天皇賞(春)については、近日中にオルフェーヴルの次走?やら負傷?やら乗り替わり?やらの追加事項があるでしょうから後日書くとして、今回はルーラーシップの香港での快挙について書いていきましょう。

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※PC版デイリースポーツホームページより

今回はグリーンチャンネルの中継を観たんですけど…

先月のドバイ国際競争で日本馬は全滅したばかりだし、近年香港で日本馬は活躍してないし、

いかんせんルーラーシップの日経賞はダメージが残りそうな負け方やったし、枠順に恵まれた印象もなかった。

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おまけに現地での飼い食いも良くなかったらしい。

それでも・それでも終わってみれば文句なしの圧勝劇。

考えてみれば、昨年のヴィクトワールピサの歴史的快挙はもちろん素晴らしかったけど(昨年の時点では)不確定要素の多かったタペタコースに加え、

あまり人気がなかった事でデムーロの奇襲がずばりとハマった訳ですが、

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今回のルーラーシップは単勝2番人気を背負っていたし、2着サムズアップとの着差からレーティングでもかなり高い評価をされるようなので、

ひょっとしたらシーザリオ以来の日本馬の海外GIでの強烈なパフォーマンスだったかも知れない。

中距離戦なのにわかりやすいぐらいに逃げたい馬がいないスローペースながらも、

内らち沿いの三番手グループで折り合いをつけて、直線に入り前がガラ空きのところにリスポリが気合いを入れたら、一気に突き抜けたという…

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合田さんのコメントを借りれば『ルーラーシップに合うコース・レース条件が揃っていた』のは間違いない。

しかし、日本の緩いレベルのGIならまだしも、国際GIなのに直線の最内がパッカーン!と開いているなんてそうそう無い気がする。

GIを勝ちきれない馬がGIを勝つ時はこーいうもんなんやろなぁ、とか思った。

また、僕が今回のルーラーシップの完勝劇を見て大きなポイントだと思った点はですね、

角居師とサンデーレーシングのどっちの意向か知らんけど、

ルーラーシップは馬柱を見たら笑ってしまうぐらいにコロコロ鞍上が替わっていて、


今年に入るとユーイチで固定していくのかと思いきや、香港では昨年AJCCに勝ち実績を残したリスポリに乗り替わり、

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そのリスポリが乗った今回がルーラーシップ史上一番強い競馬だったという。

リーディングジョッキーとしてのユーイチの立場なし。勝負の世界はそーいうもんやとは思いますが、ちょっと気の毒。

もっとも。

仮に今回ユーイチが乗っていたとしても、ユーイチの事やから早い段階でスローペースなのを察していながらも、

金鯱賞の様に大外にブン回して、最後先頭の馬を捕まえきれなかった様な気もする訳で。

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だからこそ、余計にリスポリへの交代が正解だった印象があってですね…

変な話になりますが、体調管理の面でも母譲りの気性面でも難しいところがあるルーラーシップなのに、

それでも鞍上をコロコロ変える事でリスクを減らそうとしない(もしくは固定したくてもできない?)角居師には、

すげー決断力があるなぁ、と感心すると同時にどーしても『何なんだかなぁ』とは思うのですが、

大一番ではしっかり結果を残してるんやから、他の日本の調教師とやり方や考え方は一線を画し過ぎてるよなぁ、と思いました(苦笑)

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さてさて。

気になるのはルーラーシップの今後になる訳ですが、

昨年のヴィクトワールピサみたいに、何やかんやあってほとんどレースに使わないまま種牡馬入りするんちゃうか?と思ってます。

大体非SS系の種牡馬のエース候補を、社台が無理をさせる訳がないし(爆)

それでも積極的にレースに使ってくれるというのなら、ヴィクトワールピサの敵討ち的なノリで是非オルフェーヴルと一戦を交えてほしいけど、これは幻になるのかも…?

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