早くも週末になってしまいましたが、先週の競馬・エリザベス女王杯のレース回顧を…

※昨年の同レースの回顧はこちら

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史上最高レベルか?の売り文句にも違和感が無いぐらい好メンバーになり、上位人気になった日本馬はハイペースの中好走。

それでも勝ったのは、直線物凄い末脚を使ったスノーフェアリー!

本来ならば、トゥザヴィクトリーが武豊マジックでGI初勝利をあげた2001年に次ぐ、女王杯史上に残る名勝負!というべきなんですけど、

スノーフェアリーの洒落にならない強さのみが印象に残ってしまい、

しかも2年続けて香港へ勝ち逃げをされたとなると、複雑な心境になったりしています。

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そんなスノーフェアリーについて。

僕としてはですね。

レコード決着になった凱旋門賞の後にも、イギリスのレースを使っていたから状態を思いきり不安視していたし、

昨年の圧勝劇の最大の要因だったと思っていた、直線の内ラチ沿いも大外枠に入ったとなるとおそらく走れない。

また、他の有力馬にもマークをされる筈…

でも不利な要素を全部はね返したんやから

『参りました』

としか言いようがない。

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柏木集保さんは、コラムの中でこの時期の京都の芝の適正能力の高さを評価してましたが、

これだけ世界のあちこちで使って結果も残しているならば、何処の芝でも問題ないんやろーなぁ、きっと。

もしも、牡牝ごちゃ混ぜにして、日本の国際GIに使った外国調教馬の中でレーティングを付けるならば、

ジャパンカップには使っていないもののスノーフェアリーは上位に入れざるを得ないですよね。

2着以下の馬との僅かな着差は、スノーフェアリーの道中の行きっぷりが案外だった事の影響と受けとるか、

他の日本馬が世界トップクラスの馬を相手に大健闘をしたと受けとるかは、人によって違うんでしょうけど…

実馬券は買ってませんが、買っていたとしてもスノーフェアリーはヒモの中の一頭扱いどまりだったので命拾いをしました(苦笑)

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他の馬について。

水上学さんはブログで

『スノーフェアリーは本当に強いが日本の騎手もあまりにインを空けすぎ。あそこまで空けなくても、インだってソコソコ走れる馬場だったと思う』

と斬り捨ててましたが、

池添にしても蛯名にしても、後ろにいて伸びてくるかどうかもわからなかったスノーフェアリーに見切りを付けて、

シンメイフジの大逃げを自分で潰しに、勝ちに行った上でのあの結果では、乗り方自体は責めれないよなぁ。

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ところで、今秋は目一杯のレースを続けたホエールキャプチャはともかく、

アパパネは来月香港マイルに使うそうですから、敵地ながらも適距離で巻き返してほしいものです。

もう二度と

『一叩きして、馬が変わり過ぎやろ!』

なんて言いませんから(謝)

ついでに書けば、蛯名の年末の香港国際競争騎乗といいますと、

99年のマイルCSを快勝して香港カップに使う筈だったエアジハードが、レース前日に故障して…

という流れもありますから、余計に期待をしてしまいます。

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残念ながらレース後に骨折が判明したアヴェンチュラ…

騎乗技術がアレが岩田だからそう見えてしまうのか、

実際にアレだったのかは何とも言えませんが、

道中は馬込みに潜り込んで、坂の下りでは秋華賞同様に直線ラチ沿いを走れそうな位置どりをしていたのに、

シンメイフジを交わす為とはいえ、あんなにステッキを連打して、

馬をふらつかせるという無理をしながらホエールキャプチャとアパパネの外に持ち出すという“強引さ”は、スマートに快勝した秋華賞と比べたら正直ど〜なんかなぁ?と思いました。

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もしアヴェンチュラが外に出していなければ…

と言っても、代わりにスノーフェアリーがアヴェンチュラが走っていたところを突っ込んできたんでしょうけど、

上位4頭による火花が出る様な叩き合いになっていたかも知れないし。

レース映像を何回も見直していくうちに、そこだけは心に引っ掛かりましたね…

なお、レース前夜の『競馬予想TV』で『早熟では?』と分析されていて、

復帰戦にしてはハードなレースになり過ぎたレーヴディソールについては、次走を見ないと何とも現時点ではノーコメントで。

ただ、ユーイチはマイルCSで頑張れ、ということで。

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