今回は、グリーンチャンネルのドバイワールドカップデー生中継・後半戦を観た感想を…

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ちなみに今回の記事の題名は、ブエナビスタの鞍上・ムーアの、日本の大地震について聞かれた時のコメントの中の言葉なんですけど、おめでたい内容だから細かい事は目をつむって下さい(苦笑)

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地震やら原発やら計画停電やら買い占めやら自主自粛ラッシュやらで、日本中が恐ろしく暗く沈んでいるこの時期に、歴史的瞬間に立ち会う事ができました!

レース後、日本の為に男泣きをしてくれたミルコ・デムーロとヴィクトワールピサが日本から遥か遠いドバイの地で、

日本人スタッフが堂々と日の丸を掲げて、場内に君が代を大音量で流れて、

その場に居た日本人関係者が合唱するという、奇跡の様な光景を我々に見せてくれるなんて…

感動させられましたね。

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今回の快挙を、きっと喜んでいるであろうホクトベガ。

彼女が天国に召されて14年。

その時点の日本のダート最強レベルの馬が、次々と挑戦しては玉砕していく…

なお、今年は日本馬としては14回目の挑戦だったらしい。

そんなネガティブな歴史の積み重ねを見続けてきた関係で、

日本馬がドバイワールドカップを勝つよりも、

ナカヤマフェスタが昨年あわや!の見せ場を作った凱旋門賞を勝つ方が、もしかしたら早いんじゃないか、とまで思ってました。

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だから…

このタイミングで、ここまで劇的で説得力にあふれるレース、

しかもその立役者が、所属は“世界の”角居厩舎ながらも、

昨秋フランスで2回玉砕していたヴィクトワールピサだなんて、胸がいっぱいになった。

馬券を買う買わないは別にして、競馬を観てきて本当良かったなぁ、と。

さて、そんなドバイワールドカップのレース内容を振りかえるに。

出負けしていた訳ではないのに、最初のカーブでは後ろから数える方が早い位置どりから、

道中ペースが緩くなったら、イチかバチかor勝算があったからかは定かではありませんが、

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有馬記念の同じ様に早めに外から上がっていき、

また人気薄だった事で、他の有力馬がピサの奇襲色の濃い動きを見ても特に反応しなかった事も、今にして思えば大きかったかも知れない。

それで、ピサは向こう正面では二番手、直線では後ろにいた馬を意識しながら仕掛けて、直線早めに頭に立つ。

合田さんによると今日のオールウェザーは、昨年よりも力が要る馬場だったらしく、有馬記念でのブエナビスタの様な勢いで猛追してくる馬もおらず、

着差はあまり無かったものの快勝!と言っていい、素晴らしいパフォーマンスだったと思います。

ぶっちゃけた話、ヴィクトワールピサは直線が長いコースは合わないと思うし、

マークがきつくなると、あそこまでスムーズに先行集団にたどり着けるかわからないので、

次走予定の香港はともかく、ブリーダースカップや凱旋門賞でもここまでのレースができるか?となるとかなり微妙な気はしていますが、

それでも、今回のピサの勝利の値打ちは揺るがない事は間違いない訳で…

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予告通り?果敢に逃げたトランセンドと社長にしたって、

道中馬が見をしたり、早めに仕掛けてきたピサの射程距離に入りながらも、

直線なかなかバテないどころか二の脚を使って粘りに粘り、堂々2着を死守。

日本のダート最強馬が…という前記の歴史をリアルタイムで観て、辛い思いをしてきたもんだから、

結果的には今回は2着だったものの、おそらくブリーダーズカップの主催者から正式に参戦オファーされそうなぐらいに実力のある馬が出てきて、

そして騎乗していた騎手が

『勝てるんじゃないかと思った』

とコメントできる時代になったんやから、これはこれでなかなか感慨深いものがある。

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そうでなくても、今年は日本馬が5頭遠征しながらも日本人騎手は1人しか乗らないという変な状態で、

しかも体調があまり良くない筈なのに大健闘した社長の『ここ一番の勝負強さ』にも頭が下がります。

ブログの更新と、凱旋帰国が楽しみで楽しみで…


ところで。

やはり休み明けが響いたのか?

ムーアが『レースにならなかった』とコメントしたというブエナビスタと、

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シーマクラシックで、母エアグルーヴの血がこの特殊な環境では裏目に出たのか?

簡単に馬が引っ掛かって折り合いを欠いて玉砕した、ルーラーシップに関しての分析は、他の方にお任せします。

もうですね、これだけの歴史的快挙を見たら惨敗した馬の事は、今日はどーでもいい、みたいな…

とりあえずJRAは、今日の高松宮記念を筆頭に、

これ以上無い良い追い風を生かして、競馬人気の巻き返しに繋げていってもらいたいですね。

最後に。

今回ドバイに遠征した関係者の全ての皆さんと、全ての競馬ファンにおめでとうございます&ありがとうございます。

そして…

明日また、日本で生きるぞ!

※ユー何とかより

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