昨日は、映画『プリンセス トヨトミ』を観てきました。
瓢箪や、瓢箪や…

※公式ホームページ
≪以下ネタバレ注意≫
瓢箪や、瓢箪や…

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≪以下ネタバレ注意≫
岡田くんは『実は大阪国民だった』というそれなりに重要な設定があった割には若干線が細く見えたけど、
それ以外の主要キャストを演じた役者さん達の濃い目の演技は、
引っ掻き回し専門としての、自らのポジションをわきまえていた綾瀬はるかも含めて『素晴らしかった』という部類に入れていいんじゃないすかね。
でも、演技以外の部分の評価は厳しくなる…

大阪、全停止!
とか言うて、昔の底抜け超大作『首都消失』みたいなダイナミックな作品と見せかけて、
蓋をあけてみたら、大阪国に生まれた父と子の間では
『何やようわからんけど、王女と大阪国を守るんや』
という使命を語り継いでいく…という絆がストーリーのキモだった
という展開は、基本的には有りやと思います。
まぁ、ジョニーAデップさんによる
『大体、大阪人って世界で一番、口が軽そうな人種やのに…。絶対漏れるヤン。説得力皆無w』
のツッコミは大いに賛同しますけどね(笑)
で〜もなぁ…

同じ万城目先生の作品が原作の映画『鴨川ホルモー』での、
訳のわからない方向に針が吹っ切れた、CGフル稼働でのかなり独自の世界観を非常に楽しんだ者としましては、
ことあるごとに大阪独自の食文化が紹介されて、観光マップ的な色が重視されていた様な構成は、
いかにも
『東京の人が、ビジネスとして監督を務めた大阪が舞台の映画』
という感じがして違和感があった。
また、前半の比較的たんたんとした謎解きを経てOJOの実体を突き止めて以降は、
心地よいスピードで一気に風呂敷を思いきり広げて
『エンディングはどないなるんやろ?』
といい具合でドキドキさせられながらも、直接会談で狙撃されて以降は、
とにかく泣かせよう&人情ものとして無難にまとめてやろう的なものになっていたのも、引っ掛かったというかですね…

もしも
『さようなら、プリンセス』
のシーンでエンドロールに入っていたら、僕の中ではだいぶ印象は違っていたんでしょうけどね。
それとは別に、坊主の性同一障害のガキがいじめられて云々という流れはいいけど、
反社会勢力の事務所に乗り込んで代紋を…の下りにあんなに時間を割くのもいかがなものかと(爆)
代わりにですね、富士山に突き刺さる十字架!のシュールな意味不明なシーンだけではなく、
観ている側の心がもうちょっと『ふわ〜っ』と和むか、ニヤリと笑いそうになる様な不思議なシーンを織り混ぜる…みたいな演出を意識してほしかった。残念。
ニヤリと笑う…で思い出したけど、鬼の松平が結局最後まで笑わなかったのも勿体なかった。

無人の大阪の街のシーンなんか特にそうですが、どうせ(?)スケールの大きなおとぎ話なのに雰囲気の重さをあんなに意識してどないすんねん!?って思った。
また、綾瀬はるかがダッシュしてナイスおっぱい!するシーン以外でも、
スローモーションのシーンを織り混ぜられたら、実写版『あしたのジョー』とも被って、スローモーション自体が軽く見えた。これもマイナス点。
とにかく…
これでもか!というぐらい念入りに説明されていた大阪国民のナショナリズム?を関西在住の方がどう評価するかはわかりませんが、
関西に比較的近いエリアに住む者としては
『チッ!関西が舞台の原作でも、関東の民放キー局が全面的に絡むとやっぱりロクな作品にならんのぉ!』
と素直に思いました。
実際には全く別の作品を観ると思いますが『プリンセス トヨトミ』を観たら、もう一度『阪急電車』を観たくなった。
これは、事前に『阪急電車』を観ていたから、余計にそう感じたのか?
自分自身、よくわからないんですけどね…


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それ以外の主要キャストを演じた役者さん達の濃い目の演技は、
引っ掻き回し専門としての、自らのポジションをわきまえていた綾瀬はるかも含めて『素晴らしかった』という部類に入れていいんじゃないすかね。
でも、演技以外の部分の評価は厳しくなる…

大阪、全停止!
とか言うて、昔の底抜け超大作『首都消失』みたいなダイナミックな作品と見せかけて、
蓋をあけてみたら、大阪国に生まれた父と子の間では
『何やようわからんけど、王女と大阪国を守るんや』
という使命を語り継いでいく…という絆がストーリーのキモだった
という展開は、基本的には有りやと思います。
まぁ、ジョニーAデップさんによる
『大体、大阪人って世界で一番、口が軽そうな人種やのに…。絶対漏れるヤン。説得力皆無w』
のツッコミは大いに賛同しますけどね(笑)
で〜もなぁ…

同じ万城目先生の作品が原作の映画『鴨川ホルモー』での、
訳のわからない方向に針が吹っ切れた、CGフル稼働でのかなり独自の世界観を非常に楽しんだ者としましては、
ことあるごとに大阪独自の食文化が紹介されて、観光マップ的な色が重視されていた様な構成は、
いかにも
『東京の人が、ビジネスとして監督を務めた大阪が舞台の映画』
という感じがして違和感があった。
また、前半の比較的たんたんとした謎解きを経てOJOの実体を突き止めて以降は、
心地よいスピードで一気に風呂敷を思いきり広げて
『エンディングはどないなるんやろ?』
といい具合でドキドキさせられながらも、直接会談で狙撃されて以降は、
とにかく泣かせよう&人情ものとして無難にまとめてやろう的なものになっていたのも、引っ掛かったというかですね…

もしも
『さようなら、プリンセス』
のシーンでエンドロールに入っていたら、僕の中ではだいぶ印象は違っていたんでしょうけどね。
それとは別に、坊主の性同一障害のガキがいじめられて云々という流れはいいけど、
反社会勢力の事務所に乗り込んで代紋を…の下りにあんなに時間を割くのもいかがなものかと(爆)
代わりにですね、富士山に突き刺さる十字架!のシュールな意味不明なシーンだけではなく、
観ている側の心がもうちょっと『ふわ〜っ』と和むか、ニヤリと笑いそうになる様な不思議なシーンを織り混ぜる…みたいな演出を意識してほしかった。残念。
ニヤリと笑う…で思い出したけど、鬼の松平が結局最後まで笑わなかったのも勿体なかった。

無人の大阪の街のシーンなんか特にそうですが、どうせ(?)スケールの大きなおとぎ話なのに雰囲気の重さをあんなに意識してどないすんねん!?って思った。
また、綾瀬はるかがダッシュしてナイスおっぱい!するシーン以外でも、
スローモーションのシーンを織り混ぜられたら、実写版『あしたのジョー』とも被って、スローモーション自体が軽く見えた。これもマイナス点。
とにかく…
これでもか!というぐらい念入りに説明されていた大阪国民のナショナリズム?を関西在住の方がどう評価するかはわかりませんが、
関西に比較的近いエリアに住む者としては
『チッ!関西が舞台の原作でも、関東の民放キー局が全面的に絡むとやっぱりロクな作品にならんのぉ!』
と素直に思いました。
実際には全く別の作品を観ると思いますが『プリンセス トヨトミ』を観たら、もう一度『阪急電車』を観たくなった。
これは、事前に『阪急電車』を観ていたから、余計にそう感じたのか?
自分自身、よくわからないんですけどね…


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コメント
コメント一覧 (2)
っと冗談はさておき、CMでもバンバン大層なこと言いまくってた割りに着地点はそこにはなかったという…。
私はそのラストが気に入ったからまだ良いのですが、なーんか肩透かし食らった感は否めませんでした。^^;
ほんと、もうワンエピソード、プリンセス絡みの大事件を挟み込んでくれれば、盛り上がったでしょうにネェ〜〜〜。惜しいわ!
プリンセス役の女の子はなかなか魅力的な子だったので特にそう思いましたワーー。