今回は、ゴールデンウィークに開催された競馬の大一番・天皇賞(春)と、かしわ記念のレース回顧を…

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って書きながらも天皇賞(春)はですね、

『まず関東馬を切る』

ところから始めた予想と馬券がかすりもしなかった事もあって、

思い出すだけでも辛いものがあるから、あんまり振り返りたくはないですよ、みたいな。

フォゲッタブルが飛んだだけが理由では無さそうな、レース直後のスタンドのあの微妙なざわつき方は実に正しいと思います。

馬場アナウンサーが実況をしていたら、どんな魂の叫びの言葉を残していたのやら(苦笑)

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距離適性が怪しい馬が居たのは事実ですがそれを差し引いても、

1、2着に入った馬以外の有力馬と騎手の実にだらしない事。

あれでは、下馬評通りに低レベルのメンバーだったといわれても仕方ないでしょう。

折角MIKAMIさんのブログでいろいろあった末に、

架空本馬場入場を考えた者としては、真面目に考えた時間を返してくれ、といいたいぐらい(悲)

皮肉なもんで架空本馬場〜を書いていなければ、メイショウドンタクが登録していた事も気付かなかった訳ですが、それはまた別の話になりますね。

とにかく…

レース映像を何回観ても、道中先行策&京都の長距離戦では勝利の定番の四角早め先頭の作戦を貫いて、

あの位置どりとしては“極限”といっていい末脚を引き出したチョリース!の騎乗は、

ディフェンディング・チャンピオンとしてはほぼ完璧だったと思います。

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あれだけやったら、オーストラリア遠征を決断するのも理解できる。

まぁ、チョリース!はあまり好きな騎手ではありませんし、

マイネルチャールズの皐月賞でも今回ぐらいの横綱相撲の積極策でやっといてくれよ、とは思いました。今回は話が違いますが。

また、そんなマイネルキッツを交わしたウィリアムズの騎乗も見事。

ハードな調教でギリギリの状態に仕上げられていたであろうジャガーメイルを、

ちょっと遅かったかと思わせるタイミングで仕掛けて、最後測った様に差しきったのは、頭が下がります。

ウィリアムズは本当に天皇賞(春)は初優勝やったんか?みたいに思いましたもん。

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もっとも、今回の勝利で外国人のトップジョッキーから日本の競馬が更に舐められる様な気がするので、切ないものはありますが…。

でも、この二人以外の騎手はあまりにも…ねぇ。

なりゆきで先行策をとったら、後ろにいた騎手がだらしなくて思わぬ形で3着に粘ってしまった(様に見えた)コーシローと、

レース前夜の『競馬予想TV』での“危ない人気馬”扱いが驚くぐらいに的中して、

ゲート入りの段階でモロさを見せたフォゲッタブルは、GI馬に見合うレベルではなかったので、

ほんのちょっとだけ同情の余地がある内田博の評価は保留をしておくとして、

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僕が◎を付けた社長なんて、後ろで折り合いをつけていたのはいいけど、

最大の武器であるスタミナを発揮する機会すらなく、ペースを言い訳にするにしても、どうやって勝ちにいきたかったのかがわからなかった。社長らしくない。

そういえば、僕が競馬方面で非常にお世話になっている方がレース直後に

『長距離のレースが減っていく事に比例して、騎手が長距離戦に乗った時の騎乗技術が退化している』

と厳しいコメントをしてましたが、

柏木集保さんは『ペースは時計程に厳しくは無かった』と書いていて、あーいう結果に終わった以上、

残念ながら…

という前置き付きで認めざるを得ない。

江田照の自爆なんかはモロにそうでしょうし、

『前に行くと勝ちきれないから、一か八かで』

とのコメントをしていたアンカツなんかは、その象徴だったのかもしれない。

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まさかの道中後方待機策→最後の最後まで動けず

だなんてしょぼい騎乗は、

かつてザッツザプレンティの菊花賞での好騎乗や、

スズカマンボで大穴を開けたのと、同じ騎手のやった騎乗とは思えない。

まるで、ダンツフレームに乗った時の武豊のようでした…。

今回見せ場を作れなかった有力馬達の多くは、宝塚記念にスライドするのでしょうが、

今度こそ、古馬の中距離GIとしてもうちょっとまともな、

馬券を買う値打ちがあると思わせるGIレースを見せてくれ!

でなきゃアクシオンにあっさり勝たれてしまうぞ!?

と書いておいて、天皇賞(春)については締めておきます。

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ここからは、かしわ記念について。

てっきり、圧倒的人気を背負ったエスポ君があっさり勝つんやろーなぁ、と思ってましたが、やはり公営競馬でのフリオーソはしぶとい。

これが一番印象に残りました。

エスポくんが本調子ではなかったとはいえ、あれだけ粘ったら判官贔屓を通り越した応援をしてしまいましたよ(笑)

エスポくんは、塩入代表によると、帝王賞をパスして(良かったねヴァーミリアン 笑)ブリーダーズカップ挑戦に向けて具体的に動いていくみたいですが、

砂に脚をとられて何かあったのか、ウイニングランをやれなかった辺り確実にダメージはあった筈。

今回の勝利で日本のダートには敵はいない事を改めて証明したからこそ、しっかりとケアをして日本競馬史に残る大偉業を…

の期待を、今は少ししだけておきましょう。

頑張ってほしいなぁ…。

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