…という訳で、ナカヤマフェスタが2着に入った第89回凱旋門賞をスカパー・フジテレビ721(旧名)による生中継で観させていただきました。
※PC版スポニチホームページより
一頭取り消しになって、結局19頭参戦しながらも単勝一番人気・ベカバッドのオッズが6倍台という混戦模様。
天気こそ回復したものの非常に悪化していた馬場が、ナカヤマフェスタの脚質にハマった事が要因としては大きかったのですが、
それでも11番人気の下馬評を覆して余りある説得力のあるレース内容で、堂々の2着!と言い切っていいのではないでしょうか。
国際レベルのレイティングでも高い評価を受ける事になりそうだとなると、今年の年度代表馬の最有力候補になりましたよね。素晴らしいと思います。
ここからはレースを振り返って。
レース展開としてはナカヤマフェスタは道中、引くぐらいの馬群の団子状態の後方にいたものの、
途中ごちゃついた隙を付き下り坂で一気に前進。
あそこで躊躇しないのが“世界の蛯名”ならではという事か。
そして、直線のグリーンベルトをじわじわっと、かつ力強く伸びてきた姿はそれこそステイゴールド産句ならではのものだと思った。
ワークフォースとの叩き合いは最後脚色が一緒になっていたものの
『勝った!』
と錯覚する様な場面は確かにあり、
しかも着差は頭ときたもんだから非常に惜しかった。
でも、ワークフォースはワークフォースで、イギリスダービー馬でここまでの実績は文句無し。
前走(キングジョージ)を折り合いを欠いて敗れた為、7番人気になっていたものの敗戦を教訓にして、
道中馬込みに入れて直線あれだけの末脚を爆発させた訳で…
しゃーないわなぁ。
慰めにもなりませんが、叩き合った相手が悪かったか。
僕としてはそれよりも、3歳馬と古馬であれだけ斤量差を付けるルールは、ええ加減何とかならんもんか?とは思うけど…
これを書いている段階では蛯名と二ノ宮師のコメントがUPされていないので、あまり適当な事は書けませんが、
できる事なら人馬共に胸を張って日本に帰ってきてほしいなぁ。
さてさて。
今回のナカヤマフェスタの凱旋門賞の挑戦プランのポイントは、
エルコンドルパサーの時と違って凱旋門賞が最後ではない、という点。
エルコンドルパサーの時は、二ノ宮師が各方面から批判をされる事を覚悟して
『凱旋門賞はフランスにしてからの計画通り、究極の出来に仕上げました。これ以上の出来にはできません。申し訳ありませんが凱旋門賞を使って引退させます』
と言っていたのですが、ナカヤマフェスタの場合はケガをしていない限りは、
年内…もしかしたら来年も現役を続行する筈なんですよね。
もう一度凱旋門賞に挑むかもしれないし、
父ステイゴールドとなると、当時のゴドルフィンのエース・ファンタスティックライトが恥をかかされたドバイからは間違いなく招待状が届くでしょう。
すっげぇ楽しみ(笑)
ここからはどっちゃでもええ範囲の話を書きますが、
星の数ほどある海外の国際GIレースの中でも、ぶっちぎりでグレードが高いレースで日本馬が勝ち負けをして、
直後凱旋帰国をして日本のGIレースでも勝ったのって、失格になったディープインパクトは別扱いにして考えれば、
古くはタイキシャトル、ちょっと前ならアグネスデジタルやトゥザヴィクトリー、最近だとアドマイヤムーンとブエナビスタぐらいか?
キングジョージであわやの見せ場を作ったハーツクライなんかはモロにそうでしたが、
二ノ宮師のコメントを裏付ける様に海外遠征で燃え尽きるケースも多々あり、あまり思い浮かばなかったりします。
そんな中でナカヤマフェスタがジャパンカップターフor有馬記念に参戦してきたら、
宝塚記念では誰もが我が目を疑う様な勝ち方を見せたナカヤマフェスタを、日本のファンはどれぐらいの人気に支持するのか?
これは楽しみですね。
あと、ヴィクトワールピサについて。
19頭中7着という結果を、健闘したと評価する人は少ないのかも知れませんが、
僕なんかは、馬場も向かなきゃペースもまず向かない、距離適性も怪しいと見ていて、
それに加えて今のコンディションの武豊が『一発を狙う』とラッパを吹いても、力の面でホームランをかっ飛ばすのは至難の業。
よって、目を覆いたくなる様なボロ負けをするやろーと思っていたので、思ったよりは…という感じなんですよね。
もちろんこちらも現役を続行するのでしょうが、
これも『できる事なら…』というレベルのリクエストを書けばですね、
今秋はナカヤマフェスタとカチ合わないレースを選んで…
具体的に書けば、次は香港国際競争を使ってほしい。
例えばジャパンカップターフで直接対決が組まれたとして、
もしヴィクトワールピサが快勝したらしたで競馬ファンはどっちらけになりそうやし、
負けたら負けたで
『何独り相撲をしてピークが過ぎとんねん』
となりそうで…なーんか、ねぇ。
とりあえずはエスポ君とレッドディザイアが挑戦するブリーダースCはありますが、
これらの海外遠征中の馬の去就とブエナビスタの新たな鞍上が誰になるのか?を、今秋のGIロードの最大のポイントとして見ていきたいですね。
なお、今回の題名は蜂谷薫アナがエルコンドルパサーの凱旋門賞をロンシャンで実況した時、
最後の最後モンジューに交わされた直後にゴールした瞬間、
落胆していたであろう感情を押し殺して2着に入った快挙を讃えるべく叫んだ
『エルコンドルパサー2着!おめでとう!』
の実況を勝手にアレンジしました。
ポニーキャニオンから発売されている『エルコンドルパサー/王者の飛翔』のDVDに収録されている凱旋門賞の実況の声の裏で、
この蜂谷薫アナの“魂の叫び”も聞き取れるので、機会があれば是非ご確認を、という事で。
話はそれましたが、ナカヤマフェスタも二ノ宮厩舎のスタッフも蛯名も、本当に皆頑張りましたよ…
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天気こそ回復したものの非常に悪化していた馬場が、ナカヤマフェスタの脚質にハマった事が要因としては大きかったのですが、
それでも11番人気の下馬評を覆して余りある説得力のあるレース内容で、堂々の2着!と言い切っていいのではないでしょうか。
国際レベルのレイティングでも高い評価を受ける事になりそうだとなると、今年の年度代表馬の最有力候補になりましたよね。素晴らしいと思います。
ここからはレースを振り返って。
レース展開としてはナカヤマフェスタは道中、引くぐらいの馬群の団子状態の後方にいたものの、
途中ごちゃついた隙を付き下り坂で一気に前進。
あそこで躊躇しないのが“世界の蛯名”ならではという事か。
そして、直線のグリーンベルトをじわじわっと、かつ力強く伸びてきた姿はそれこそステイゴールド産句ならではのものだと思った。
ワークフォースとの叩き合いは最後脚色が一緒になっていたものの
『勝った!』
と錯覚する様な場面は確かにあり、
しかも着差は頭ときたもんだから非常に惜しかった。
でも、ワークフォースはワークフォースで、イギリスダービー馬でここまでの実績は文句無し。
前走(キングジョージ)を折り合いを欠いて敗れた為、7番人気になっていたものの敗戦を教訓にして、
道中馬込みに入れて直線あれだけの末脚を爆発させた訳で…
しゃーないわなぁ。
慰めにもなりませんが、叩き合った相手が悪かったか。
僕としてはそれよりも、3歳馬と古馬であれだけ斤量差を付けるルールは、ええ加減何とかならんもんか?とは思うけど…
これを書いている段階では蛯名と二ノ宮師のコメントがUPされていないので、あまり適当な事は書けませんが、
できる事なら人馬共に胸を張って日本に帰ってきてほしいなぁ。
さてさて。
今回のナカヤマフェスタの凱旋門賞の挑戦プランのポイントは、
エルコンドルパサーの時と違って凱旋門賞が最後ではない、という点。
エルコンドルパサーの時は、二ノ宮師が各方面から批判をされる事を覚悟して
『凱旋門賞はフランスにしてからの計画通り、究極の出来に仕上げました。これ以上の出来にはできません。申し訳ありませんが凱旋門賞を使って引退させます』
と言っていたのですが、ナカヤマフェスタの場合はケガをしていない限りは、
年内…もしかしたら来年も現役を続行する筈なんですよね。
もう一度凱旋門賞に挑むかもしれないし、
父ステイゴールドとなると、当時のゴドルフィンのエース・ファンタスティックライトが恥をかかされたドバイからは間違いなく招待状が届くでしょう。
すっげぇ楽しみ(笑)
ここからはどっちゃでもええ範囲の話を書きますが、
星の数ほどある海外の国際GIレースの中でも、ぶっちぎりでグレードが高いレースで日本馬が勝ち負けをして、
直後凱旋帰国をして日本のGIレースでも勝ったのって、失格になったディープインパクトは別扱いにして考えれば、
古くはタイキシャトル、ちょっと前ならアグネスデジタルやトゥザヴィクトリー、最近だとアドマイヤムーンとブエナビスタぐらいか?
キングジョージであわやの見せ場を作ったハーツクライなんかはモロにそうでしたが、
二ノ宮師のコメントを裏付ける様に海外遠征で燃え尽きるケースも多々あり、あまり思い浮かばなかったりします。
そんな中でナカヤマフェスタがジャパンカップターフor有馬記念に参戦してきたら、
宝塚記念では誰もが我が目を疑う様な勝ち方を見せたナカヤマフェスタを、日本のファンはどれぐらいの人気に支持するのか?
これは楽しみですね。
あと、ヴィクトワールピサについて。
19頭中7着という結果を、健闘したと評価する人は少ないのかも知れませんが、
僕なんかは、馬場も向かなきゃペースもまず向かない、距離適性も怪しいと見ていて、
それに加えて今のコンディションの武豊が『一発を狙う』とラッパを吹いても、力の面でホームランをかっ飛ばすのは至難の業。
よって、目を覆いたくなる様なボロ負けをするやろーと思っていたので、思ったよりは…という感じなんですよね。
もちろんこちらも現役を続行するのでしょうが、
これも『できる事なら…』というレベルのリクエストを書けばですね、
今秋はナカヤマフェスタとカチ合わないレースを選んで…
具体的に書けば、次は香港国際競争を使ってほしい。
例えばジャパンカップターフで直接対決が組まれたとして、
もしヴィクトワールピサが快勝したらしたで競馬ファンはどっちらけになりそうやし、
負けたら負けたで
『何独り相撲をしてピークが過ぎとんねん』
となりそうで…なーんか、ねぇ。
とりあえずはエスポ君とレッドディザイアが挑戦するブリーダースCはありますが、
これらの海外遠征中の馬の去就とブエナビスタの新たな鞍上が誰になるのか?を、今秋のGIロードの最大のポイントとして見ていきたいですね。
なお、今回の題名は蜂谷薫アナがエルコンドルパサーの凱旋門賞をロンシャンで実況した時、
最後の最後モンジューに交わされた直後にゴールした瞬間、
落胆していたであろう感情を押し殺して2着に入った快挙を讃えるべく叫んだ
『エルコンドルパサー2着!おめでとう!』
の実況を勝手にアレンジしました。
ポニーキャニオンから発売されている『エルコンドルパサー/王者の飛翔』のDVDに収録されている凱旋門賞の実況の声の裏で、
この蜂谷薫アナの“魂の叫び”も聞き取れるので、機会があれば是非ご確認を、という事で。
話はそれましたが、ナカヤマフェスタも二ノ宮厩舎のスタッフも蛯名も、本当に皆頑張りましたよ…
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