今回は、2010年3歳クラシック第1弾・桜花賞のレース回顧を…

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混線模様も終わってみれば、アパパネが着差は僅かながらもマイルでは格が違うところを見せ付けるレースレコードの快勝劇!

国枝師からすれば、計算通りなんでしょうけど、独自の調教パターンで最高の結果を残したのはさすがですよね。

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鞍上・蛯名も、ドリジャニでの朝日杯勝ちこそありましたが、しばらくの間重賞戦線で目立てなかった欝憤を晴らすかの様な、堂々の騎乗。

岡部さんが桜花賞ではダンスインザムードに乗せてもらえなかったり、横山ノリの追い込み策がハマっても勝ち切れなかったりと、巡り合わせの部分が多々あるとはいえ、

今回の様な見事な人馬一体っぷりを見てしまうと、長年関東の騎手が桜花賞に勝っていないなんて嘘ちゃうか?って思いましたよ(苦笑)

リハビリ中の武豊も復帰に向けて気合いが入った事でしょう。

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今年の桜花賞への流れを思いかえしてみれば…

現役屈指の良血馬あり・笠松からの挑戦有り・思わぬ形でハードなローテーションを課せられながらも見せ場たっぷりの競馬を魅せた馬ありと、

アパパネがチューリップ賞で不覚…

いや、チューリップ賞を勝ったショウリュウムーンも健闘したから決して不覚でもないんでしょうけど、

とにかくアパパネが絶対的な存在ではなかったり天気が微妙だった関係で、桜花賞本番もさまざまな角度から予想ができましたし、

レース自体も、桜花賞で実績のあるジョッキー達が、芝状態を把握した上で積極的な騎乗をしていた事で上位に入れた様に見えて、後ろに居た馬に見せ場がなかったのも説得力があった。

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レーティングの面で、今回の着差ではさすがにダイワスカーレットやブエナビスタにはかなわないでしょうけど、

アパパネが底を見せていない事でオークスに向けていい具合で興味を繋げれそうなところを加味すれば、ひょっとしたら阪神改修以降は一番中身が濃い桜花賞だったんじゃないか?と思ったりなんかして…

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オウケンサクラに関しては、ファンもマスコミも皆指摘していて、陣営も神経を遣っていたというハードなローテーションの反動を度外視すれば、

フラワーCのパフォーマンスを見れば決して買えない事はない。

実際、真のギャンブラーはそーいう要素を度外視できるもんでしょうし…ね。

ちなみに、実馬券は買わなかったそんな僕の今回の本命はラナンキュラスでした。

馬場アナウンサーの名調子に乗って桜花賞を勝った、母ファレノプシス同様にトライアルで勝ちきれなかったレースを内容をみたら…

と期待をしていましたが、高速決着の代償で骨折をしてしまったらどーにもならんわなぁ。

残念。

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対抗は、さとてっちゃんがラチ沿いを走って粘り腰を見せる!とヤマを張ってのショウリュウムーンだったのですが、オークスでの巻き返しも有り得る馬でしょう。

よって、予想の面で一番悔しかったのは『どう考えてもこれは臭い』とわかっていながらも無印にしたエーシンリターンズ!

先週頭のABCラジオの競馬の番組の中で、負傷から復帰以降は連対率が良いユーイチが、テン乗りなのに『一発を狙う』と自信ありそうな事を言っていたのもあるし、

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競馬予想TVで水上氏が

『母方の血でヨーロッパ色が強いのは桜花賞に合うと思うし、鞍上が岩田から牝馬が巧い福永に変わるのは絶対にプラス』

と強調していたし、

ついでに書けば重賞で幾ら頑張っても、なかなか人気にはならないというエイシン(エーシン)ならではの馬だから、

気にはなっていたのですが、何せ馬場アナウンサーのラスト実況というのを重視したもんで…(苦笑)

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ところで、先程も書きましたが、この桜花賞を最後に関西テレビの馬場アナウンサーが競馬実況から勇退しました。

残念ながら(?)アパパネの快勝により大波乱にはならなかったので、

荒れれば荒れる程際立つ馬場アナウンサー独特の名調子はそこまで印象には残らなかったのですが、

偉大なる先輩・杉本清さんもジョッキーマスターズを除くラスト実況の宝塚記念はタップダンスシチーの一人舞台でしたから、そーいうのも一つの運命みたいなもんなんでしょうね。

ちなみに、あまり皆触れていない範囲での、馬場アナウンサーの思い出の名実況を挙げておきますと…

エリモシックが、一本かぶりの人気を集めていたダンスパートナーを直線斬り捨てたエリザベス女王杯になりますかね。

『エリモエリモエリモ、エリモシック!京都は的場均!やっぱり京都は的場均!』

馬場アナウンサー、おつかれさまでした(一礼)

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