今回は『スマッシュ25』のサムライ中継を観た感想を。
まずは総括から…
※PC版スポナビより
まずは総括から…
※PC版スポナビより
TAJIRIと(株)クォンタムジャンプジャパン・酒井社長の契約更改の交渉が完全に決裂した事により、現行のストーリーの最終回となった訳ですが…
いつもの様に様々なキャラクターの選手が集まり、試合のスタイルや硬軟の幅が広く、面白いビッグショーだったのは間違いないんですけど、
これはTAJIRIの狙い通りだったようですが、最終回っぽさがあまり無いまま、そしてあまり余韻を残さないまま、終わっちゃったなぁ、と。
余韻に関しては、裏で開催されたDDTのマッスルの亡霊ネタであるとか、ALL TOGETHERの強烈さと比べたら仕方ないのかも知れませんが、最終回っぽさに関しては思う事がありまして。
あくまで好みの問題ですが…
大半の試合でストーリー性を重視してきたスマッシュが、どのストーリーもまとめて一旦最終回を迎える形になり、
演者が最終回になる事情を把握して&次があると割りきってリングに上がれる『物分かりがいい大人』ばかりだと、ここまで味気ないないものになるのか?と思った。
前回のJCBホール大会のキャッチコピーだった『感動だよ、人生は』とは正反対過ぎるやろ、みたいな。
とにかく。本心ではなく演技で全然いいんだから、入場時から感極まる表情をさらして、
それこそ涙ぐみながら試合に臨む選手が一人でも居たら物凄くオイしかったし、観客の記憶に残った筈。
ついでに書けば、肝心の試合の流れを壊さなければTAJIRIもそんなパフォーマンスは黙認した筈。
そーいう方向でフライングを試みる表現者がいなかったのは、
TAJIRIを筆頭にアクが強い者が集まる集団なのに、良くも悪くもまとまり過ぎている印象があり、個人的にはがっかりさせられた(もしサムライで放送されなかった試合でいたならばごめんなさい)
そらまぁ、まだ来月のオーラスの後楽園大会もありますが、現時点で発表されているカードを見る限り、
終始画面の隅に『つづく』の文字が見える様なハウスショーになりそうですし、
それとは真逆に、ハッスルみたいに突然連載打ちきりになって唖然とさせられるよりは、今回の方がマシかもしれない。
変な話、キトタクと紫雷のおねーちゃんの妄想劇場みたいに、観ていてバカ負けしてしまう様な終わり方もあるにはあったんやけど…ねぇ。
ここからは、試合毎の感想を。
★北都プロレスvsIジャ
中條さんワールドを見せつけられて戸惑う観客のリアクション込みで見るならば、十分面白かった。2度目はなくていいけど(笑)
もしあの中にキンロクさんが居たら、完璧だったんやろーけど…
★ハードコア戦
皮肉なもので、スマッシュのレギュラー陣がいないこの試合での けんそーと葛西の抗争勃発?のシーンが、一番今後に繋がるものがあったなぁ。
髪を生やしたサブゥーはちょっと雰囲気が変わっていたけどコンディションは良さそうだったし、
この日のMVP級の大奮闘を見せたベネノは素晴らしかったですね。スタバもいいけど、TAJIRI発信の新しい流れに是非参加してほしいです。
★あの頃の新日本プロレス
ハードコア戦と順番が逆で、北都プロレスの次がこれだったならば、もっとキャリアの重みが伝わったのかも知れませんが、
中條さんの後に藤波の出番というのは、さすがのTAJIRIも躊躇したのかな…
★ディーバ戦
個人的には、調印式で二人とも泣きながら抱擁している映像を見て萎えた部分があるし、
二人の初対決の時ほどの感動は無かったけど、集大成として二人ともやれる事はやれたんじゃないですかね。
華名の試合の作り方はあれで問題なかったとして、近藤が蹴りに重きを置いていた試合構成はメインと被っていたので、
作り込み方自体は『アレッ?』とはなりましたが、攻防に説得力のある良い試合だったと思います。
三月の後楽園が終わって以降、二人がリング上で再会するのはいつになるのかわかりませんが(テイルズ興行であっさり再会しそうな気もするが)、それまでに近藤はできるだけいろんな相手と闘って幅を広げてほしいなぁ、と。
でも、キックボクシングはちょっと…ねぇ。
★メイン
あーいうクラシカルなレスリングに終始するタイトルマッチこそTAJIRIの理想なんでしょうし、
TAJIRIが最後地力負けした事でフィンレーの凄さは伝わったし、ベルトの権威…は残念ながらノーカウントになりましたが、
フィンレーが今後どっかの団体に呼ばれた時に、賞金首としての価値が高まったのは確かだと思います。
でも、20分越えはちょっと長かったかなぁ。
スタバを無理矢理リングにあげて…の流れは別になくても…
セミがちょうどいい時間でまとまった分余計にそう感じた。
あれぐらい地味ながらもお互いの表情から怖さと凄みが伝わり見入ってしまう攻防が中心でも、
新宿フェイスなり後楽園だったならば、グラウンドでざわついたり軽く悲鳴が上がっていたりして、時間もさほど気にならなかったのかも知れませんが…
TAJIRIも、セミを含め世界発信を口にしていたならば、折角場内にモニターがあるんだし、世界の前に場内の観客にも伝わる様にしてほしかったですね。
この辺りは、今後の課題のひとつなのかなぁ、と…。
今回は、こんな感じで。
このブログの残すスマッシュ絡みの記事も、一月のハウスショーと来月の後楽園の感想のみ。次があるから、総括は2年間の要らんでしょう。
TAJIRIの発信する新たな流れは、別でカテゴリーを作るべきか、そのまま追加していくべきか、どうしたものか…
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いつもの様に様々なキャラクターの選手が集まり、試合のスタイルや硬軟の幅が広く、面白いビッグショーだったのは間違いないんですけど、
これはTAJIRIの狙い通りだったようですが、最終回っぽさがあまり無いまま、そしてあまり余韻を残さないまま、終わっちゃったなぁ、と。
余韻に関しては、裏で開催されたDDTのマッスルの亡霊ネタであるとか、ALL TOGETHERの強烈さと比べたら仕方ないのかも知れませんが、最終回っぽさに関しては思う事がありまして。
あくまで好みの問題ですが…
大半の試合でストーリー性を重視してきたスマッシュが、どのストーリーもまとめて一旦最終回を迎える形になり、
演者が最終回になる事情を把握して&次があると割りきってリングに上がれる『物分かりがいい大人』ばかりだと、ここまで味気ないないものになるのか?と思った。
前回のJCBホール大会のキャッチコピーだった『感動だよ、人生は』とは正反対過ぎるやろ、みたいな。
とにかく。本心ではなく演技で全然いいんだから、入場時から感極まる表情をさらして、
それこそ涙ぐみながら試合に臨む選手が一人でも居たら物凄くオイしかったし、観客の記憶に残った筈。
ついでに書けば、肝心の試合の流れを壊さなければTAJIRIもそんなパフォーマンスは黙認した筈。
そーいう方向でフライングを試みる表現者がいなかったのは、
TAJIRIを筆頭にアクが強い者が集まる集団なのに、良くも悪くもまとまり過ぎている印象があり、個人的にはがっかりさせられた(もしサムライで放送されなかった試合でいたならばごめんなさい)
そらまぁ、まだ来月のオーラスの後楽園大会もありますが、現時点で発表されているカードを見る限り、
終始画面の隅に『つづく』の文字が見える様なハウスショーになりそうですし、
それとは真逆に、ハッスルみたいに突然連載打ちきりになって唖然とさせられるよりは、今回の方がマシかもしれない。
変な話、キトタクと紫雷のおねーちゃんの妄想劇場みたいに、観ていてバカ負けしてしまう様な終わり方もあるにはあったんやけど…ねぇ。
ここからは、試合毎の感想を。
★北都プロレスvsIジャ
中條さんワールドを見せつけられて戸惑う観客のリアクション込みで見るならば、十分面白かった。2度目はなくていいけど(笑)
もしあの中にキンロクさんが居たら、完璧だったんやろーけど…
★ハードコア戦
皮肉なもので、スマッシュのレギュラー陣がいないこの試合での けんそーと葛西の抗争勃発?のシーンが、一番今後に繋がるものがあったなぁ。
髪を生やしたサブゥーはちょっと雰囲気が変わっていたけどコンディションは良さそうだったし、
この日のMVP級の大奮闘を見せたベネノは素晴らしかったですね。スタバもいいけど、TAJIRI発信の新しい流れに是非参加してほしいです。
★あの頃の新日本プロレス
ハードコア戦と順番が逆で、北都プロレスの次がこれだったならば、もっとキャリアの重みが伝わったのかも知れませんが、
中條さんの後に藤波の出番というのは、さすがのTAJIRIも躊躇したのかな…
★ディーバ戦
個人的には、調印式で二人とも泣きながら抱擁している映像を見て萎えた部分があるし、
二人の初対決の時ほどの感動は無かったけど、集大成として二人ともやれる事はやれたんじゃないですかね。
華名の試合の作り方はあれで問題なかったとして、近藤が蹴りに重きを置いていた試合構成はメインと被っていたので、
作り込み方自体は『アレッ?』とはなりましたが、攻防に説得力のある良い試合だったと思います。
三月の後楽園が終わって以降、二人がリング上で再会するのはいつになるのかわかりませんが(テイルズ興行であっさり再会しそうな気もするが)、それまでに近藤はできるだけいろんな相手と闘って幅を広げてほしいなぁ、と。
でも、キックボクシングはちょっと…ねぇ。
★メイン
あーいうクラシカルなレスリングに終始するタイトルマッチこそTAJIRIの理想なんでしょうし、
TAJIRIが最後地力負けした事でフィンレーの凄さは伝わったし、ベルトの権威…は残念ながらノーカウントになりましたが、
フィンレーが今後どっかの団体に呼ばれた時に、賞金首としての価値が高まったのは確かだと思います。
でも、20分越えはちょっと長かったかなぁ。
スタバを無理矢理リングにあげて…の流れは別になくても…
セミがちょうどいい時間でまとまった分余計にそう感じた。
あれぐらい地味ながらもお互いの表情から怖さと凄みが伝わり見入ってしまう攻防が中心でも、
新宿フェイスなり後楽園だったならば、グラウンドでざわついたり軽く悲鳴が上がっていたりして、時間もさほど気にならなかったのかも知れませんが…
TAJIRIも、セミを含め世界発信を口にしていたならば、折角場内にモニターがあるんだし、世界の前に場内の観客にも伝わる様にしてほしかったですね。
この辺りは、今後の課題のひとつなのかなぁ、と…。
今回は、こんな感じで。
このブログの残すスマッシュ絡みの記事も、一月のハウスショーと来月の後楽園の感想のみ。次があるから、総括は2年間の要らんでしょう。
TAJIRIの発信する新たな流れは、別でカテゴリーを作るべきか、そのまま追加していくべきか、どうしたものか…
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コメント
コメント一覧 (1)
いつのレッスルマニアか忘れましたが、ストーンコールド対ロックの試合でビンスが乱入し、ストーンコールドがビンスに手をだすと思いきや、イスでロックをボコボコにしビンスと結託するという終わり方。
何故あれだけ敵対してたストーンコールドとビンスが手をくんだのか?という?があればまたこの続きが見たいとなりますし。
ちかいところでいうとレインメーカーがいきなり棚橋からIWGPをとったことも一種のバットエンドですよね。絶対的エースから一発でベルトとって今後どう展開させるやら。
まぁいい意味でファンを裏切るのも必要かな。