは違う金丸の姿が観れたし、
『あーいう表情の作り方もできるんやん』
とちょっと金丸に感心もしましたね。
ただ、鼓太郎とのタッグはやれる事はやり尽くしたんじゃないすかね。
皆言ってるとは思いますが。
鼓太郎が、今のベビーとヒールの半端なポジションから脱却するタイミングの判断ができたら、
石森&マルビンにベルトを譲るでしょうけど、そこまでファンが金丸と鼓太郎のタッグ自体を気にかけてくれるのか…?
★高山vs杉浦
いやぁ、凄い試合やったなぁ〜。
高山vs諏訪魔の三冠戦の終盤も大概ムチャクチャやってましたけど、
長期戦になったジュニアタッグ戦とは正反対の、ノンタイトル戦だからこそできる序盤からの真っ向勝負かつ短期決戦で中身は濃かった。

杉浦本人が言う様に確かに歳は重ねていますが、
今が全盛期か?
と思わせる充実っぷりも確認できたので、潮崎とのタイトル戦には期待をしたいですね。
あれなら、ベルトを巻かせても…とは思いましたが、森嶋に挑戦した時がアレでしたから、程々に期待をしときます。
あと本音を言えば、高山がよりによって今のオーちゃんを相手に、しょっぱい試合をした上に星を譲る器量があるならば、
杉浦よりも先に潮崎のベルトに挑戦表明をしてもらって、勝ち負けは別にしてノアにとっては高い壁である事をアピールしてほしかった。

あまりファンのニーズがない(と思われる)森嶋とのタッグに拘る健介よりはマシかも知れませんが、な〜んか、ねぇ。
★聖鬼軍vs秋山&KENTA
時間が経てば経つほど評価し難い試合になっちゃいましたね。
試合全体を振り返えれば…
田上は良くも悪くも普段通りでしたが(?)、
期待通りにKENTAが意地を見せて、表面上はハードな試合になったので満足はしていたんですけど、
川田が想像以上に三沢選手が亡くなった事を重く受けとめていた為なのか?
秋山に対してはもちろんKENTAに対してムキにはならず、
あくまでセレモニー有りきのノア参戦っぽかったのは、
これだけ時間が経ったからこそ書きますが、寂しいものがありますし、もったいないですね。

ノアはノアで、仲田ぷ〜氏がやっぱり院政を敷いているからか、
川田の参戦を点から線に繋げるつもりが皆無なのは『オイオイ!』感があるし、
川田は川田で、現行のハッスルがバーニング!されてからの主戦場をゼロワンにする意向みたいだし、
この日の実質的な主人公だったKENTAはヒザ負傷により、まさかの長期離脱。
このままならヨシナリと大差ないポジションになりそうな秋山にしても…ね。

今のノアにとって、外部の選手の参戦を点から線に繋げるのは、こんなにも難しい事だったのか?
ビッグマッチで、ヘビーの選手とジュニアの選手の光りを当てるバランスを調整するのは、こんなにも難しい事だったのか?
うーん、巧くいかないですね。残念。
ノアには、何とか踏張ってほしいのですが…
※ユー何とかより

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コメント
コメント一覧 (4)
金丸・鼓太郎はタッグタイトルを落とす→
タッグを解消→
二人でタイトルマッチ→
鼓太郎奪取
この流れが自然のような気がします
メインはKENTAが川田に対し攻撃した後、屈伸を見せたのがカメラに捉えられなかったのがアレでしたね
今は持ち直してくれていたらいいのですが。
蝶野は新日本でも、スポット参戦により巧くコンディションを作れてる様ですね。
あれは案外下の世代への良い見本かも知れません。練習嫌いと時間にルーズなのは困るけど(笑)
邪外はJr.部門のマッチメイク担当だから普段の勝率は低いです。大技皆無の彼等がノワヲタから評判良い訳が無い(火暴)
金丸&鼓太郎はやり尽くしたというか三沢事変と欠場者ラッシュで整合性を喪ったのが不憫ですね。
マルビンは契約を切られてメヒコに帰される噂が絶えませんが、どうなんでしょうねえ?
高山はGHCに絡まないならここで杉浦に負けとけば良かったのに(火暴)
森嶋&健介は"下請け会社"健介オフィスの保身策でしょうから(ry
川田は……ノーコメントで。
GHC Jrタッグは邪道&外道が素晴らしかったのを前提ですが、金丸&鼓太郎が思っていた以上に邪道&外道のペースに呑まれる事無く、自分のプロレスが出来た事に高く評価しています。
鼓太郎もあの試合では比較的地味でしたが、ちゃんと存在感も出していましたし、3選手に見劣りしなかったのがとても良かったと思いますよ。
でも、そう考えると前シリーズ最終戦のインフルエンザ欠場はあまりにも痛いですが。 分裂しかねない流れなので。
高山vs杉浦は、ここ最近のNOAHの試合スタイルが徐々に短時間で激しい試合というのが多くなってきたので、その布石とも言える素晴らしい内容だったと思います。
特に杉浦に関しては、是が非でも潮崎とNOAHヘビー2大エースという流れになって欲しいですが、潮崎、杉浦の2選手以外のヘビー級選手の差が空き過ぎるのもちょっと悲しいですねぇ。
そういう意味では後々落胆してしまう試合だったかもです。
メインのタッグは、今のNOAHに川田は必要ないと思わせる1戦だったかも?
川田の熱が完全に熱くならなかったという結果よりも、今のNOAHに継続参戦しても、ファンがノスタルジックに浸って、そのまま川田も衰退してそれで終わりといった流れになりそうだったので、今回に限っては線にならなくて良かったかも、と思っています。
あの田上と今、聖鬼軍としてやっても、川田とその対戦相手が輝けるというのが、あのメインを通じて、とても感じられなかったので川田はまたNOAHを離れて独自路線を突っ走って欲しいですよ。