今回は、アパパネが歴史的な勝利をあげた秋華賞の、レース回顧他を書いていきましょう。
題名の通りに、アパパネが正攻法かつ横綱相撲とも言っていい堂々の走りを見せて、牝馬三冠+2歳牝馬GI制覇という偉業を達成した訳ですが…
個人的には馬券は思い切りはずしてしまいました。あ〜あ(苦笑)
でも、レース映像を観る限り、ゴールの瞬間に新聞を投げるバカタレは居ましたが非常に暖かい声援と拍手が飛んでいた様ですし、
レース確定直後の鞍上・世界の蛯名のホッとした表情と、実は自信満々だった様に思える勝利のアピールとのギャップは、逆にカッコ良く見えた。
僕が競馬を観始めてからはずっと西高東低の情勢だったのですが、
美浦の調教の定番パターンにこだわらず、歴史に風穴をあけた国枝師に対しても、リスペクトの感情しかない。素晴らしい。
JRAの今年のGIの中ではベストレース!といっていいぐらいに、説得力があり後味が良いレースだったんじゃないかと。
ここからは余談になりますが、僕、当時たまたま時間の都合がついてですね、
“2頭目の牝馬三冠馬”スティルインラブが秋華賞を勝った時と、
その翌週の菊花賞でネオユニヴァースが敗れ三冠を獲り逃した時、
あとディープインパクトが菊花賞を勝って三冠馬になったレースを、
それぞれウインズ高松のでっかいモニターで観たんですよね。
『勝って当たり前』のシチュエーションだったが故に、明らかにウインズでは浮いていたオバちゃんのグループが目立ったディープインパクトは別格扱いするとして、
スティルインラブの秋華賞と、今回のアパパネの秋華賞はウインズ高松の観客のテンションや盛り上がり方が違っていたところは、アパパネの勝ちっぷりと同じぐらい印象に残りました。
前者は、スティルインラブとアドマイヤグルーヴの下馬評がどっこいどっこいだった事もあり、
準メインどころかその前のレースから雰囲気が普段のGIよりもピリピリしてましてですね、
パドックぐらいになると濃い馬券命のおっちゃんがあちこちで『三冠…三冠…』て呟いていて、
本馬場入場辺りになると、『三冠頼むでー!』って声が飛ぶ始末。
レースが終わったら終わったで『やったー、三冠やぁ三冠!』とか『バンザーイ!』とか、馬券が堅く収まった事もあり、ごくごく一部ながらもお祭り状態。
当時は
『あぁ、これが牝馬三冠誕生の瞬間なのか』
とかしみじみとして、
翌週は、アンカツの四角先頭・押し切りの好騎乗によりネオが敗れ、
場内が虚脱感とため息に支配された為に、秋華賞とは正反対の意味でしみじみとしていました。
でも今回はですね、アパパネが四角で大外を回ってきた時から『おぉぉぉ〜』っと軽いどよめきが起こり、
ゴールの瞬間は歓声というよりは『ほぉ〜…』という、アパパネの強さに心底感心する空気が支配していて、バンザーイなんて浮かれた声は皆無。
偉業達成!かつ、馬券も比較的想定内の範囲で決まりそうだったのに、皆普通にモニターを観ていた雰囲気になってたんですよね。
一応審議になっていたから、という見方もあるにはありますが、
二週前のスプリンターズSで、馬券に絡む筈だった馬が思い切り降着になった瞬間に立ち合った事で、良くも悪くも免疫があった人が多かったからなのか?
必要以上に落ち着いていた様に思いました…
もっとも、僕もそうだったんですけど、ね。
そんな雰囲気を味わって帰宅して冷静に考えてみたんですけど、
本来ならば、ここまでの好レースがにも関わらずそーいう反応だった人が多かった点…
言ってみれば“熱”が足りなかったのって、ひょっとしたら秋華賞の馬券の売り上げが前年よりもダウンした事に匹敵するぐらいに、深刻な事態なんちゃうかなぁ、と。
ついでに書けばあさっての菊花賞なんて、エイシンフラッシュの回避が突然発表されてしまった…
最終追い切りの内容で浮き足だつ事もなく、歩様の乱れを察知して回避を決断した陣営を非難するつもりは一切ありませんが、
今年“も”ダービー馬が菊花賞に出走しない…まして今年は皐月賞馬も不在なんですよね。(居たところで昨年の例もあるけど)
観るだけにせよ馬券を買うにせよ、盛り上がりにくいったらありゃしない。
クラシックでは惜敗続きの馬があからさまな一頭かぶりになるシチュエーションじゃ、熱気もヘッタクレも無いわなぁ。
天皇賞(秋)があるとはいえど〜すんだろ、JRAは…?
ここからは、馬ごとの感想。
アニメイトバイオ…関西のGIで、関東馬に乗る後藤ヒロキ絡みの馬券なんて、僕には買えません。諦めがつきますよ(悲)
アグネスワルツ…まぁ、しゃーないでしょうね。
あれぐらい気持ち良く逃げてくれたから良いレースになったのは間違いない訳ですが、GIに勝つとなると…
サンテミリオン…あくまで鞍上次第ですが、次走は人気ガタ落ちでしょう。
結構真面目に馬券の狙い目やと思ってますが、陣営はどうんするかなぁ。
アプリコットフィズ…アニメイトバイオやワイルドラズベリーみたいな奇襲作戦ならともかく、
直線平坦コースでの真っ向勝負で、アパパネに先着できる力があるのはコイツだけやと思ってたんですけど、
結局そこまでの馬ではなかったって事ですかね。残念。
ぶっちゃけた話。
岩田や横山ノリ不在の状況だから、できる事ならGIで武豊と蛯名のワンツーフィニッシュを観たかった。過去もそーいう記憶は無いし(書いた途端思い出しそうですが)
ここならば…と期待していましたが、残念ながら叶わず。
う〜ん、いつまでもグジグシ書いてたって仕方がない。
あくまでハッタリ込みながらも前向きモードの菊花賞の展望は、日曜日に改めて書く事にします、たぶん。
よって今回はこんな感じで終わらせていただきます…
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個人的には馬券は思い切りはずしてしまいました。あ〜あ(苦笑)
でも、レース映像を観る限り、ゴールの瞬間に新聞を投げるバカタレは居ましたが非常に暖かい声援と拍手が飛んでいた様ですし、
レース確定直後の鞍上・世界の蛯名のホッとした表情と、実は自信満々だった様に思える勝利のアピールとのギャップは、逆にカッコ良く見えた。
僕が競馬を観始めてからはずっと西高東低の情勢だったのですが、
美浦の調教の定番パターンにこだわらず、歴史に風穴をあけた国枝師に対しても、リスペクトの感情しかない。素晴らしい。
JRAの今年のGIの中ではベストレース!といっていいぐらいに、説得力があり後味が良いレースだったんじゃないかと。
ここからは余談になりますが、僕、当時たまたま時間の都合がついてですね、
“2頭目の牝馬三冠馬”スティルインラブが秋華賞を勝った時と、
その翌週の菊花賞でネオユニヴァースが敗れ三冠を獲り逃した時、
あとディープインパクトが菊花賞を勝って三冠馬になったレースを、
それぞれウインズ高松のでっかいモニターで観たんですよね。
『勝って当たり前』のシチュエーションだったが故に、明らかにウインズでは浮いていたオバちゃんのグループが目立ったディープインパクトは別格扱いするとして、
スティルインラブの秋華賞と、今回のアパパネの秋華賞はウインズ高松の観客のテンションや盛り上がり方が違っていたところは、アパパネの勝ちっぷりと同じぐらい印象に残りました。
前者は、スティルインラブとアドマイヤグルーヴの下馬評がどっこいどっこいだった事もあり、
準メインどころかその前のレースから雰囲気が普段のGIよりもピリピリしてましてですね、
パドックぐらいになると濃い馬券命のおっちゃんがあちこちで『三冠…三冠…』て呟いていて、
本馬場入場辺りになると、『三冠頼むでー!』って声が飛ぶ始末。
レースが終わったら終わったで『やったー、三冠やぁ三冠!』とか『バンザーイ!』とか、馬券が堅く収まった事もあり、ごくごく一部ながらもお祭り状態。
当時は
『あぁ、これが牝馬三冠誕生の瞬間なのか』
とかしみじみとして、
翌週は、アンカツの四角先頭・押し切りの好騎乗によりネオが敗れ、
場内が虚脱感とため息に支配された為に、秋華賞とは正反対の意味でしみじみとしていました。
でも今回はですね、アパパネが四角で大外を回ってきた時から『おぉぉぉ〜』っと軽いどよめきが起こり、
ゴールの瞬間は歓声というよりは『ほぉ〜…』という、アパパネの強さに心底感心する空気が支配していて、バンザーイなんて浮かれた声は皆無。
偉業達成!かつ、馬券も比較的想定内の範囲で決まりそうだったのに、皆普通にモニターを観ていた雰囲気になってたんですよね。
一応審議になっていたから、という見方もあるにはありますが、
二週前のスプリンターズSで、馬券に絡む筈だった馬が思い切り降着になった瞬間に立ち合った事で、良くも悪くも免疫があった人が多かったからなのか?
必要以上に落ち着いていた様に思いました…
もっとも、僕もそうだったんですけど、ね。
そんな雰囲気を味わって帰宅して冷静に考えてみたんですけど、
本来ならば、ここまでの好レースがにも関わらずそーいう反応だった人が多かった点…
言ってみれば“熱”が足りなかったのって、ひょっとしたら秋華賞の馬券の売り上げが前年よりもダウンした事に匹敵するぐらいに、深刻な事態なんちゃうかなぁ、と。
ついでに書けばあさっての菊花賞なんて、エイシンフラッシュの回避が突然発表されてしまった…
最終追い切りの内容で浮き足だつ事もなく、歩様の乱れを察知して回避を決断した陣営を非難するつもりは一切ありませんが、
今年“も”ダービー馬が菊花賞に出走しない…まして今年は皐月賞馬も不在なんですよね。(居たところで昨年の例もあるけど)
観るだけにせよ馬券を買うにせよ、盛り上がりにくいったらありゃしない。
クラシックでは惜敗続きの馬があからさまな一頭かぶりになるシチュエーションじゃ、熱気もヘッタクレも無いわなぁ。
天皇賞(秋)があるとはいえど〜すんだろ、JRAは…?
ここからは、馬ごとの感想。
アニメイトバイオ…関西のGIで、関東馬に乗る後藤ヒロキ絡みの馬券なんて、僕には買えません。諦めがつきますよ(悲)
アグネスワルツ…まぁ、しゃーないでしょうね。
あれぐらい気持ち良く逃げてくれたから良いレースになったのは間違いない訳ですが、GIに勝つとなると…
サンテミリオン…あくまで鞍上次第ですが、次走は人気ガタ落ちでしょう。
結構真面目に馬券の狙い目やと思ってますが、陣営はどうんするかなぁ。
アプリコットフィズ…アニメイトバイオやワイルドラズベリーみたいな奇襲作戦ならともかく、
直線平坦コースでの真っ向勝負で、アパパネに先着できる力があるのはコイツだけやと思ってたんですけど、
結局そこまでの馬ではなかったって事ですかね。残念。
ぶっちゃけた話。
岩田や横山ノリ不在の状況だから、できる事ならGIで武豊と蛯名のワンツーフィニッシュを観たかった。過去もそーいう記憶は無いし(書いた途端思い出しそうですが)
ここならば…と期待していましたが、残念ながら叶わず。
う〜ん、いつまでもグジグシ書いてたって仕方がない。
あくまでハッタリ込みながらも前向きモードの菊花賞の展望は、日曜日に改めて書く事にします、たぶん。
よって今回はこんな感じで終わらせていただきます…
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コメント
コメント一覧 (2)
レースは観てませんが、サンテミリオンの名前が無かった瞬間、ディック東郷のプロレスを堪能した直後だけに、ショックはデカかったなぁ(笑)