今回は、競馬の話をふたつ。

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※デイリースポーツのホームページより

※西山茂行さんのブログ

●1998年の牡馬クラシックの2冠馬・セイウンスカイが今朝馬房で亡くなったとのこと。

思い返せば…

『一番速い馬が勝つ』皐月賞を粘り勝ちして、

『一番強い馬が勝つ』菊花賞を完勝としか言い様が無い見事なペース配分&スピードで逃げ切りながらも、

上手いことキングヘイローを逃げさせながらも、ペースが早くなり過ぎて『一番運がいい馬が勝つ』ダービーでは敗れ、

それ以降でのGIレースでは、逃げ馬の宿命とも言える厳しいマークを受け続けて、勝ちきれなかったセイウンスカイ。

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菊花賞のパフォーマンスをリアルタイムで観た人ならば、誰も『運が無い』だなんて言わない筈ですが、

屈腱炎を患ってからはレースを使えず、種牡馬としての“相手”にもほとんど恵まれなかった事もあり、

何かこう…

横山典が乗っている割りには、馬自身は渋過ぎるというか地味過ぎるというか。そんなイメージがあるんですよね。

もし99年、天皇賞(春)の後で札幌記念ではなく宝塚記念に出走して大逃げを打っていたら、

後の競馬の歴史が若干変わっていて、セイウンスカイの印象が違っていたかも知れないけど後の祭りやし…

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大体、葦毛伝説の継承者に相応しいビジュアルを見たら、そこまで地味って事は無いのに何なんかなぁ…

そんな関係で、余計に今回の亡くなり方を聞いてショックを受けました。

しかも、脚質転換がハマってインパクトを残した札幌記念の週に亡くなるだなんて有り得ない。

悲しいですね。

しかし。

西山牧場らしいっちゃああまりにもらしいし、

過去のクラシック2冠・ないしは3冠馬と比べて、お世辞でも良血とは言いにくい血統背景と、

百戦錬磨の主戦騎手・横山典を除いた保田厩舎のスタッフwith徳吉の歴史を考えたら、

セイウンスカイの歴史=近代競馬史に残る“成り上がり”ストーリーだったとは思う。

タマモクロスとはまた違う意味での成り上がり、みたいな…

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また、横山典のストーリーにおいても最重要レベルの登場人物(馬ですが)なのは間違いないでしょうね。

競馬を見続ける限りは、セイウンスカイの事は忘れない様にしたいし、ライバルだったスペシャルウイークとキングヘイロー、そしてグラスワンダーには長生きをしてほしいです。

セイウンスカイ号に、合掌。

※日刊スポーツホームページより

●二つ目のネタは短めに。

牡馬クラシックで勝ちきれなかったものの、シンガポールで国際GI勝利を挙げたり、

府中で斜行をしたり等いろいろあった末に一度は引退をしながらも、

今年に入ってからはアイルランドで調教を続けていたコスモバルクが、

屈腱炎を発症した事により遂に引退する事になったそうです。

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前に、関テレ『競馬beat』の中で現地でのコスモバルクを密着取材をしたVTRが放送されていたのは観ましたが、

コスモバルクの現役時代は二言、三言陣営やマスコミに要らん事を言っていたり、今回の決断をした岡田総帥にはもちろんのこと、

『幾ら日本では勝てなくなったといっても、前に行く気持ちは衰えていないし、アイルランドならば今のバルクに合う条件のレースがある。だからこそ受け入れた』

的なコメントをして、コスモバルクの再起に向けての思いを語る児玉師に対しても、どーしても違和感があった。

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だから

『言わんこっちゃない』

としか言えないなぁ。

でも、何とか日本に帰ってきて余生を送る事ができそうな事に関しては、安心はしました。

岡田総帥には、いつの日かコスモバルクのセントライト記念みたいな、記録にも記憶にも残るパフォーマンスを見せる馬を輩出して、日本ダービーの勝ち馬のオーナーになるまで、

あくなき闘志を見せて投資を続けた上で口数を少し減らして(笑)、

中央・地方を問わず日本の競馬界全体の盛り上がりに貢献していってほしいものです…。

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※ユー何とかより

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