昨夜は、ブログも書かずに映画『マイ・バック・ページ』を観てきました。
映画って、お客さんからそれなりのお金を貰う以上、これぐらい真摯に・ひたむきに作らなきゃアカンですよ、マジで(笑)

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≪以下ネタバレ注意≫
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先月末の時点で、この映画はノーマークだったのですが、事前に視界に入れていなかった事が恥ずかしくなる。
先週中身がスッカスカだった『もしドラ』を観てエラい目にあったのを差し引いても、非常に中身が濃い良作だったと思います。
僕が特に高く評価したいのは、途中から登場して、終盤までは完全に主役を食っていた様に見えたマツケンのキャラを、
最大限引き出しながらも実は全く霞んでいなかった妻夫木聡の名演技になるのでしょうか。

未だに気分が乗らなくて『悪人』は未見ですが、ひょっとしたら世間的に評価されている悪人よりも良かったんちゃうかなぁ…
時代の逆風をものともせず、政治犯・思想犯・そしてヒーローになりたくてなりたくて無表情にホラ吹きを続ける梅山(仮)。
1970年前後の、政治に対して熱い理想を持つマスコミの象徴だったのか?と思わせる中平先輩。
政治や思想とは距離がある場所で生きていながらもしっかりとした考えを持っている象徴として、また男の心に染みる言葉も使える重要なキャラとして描かれていた表紙モデルのねーちゃん。
ある意味時代の寵児でありながらも『道楽や、革命なんて』の一言が個人的にやたら心の琴線に響いた前園勇。
エトセトラ・エトセトラ…。

原作のシリアスな時代背景とスケールの割に、登場人物は少な目だったにも関わらず、
『喫煙者と理屈っぽい人がこれでもか!というぐらいに沢山いる時代なんて、僕は生きて行けんよなぁ〜』
とシミジミしてしまうぐらいに、妻夫木聡の周りには言葉を巧みに操る人物ばかり。
本来ならば妻夫木聡のキャラは相当熱いものがある筈なのに、
この時代だと相当多かったであろう“聞き上手”に見えてしまう…
もちろんそこは『優しすぎますよ』や宮沢賢治がどーこうの台詞の効果が地味に出続けていたんでしょうけど、
実際は梅山(仮)に負けないぐらいに自らの言葉を聞いてもらいたくてしょうがなかったのに
『大学新聞を作ってんじゃねぇんだ!』
の一言で片付けられてしまうジレンマを抱え続けていた事や、

それ以外の溜まりに溜まった様々な感情を、
まさかオープニングがオーラスの伏線だったとは!?
と観る側が感心させられる形で爆発させるという、タモツの居酒屋で子供をネタにした話をBGMにしながらの大号泣…
いやぁ、素晴らしかった。
もっとも、号泣シーンに関しては、観る側の年齢や生き方によって妻夫木聡は何故あそこまで泣いたのか?の解釈が分かれる様な撮り方をしているのも含めて
『映画としての作り込み方が巧いよなぁ』
という結論に収まるんですけど、
この映画って、そーいう各キャラの感情や熱さを前面に押し出す為の山下監督のスタイル・こだわりが思いきり空回り?していた様なところもある。
はっきり書けば、
『これは龍馬伝か?』
とツッコミたくなるぐらいにカメラの長回しシーンが乱発されているのに、
役者さんのアドリブは、龍馬伝程披露されていなかったっぽい点に尽きるんじゃないでしょうか(爆)

当時の熱い登場人物の息づかいをスクリーンに伝えたい、という意図もあったのか?
有りがちな当時の歌謡曲等のBGMを極力少な目にして、淡々と起伏の少ないストーリーを進めていく演出は、途中寝た客は多かった気はするけど(苦笑)それは全然有りだと思う。
でも、長回しのシーンは、妻夫木聡とマツケンの二人きりのシーンに限定する様な編集をして、
二人の絡みを名実共に売りにしといてほしかった。勿体無い。
実際、この二人きりのシーンはどれも“名実共に”売りにできるものがあったと思うし、
更に書けばオーラスの号泣シーンの余韻が、輪をかけて残った筈やし…
これは何となくですが、
『僕のやり方が気に入らないなら、途中で寝ても、映画館から出ていってもらっても構わない!』
って、山下監督に梅山(仮)が乗り移ったのか?と錯覚してしまうマスターベーション的な主張が伝わってきて不快感があったなぁ(苦笑)

話はちょっと戻って。
梅山(仮)ことマツケン。
この映画の上映前に流れていた次回の主演作とは全く違っていて、
また原作での描写を大幅に上回っていた事をうかがえる怪しさは、これまた素晴らしかった。
僕は、安田講堂や三島や学生運動に関しては完全に勉強不足なので、この場ではノーコメントにしときますが、
当時は梅山(仮)みたいな奴も、また梅山(仮)に踊らされたマスコミも多かったからこそ、
妻夫木聡以上に『何を信じたらいいのかわからない』世間との温度差が開いていったんやろーなぁ、と。
こんなマツケンがアレする、来年の大河もチェックせないかんのですかね。
最後に一言。
俺を本物にしてくれ、頼む…
※ユー何とかより


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先週中身がスッカスカだった『もしドラ』を観てエラい目にあったのを差し引いても、非常に中身が濃い良作だったと思います。
僕が特に高く評価したいのは、途中から登場して、終盤までは完全に主役を食っていた様に見えたマツケンのキャラを、
最大限引き出しながらも実は全く霞んでいなかった妻夫木聡の名演技になるのでしょうか。

未だに気分が乗らなくて『悪人』は未見ですが、ひょっとしたら世間的に評価されている悪人よりも良かったんちゃうかなぁ…
時代の逆風をものともせず、政治犯・思想犯・そしてヒーローになりたくてなりたくて無表情にホラ吹きを続ける梅山(仮)。
1970年前後の、政治に対して熱い理想を持つマスコミの象徴だったのか?と思わせる中平先輩。
政治や思想とは距離がある場所で生きていながらもしっかりとした考えを持っている象徴として、また男の心に染みる言葉も使える重要なキャラとして描かれていた表紙モデルのねーちゃん。
ある意味時代の寵児でありながらも『道楽や、革命なんて』の一言が個人的にやたら心の琴線に響いた前園勇。
エトセトラ・エトセトラ…。

原作のシリアスな時代背景とスケールの割に、登場人物は少な目だったにも関わらず、
『喫煙者と理屈っぽい人がこれでもか!というぐらいに沢山いる時代なんて、僕は生きて行けんよなぁ〜』
とシミジミしてしまうぐらいに、妻夫木聡の周りには言葉を巧みに操る人物ばかり。
本来ならば妻夫木聡のキャラは相当熱いものがある筈なのに、
この時代だと相当多かったであろう“聞き上手”に見えてしまう…
もちろんそこは『優しすぎますよ』や宮沢賢治がどーこうの台詞の効果が地味に出続けていたんでしょうけど、
実際は梅山(仮)に負けないぐらいに自らの言葉を聞いてもらいたくてしょうがなかったのに
『大学新聞を作ってんじゃねぇんだ!』
の一言で片付けられてしまうジレンマを抱え続けていた事や、

それ以外の溜まりに溜まった様々な感情を、
まさかオープニングがオーラスの伏線だったとは!?
と観る側が感心させられる形で爆発させるという、タモツの居酒屋で子供をネタにした話をBGMにしながらの大号泣…
いやぁ、素晴らしかった。
もっとも、号泣シーンに関しては、観る側の年齢や生き方によって妻夫木聡は何故あそこまで泣いたのか?の解釈が分かれる様な撮り方をしているのも含めて
『映画としての作り込み方が巧いよなぁ』
という結論に収まるんですけど、
この映画って、そーいう各キャラの感情や熱さを前面に押し出す為の山下監督のスタイル・こだわりが思いきり空回り?していた様なところもある。
はっきり書けば、
『これは龍馬伝か?』
とツッコミたくなるぐらいにカメラの長回しシーンが乱発されているのに、
役者さんのアドリブは、龍馬伝程披露されていなかったっぽい点に尽きるんじゃないでしょうか(爆)

当時の熱い登場人物の息づかいをスクリーンに伝えたい、という意図もあったのか?
有りがちな当時の歌謡曲等のBGMを極力少な目にして、淡々と起伏の少ないストーリーを進めていく演出は、途中寝た客は多かった気はするけど(苦笑)それは全然有りだと思う。
でも、長回しのシーンは、妻夫木聡とマツケンの二人きりのシーンに限定する様な編集をして、
二人の絡みを名実共に売りにしといてほしかった。勿体無い。
実際、この二人きりのシーンはどれも“名実共に”売りにできるものがあったと思うし、
更に書けばオーラスの号泣シーンの余韻が、輪をかけて残った筈やし…
これは何となくですが、
『僕のやり方が気に入らないなら、途中で寝ても、映画館から出ていってもらっても構わない!』
って、山下監督に梅山(仮)が乗り移ったのか?と錯覚してしまうマスターベーション的な主張が伝わってきて不快感があったなぁ(苦笑)

話はちょっと戻って。
梅山(仮)ことマツケン。
この映画の上映前に流れていた次回の主演作とは全く違っていて、
また原作での描写を大幅に上回っていた事をうかがえる怪しさは、これまた素晴らしかった。
僕は、安田講堂や三島や学生運動に関しては完全に勉強不足なので、この場ではノーコメントにしときますが、
当時は梅山(仮)みたいな奴も、また梅山(仮)に踊らされたマスコミも多かったからこそ、
妻夫木聡以上に『何を信じたらいいのかわからない』世間との温度差が開いていったんやろーなぁ、と。
こんなマツケンがアレする、来年の大河もチェックせないかんのですかね。
最後に一言。
俺を本物にしてくれ、頼む…
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コメント
コメント一覧 (2)
これからもどんどん社会派作品に出演していってほしいですよ。
通り一遍の知識しかないのですが、この時代の息遣いは感じられました。監督自身が知らない時代の話ですから、そういう意味では上手く乗せられたのかな。
ぶっきーは『悪人』以降で変わったように思えます。上手く言えないのだけど、人間臭くなったというか…