今回は、競馬・有馬記念を振り返ります…

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よっぽどの事がなければ四角捲りで大勝負に出ていたであろう、マイネルキッツ回避の影響がモロに出たのか?

それとも柏木集保さんが言うところの

『有馬記念には、競馬の不思議がみんな詰まっている』

の一言で片付けるべきなのか?

まっさかあそこまでの どスローの上がり勝負になるとは!?

そら馬券も当たりませんわ(苦笑)

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本来ならば、2、3着は結構な荒れ方をしたのにそこまでの高配当にはならなかった事もあり、

オルフェーヴルの強さしか印象に残らない筈のレースだったのですが、

ペルーサが消えたり、レース直後に雪が舞ったり有力馬が引退したりと、最近の有馬記念とは一味違った余韻が残る…、そんな有馬記念でした。

『さとてっちゃんは、ジャパンカップダートの時のトランセンドの様に、何が何でもハナに行きたい筈だ』

と読んでいた僕としては、

アーネストリーがハナに立ったはのいいけど、最初のカーブまではインをがら空きにしていて、

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素人目でもわかるぐらいに『極力逃げたくない』というのが伝わるレース運びで、まずそこに戸惑った。

またそんなペースで、しかも後ろからそこまでプレッシャーをかけられる事無く直線に入りながらも、

残り200で完全に失速した辺りからして、陣営が危惧していた、距離面はそこまで自信がなかった点と、

さとてっちゃんが『タップとは違うタイプの馬』と分析していたのが三味線でも何でも無かった事は、レースが終わってからよ〜くわかった(爆)

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この結果を受けて、アーネストリーの来年のローテーションを組むのが難しくなったのも含めたらかなり悔しい。

この無念は来春のドバイと年末に香港で!と言いたいところですが…

しかしなぁ。

アーネストリーが作り出してしまった(?)そのペースに手こずりながらも完勝したオルフェーヴルについては後から書くとして、

先行していた大半の馬が惑わされた末に直線沈没したのは、これまた悔しいというか情けないというか。

最近はほぼ解消されましたが、かつては定番になっていたJRAのGIにおけるスローペース症候群。

トップクラスの騎手でさえスローペースに慣れすぎてしまった事で、外国人騎手が大活躍する隙を与えていた、と僕は思っていたんですけど、

それが不意打ちの様に復活したら外国人騎手でさえ完璧には対応しきれないっていうのは、ネガティブな事を考えさせられましたねぇ。

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ブエナビスタ。

パドックと返し馬を見た限り、燃え付き症候群とまでは言いませんが、

テレビ・ラジオの解説の方が言われるぐらいに状態が良かった様には見えなかった。

本馬場入場後のたたずまいはちょっと鳥肌もんでしたが。

それぐらいジャパンカップをメイチで仕上げていたって事なんでしょうけどね。

しかしながら、あのペースでも勝ちに行けそうな位置どりをしていたので、そーいう意味では現役最強馬の最後の意地は見せていたんじゃないでしょうか。

おつかれさまでした、という事で。

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次はヴィクトワールピサ。

もしも…

あくまでもしもの話ですが、

レース前の時点で引退する事が決まっていたならば、道中で金縛りにかかる(?)事なく、

一か八かに見えるぐらいの勢いでアーネストリーを捲っていってたんやろなぁ、と。

実際には復調途中orピークを過ぎていて、一か八かの仕掛けができる状態では無かったのかも知れませんが、

有馬記念の結果を受けて、無理をさせずに引退する事が決まったとなると、

僕の中ではアーネストリーの惨敗以上に悔しさが残るレースだったというかですね。もったいない。

よそならばともかくとして、角居厩舎で鞍上がデムーロだったからこそ、余計にもったいない…そう思った。

今ならまだ間に合うから引退撤(以下自粛)

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上位に入った馬。

エイシンフラッシュは結局、内田博以外が鞍上だとダービーぐらいの どスローの上がり勝負でなければ、GIでは大掛けできないって事なのか?

そうならば、ダービー以降はアレだったけど宝塚記念なら勝てる、と踏んでいながらも3着だった事も納得がいく…

しかも、ラジオで紹介されていたウィリアムズのコメントによると『直線で一瞬ソラを使った』らしい。

そんな癖もあったんかい、みたいな。

トゥザグローリーやルーラーシップ、ヒルノダムールも引っ括め、来年も現役を続ける最強世代の馬達は成績が安定しなさそうな、困ったやつばっかりになりそうやなぁ(苦笑)

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ほんでもって、オルフェーヴル。

もう、天皇賞(春)は他の馬に譲ってもらって、さっさと海外に行って国際GIをじゃんじゃん勝ってきてくれ、と。それしか言い様がない(笑)

思い返してみれば2011年ずっと書いてきた、鞍上・池添に対する不安もオルフェーヴルに乗っている時“だけ”は言えなくなったなぁ。

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レース前にも書いた『強力な逃げ・先行馬と闘った事がない』という、オルフェーヴルの弱点の候補のひとつの解消が、

来年に繰り越しになったっぽいのはちょっとだけ心に引っ掛かってますが、

来年の最大目標とされる凱旋門賞は大抵どスローの上がり勝負になるから…ね。

以上、2012年の競馬ネタはここまで。

携帯でUPできる文字数の兼ね合いで、東京大賞典は多分金杯と一緒に振り返ります。

(宮川一朗太さん口調で)

それでは皆様、よい競馬を…

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