秋分の日に行なわれた、アイスリボン後楽園大会のサムライ中継を観ました。

なお、バルコニーで一悶着あった件はこちらではノーコメントで(爆)

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※公式ホームページ
まずはこの日の総括。

独裁者が丸坊主になった時点である程度予想はできましたが、

それでも予想した以上に

『独裁者の、独裁者による、独裁者の為の』

興行になってましたね。

前もって後楽園大会のサブタイトルに独裁者の“デビュー15周年記念興行”と銘打っといてくれたら『そんなもんやろ』と割り切れたのですが、

終始胸に何かがつっかえる様な感覚に襲われたまま、りほちゃんの次に独裁者がマイクで締めて無理矢理ハッピーエンドにされてしまった様な…

後半の試合内容が悪かったって訳じゃないのですが、『プロレスでハッピーに』というには距離がある違和感が残る興行だったなぁ、と。

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何故違和感があったのか?

それはもう、当初独裁者は里村と闘う事とアイスリボンvs仙台の全面対抗戦!をアピールしていて、

ユーストリームを駆使したり週刊プロレスのバックナンバーを取り寄せてまでその機運を高めようとして、

実際仙台の私設応援団のメンバーまでは確実に届いていたのに、

後付け後付けで、主要試合にJWPとの絡みが組み込まれた事に尽きると僕は勝手に思っています。

ハトえもんさんにも概ね賛同してもらえたので自分のところにも書きますが、

団体の象徴である日向が引退した後、大方のプロレスファンが予想した通りJWPを凋落させた戦犯であろう、

ブッカーのボリショイ、そして後楽園大会以降は元エースの春山までもを、

それまでは米ちゃん以外のJWP勢とはそこまで密接な関係ではなかった独裁者とアイスリボンが、

vs仙台ほどの大がかりなストーリーも作らずに全力でバックアップor救済していくのって、僕は理解も賛同もできない。一体何なんやろ?

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また、JWPの主催興行なのに独裁者の発信するストーリーにまんま乗っかっていて、しかも独裁者にオイしいところを全部持っていかれていて、

しかも現時点では開催予定も無いのに『スマッシュの女子部門のみの興行に参戦して活路を見いだそう!』というノリで選手総出で乗り込んだら、

スマッシュの客に反発を食らってしまって、それ以降はスマッシュに呼ばれていないJWPに、老舗団体の意地は無いのか?

万が一日向が復帰したくなったらどーすんだよって話で。

こんな状況をさらけだすなら、極端な話NEOよりもJWPがクローズすればいいのに…と思いましたし、

もしかしたら独裁者って(実際に居るのかどうかは知りませんが)JWPの男性スタッフか、

コミッショナー役のデイリースポーツの胡散臭い髪の毛のおっちゃんと付き合ってるんちゃうか?って邪推してしまいましたよ(苦笑)

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更に話にかぶせたらですね。

独裁者が、自らの15周年記念興行でやっとけば相当なインパクトを残したかも知れない髪切りをJWPでやった事と、

ビジネスの交渉を一切していなかったスマッシュに対して、

勝手に対戦カード案を公表する形でフライングをした(らしい)事も含めて評価するならば、

最近の一連のパフォーマンスに関しては“狂気の沙汰”という印象しか残らない。

個人的には、何やかんやあって週刊プロレスの表紙をゲットした人が、

東スポプロレス大賞を目指す事を最大のモチベーションにしているという独裁者について、

あーだこーだ言ってる流れには興味は無い。

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しかし、あれだけ沢山弟子を抱えながら(既存の女子プロレスとは客層が違うという意味で)一番オイしい筈のスマッシュとは弟子を絡ませる意志は皆無だったり、

対抗戦で敗れた後、勝ち誇る仙台勢に一泡吹かせる!為に、りほちゃんの背中に更に大きな荷物を背負わせる様なアピールをさせたりと、

弟子の扱いがちぐはぐといなのも引っ掛かるねんなぁ。

まぁ、そんな独裁者でも真琴からは微妙ながらも他の弟子達からはあれだけ慕われているんだから、

かつてのガトクーみたいに自分が作った団体を木っ端微塵に粉砕したり、という失敗を繰り返したりはしない…

とは思いますが『仁義を通さない奴は大嫌いだ』と自虐的な事を言う高橋奈苗がスターダムを旗揚げしてからは果たしてどーなる事やら、とは凄く思いました。

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今更ながら、この日の試合についてざっくりと(笑)

vs仙台のイリミネーションマッチは、

ハイスピード王座を無かった事にしているなつきさん(笑)がいた事はムチャクチャ心に引っ掛かるものがありましたし、

あーいう形で“消された”事で、更に別格の存在である事が印象に残った水波は、

もうアイスリボンとは絡ませずに仙台でのベテラン越えに専念する方がいい様に思いました。

でも、肝心の試合自体は面白かったと思います。

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毒が無い分、全女の対抗戦時代みたいに殺伐とはしてないけど、泥臭い仙台勢と向かい合ったら、アイスリボン勢は華があった様に思う。

試合中もあれぐらい意地がむき出しになるのは女性ならではっぽくて、観ていて気持ちがいい。

ただ、弟子同士の交流は頻繁にはやらない方がいいでしょう。

昔の新日本vsUインターじゃないけど、基礎体力の面で…ねぇ。

ここら辺のさじ加減に、プロデューサーのセンスが問われるのですが、果たして?

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米ちゃんvs帯広ちゃん。

最初は、JWP無差別級のベルトを茶化す目的で第一試合か第0試合でやればちょうど良いのに…

と思ってましたが、大舞台で挙動不審を通り越してボロを出して、

ファンから呆れられるぐらいなら、あーいう形でスパッと介錯される方が良い。

変な話、興行のメリハリはついた様に思うし。

ただ、この日夜の試合の為に帯広ちゃんとの試合に巻きが入った筈の、米ちゃんの夜の試合がつまらなかったらしいのは、かなり辛いものがあるわなぁ…。

里村vs独裁者は、ネクストがあるなら是非仙台でやってほしい。

独裁者が仙台の超アウェイのシチュエーションで、

精神面のバランスを崩したりして里村をケガさせずに今回の様な良い試合を見せたならば、里村も認めると思うんやけどなぁ。

それでは今回は、下の画像で締めさせていただきま〜す…

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※ユー何とかより

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