今回は、先週末開催された縛りやトーマスさん&トモさんのトークライブ『僕の宗教へようこそ・第三十教義 土曜ロードショー』のボイスブログ配信分を聴いた感想を書いていきましょう…

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※トモさんのボイスブログ

≪以下ネタバレ注意?≫



事前にはですね。

このブログの告知記事にもUPしていた同イベントのチラシにも載っている邦画史に燦然と輝く“底抜け超大作”の予告編の数々や、

男性の映画評論家には何故男色が多いのか?についてゲスく語るもんだと思っていたら、

このイベントの下地になっているサイキック青年団がバーニング!されて以降に上映された邦画であったり、

サイキックでは取り上げていない範囲の邦画の迷作についてのみ語っていたのは新鮮で、非常に面白かったですねぇ。

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僕が特に印象に残ったのは、この日お客さんが何人ぐらい居たかはわかりませんが、

トーマスさんが生まれて初めて観た映画だという緒方拳さんの『鬼畜』からガッキーの『ハナミズキ』『フレフレ少女』まで、

異様なまでに振り幅が広かったにも関わらず普通に皆笑っていたところから察するに、

このイベントの趣旨をよく理解していたor迷作に対する免疫を持つお客さんに恵まれてたんやなぁ、と。

何やかんやありながらも、飽きずにお二人はこのイベントを30回も積み重ねてきた甲斐はありましたね、みたいな感じです。

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ここからは、今回の音声配信を聴いて考えさせられた事を書きますと…

サイキックやアシッド映画館が生存していた頃には、

映画好きからは観る前から好き放題にツッコまれる定番的なイメージがあった角川作品であるとか、

東映のズンドコ作品(北京原人・デビルマン)であるとか。

時は流れてそーいう特殊なポジションも、ワーナー(+日テレグループ)が制作する一連の邦画であるとか、

連ドラを安易に映画化するという悪しきパターンを定着させた民放・地上波キー局が全面的に仕切る邦画であるとか、

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あくまでジャニタレさんが主演を務める事ありきで、それ以外は後付け・やっつけ仕事全開で制作された一連のジャニーズ映画にとって代わられた感が強い点だったりします。

ハリウッド映画の勢いの停滞の深刻さと比べたら邦画はまだマシかも知れませんが、

角川は悪い意味で健在な事もあって(苦笑)迷作の割合は明らかに増えている様な気もするから『どいつもこいつも何やっとんねん?』と苛立つところもある。

だから僕は敢えて、

『邦画関係者は、このイベントの音声配信を聴け!これだけ鼻で笑われてる現実も知れ!』

と、声を大にして言いたいなぁ…

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それと、今回のイベントの最大のポイントとして挙げておきたいのは、

トーマスさんが、トモさんそっちのけで(?)ガッキーと“曲がれ!スプーンで女優人生が曲がった”長澤まさみタンを熱く語っていたところになるでしょうか。

ガッキーや綾瀬はるかでさえ大概ボロカスに言われてましたが、

後半は長澤まさみタンの迷作の歴史にテーマを絞っていたもんだからやたらテンポがよかったし。

単に僕もガッキー&まさみタンが好きやからトーマスさんに共感できるという部分も多々ある訳ですが、よりによってガッキー&まさみタンですから(笑)

いやー、トーマスさんは勇気があるし素晴らしいっ!?

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変な話になりますが、まさみタンの出演作では最大のカルト作品である『群青/愛が沈んだ海の色』は、

インターネット以外のメディアではほとんど話題になっていないから、このイベントがきっかけになって

『この映画は実写版こち亀に匹敵するぐらいにひどい!』

と、ちょっとずつ話題になっていくかも知れない…

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いや、邦画業界に警笛を鳴らす意味で、むしろ話題になってほしいぐらい(爆)

20世紀FOXとまさみタンの周辺のスタッフ、

そして命を削りながら濡れ場を書きながらもアレされて、心を折られた原作者の方からすれば

『もう勘弁してくれ〜(涙)』

となるかも知れませんが、それでも僕は、今回のイベントでのトーマスさんの名言である

『女優・長澤まさみを語るならば、モテキよりも群青/愛が沈んだ海の色を見ろ!』

を引用した上で、まさみタンに心からのエールを送りつつ、同作の中の まさみタンの台詞で今回の文章を締めさせていただきます。

『珊瑚採ってきて!』

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