Wrestling New Classic、略してWNCのプレ旗揚げ戦のEXスポーツ中継をようやく観れたので、その感想を書いていきす。
なお、現在進行中のWNCについては、今回の記事ではほぼスルーします。ご了承下さい。
※PC版ホームページ
なお、現在進行中のWNCについては、今回の記事ではほぼスルーします。ご了承下さい。
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まずは総括っぽい事を。
契約の兼ね合いで準備期間が短かった為にほぼ純血メンバーだったことで、
当初イメージしていた『スマッシュのつづき』というよりも、一旦リセットされて毛をむしりとって皮を剥いで『骨』を見せられた印象。
この『骨』の部分を特化していたメインと大原…さんvs外道の2試合と他の試合との試合展開のギャップはびっくりした。
クラシカルなスタイルだけではなく、こーいう観る側への謎かけや幻想を与える色が強い試合も見られるならば、
団体名にクラシックと入れるに相応しいんじゃないか、とは思った。
ここから練習生の高橋くん等若い衆の成長と、ゲスト選手達という『肉』付けがされていって、
TAJIRIが仕切る団体での生命線と言い切っていい、ファンタジーよりも人間ドラマの要素が重視される、ストーリーという名の『血』がドクドクと流れていき、時間をかけて独自の世界観を確立していくんやろーなぁ、と。
会場で観る分にはそれはそれで全然いいんですけど、今回の実況&解説は僕には合わなかった。他の人がどうだったかはわかりませんが。
スマッシュのサムライ中継における高橋アナ&小佐野さんのコンビを交代させてまで土居アナ&フミサイトーさんを起用したメリットは伝わってこなかったなぁ。
テレ東の『世界のプロレス』の雰囲気を再現したかったのはわかる。
でも、あの当時ってほら、アメリカのプロレスって情報があまり入ってこない、未知の部分が多かったからこそ、
土居アナ&フミさんのコンビによるリアクション込みの中継番組が面白かった訳で。
今の日本のプロレス界…
Twitterでの情報発信と煽りVTRに特に力を入れているWNCなんかは特に、ビギナーでも比較的早く予備知識が仕入れれるのに、
日本のどの団体のプロレス中継よりもプロレスビギナーの視聴者を意識している様な実況&解説をされても…ねぇ。
それに加えて。
プロレスの仕事は浦島太郎状態だった土居アナは仕方ないにしても、
フミさんはWNCの登場人物についての下調べを、小佐野さん程はしていないっぽいところは凄く違和感があった。
土居アナのカンが戻ればまた多少は違う印象が残るのかも知れませんが、
実況&解説の喋りの内容の方が試合よりも気になる様な事態になるのは、マジで勘弁してほしいですね。
以下、試合について。
★大原…さんvs外道
試合結果とフィニッシュに関しては、ある程度プロレスを観ている人ならばすぐに予想できる範囲だったので気にならなかったのですが、
ヒールのプロレスの教科書の様な外道のリズムに、大原…さんが付き合わされてペースを掴めなかったのはかなり残念。
旗揚げ準備に追われて、大原…さんのコンディションがよくなかった可能性もあるけど、あそこまでの外道ワールドになるとはなぁ。
ぶっちゃけた話。
もし今の かずちかが外道とシングルでやったてしても、結果はともかく大原…さんと全く同じ様に、がっちりとペースを握られそうな気はする。
それぐらいこの日の外道はあまりにも外道らしく素晴らしかった。
メイン終了直後の憎々しいマイクアピールも完璧だったし…
ついでに書けば、今回の大原…さんは、そーいう役どころだったんやと言われたらそれまでの話ですが、
ルードとしてのシングルマッチでアレナ・メヒコのメインを張るという、
外道程のプロレス職人でも(多分)成し得ていない実績を持っている片鱗も、意地も執念も試合中には伝わってこなかったのは悔しい。
勝ち負けはともかく、外道よりも先にサミングなり急所打ちをカマしてもいいぐらいのポジションの筈なのになぁ…
★ノガちゃんvsTAJIRI
グラウンド重視のクラシカルなプロレスは、これまでもちょくちょく目にしてはきましたが、
腕なり足なりの一点集中攻撃というテーマは無いっぽい、ただただじっくりとしたスタイルのレスリングを、
プレ旗揚げ戦という舞台で披露して場内を長時間沈黙している光景は新鮮に感じる事ができた。
全体的にはよく盛り上がっていたのに、あれだけ沈黙させる形で観客を手のひらに乗せのせていたTAJIRIは、無茶苦茶旨いお酒を飲んだことでしょう。
もっとも、徹底したクラシカルなスタイルでも、この二人ならばあと何センチ分かは余計に起承転結が表現できた様な気はしますが、
これは贅沢な話になる様な気もするので、この場では『良い試合だった』の言葉でまとめておくべきなのでしょう。
プロレスのビギナーが観ても面白いと思える様な試合だったか?と聞かれたら激しく微妙ではありますが(苦笑)、
観ていて力が入ったのは間違いし、極端な話明日のDDTのメイン・飯伏vsケニオメのアンチテーゼとしての存在価値は絶対にある。
TAJIRIも、僕から言わしゃあ『理由がようわからんストーリー的にはブレている状態』で決まった有刺鉄線デスマッチを必要以上にアピールせず、
そーいう角度からWNCをアピールするのも、長い目で見たら有効的なんじゃないかとも思った。
DDTの武道館を観たら、ノガちゃんvsTAJIRIはまた見直そっと(笑)
とりあえず、プレ旗揚げ戦に関してはこんな感じで。また来月!
※WNC 4.26 END
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契約の兼ね合いで準備期間が短かった為にほぼ純血メンバーだったことで、
当初イメージしていた『スマッシュのつづき』というよりも、一旦リセットされて毛をむしりとって皮を剥いで『骨』を見せられた印象。
この『骨』の部分を特化していたメインと大原…さんvs外道の2試合と他の試合との試合展開のギャップはびっくりした。
クラシカルなスタイルだけではなく、こーいう観る側への謎かけや幻想を与える色が強い試合も見られるならば、
団体名にクラシックと入れるに相応しいんじゃないか、とは思った。
ここから練習生の高橋くん等若い衆の成長と、ゲスト選手達という『肉』付けがされていって、
TAJIRIが仕切る団体での生命線と言い切っていい、ファンタジーよりも人間ドラマの要素が重視される、ストーリーという名の『血』がドクドクと流れていき、時間をかけて独自の世界観を確立していくんやろーなぁ、と。
会場で観る分にはそれはそれで全然いいんですけど、今回の実況&解説は僕には合わなかった。他の人がどうだったかはわかりませんが。
スマッシュのサムライ中継における高橋アナ&小佐野さんのコンビを交代させてまで土居アナ&フミサイトーさんを起用したメリットは伝わってこなかったなぁ。
テレ東の『世界のプロレス』の雰囲気を再現したかったのはわかる。
でも、あの当時ってほら、アメリカのプロレスって情報があまり入ってこない、未知の部分が多かったからこそ、
土居アナ&フミさんのコンビによるリアクション込みの中継番組が面白かった訳で。
今の日本のプロレス界…
Twitterでの情報発信と煽りVTRに特に力を入れているWNCなんかは特に、ビギナーでも比較的早く予備知識が仕入れれるのに、
日本のどの団体のプロレス中継よりもプロレスビギナーの視聴者を意識している様な実況&解説をされても…ねぇ。
それに加えて。
プロレスの仕事は浦島太郎状態だった土居アナは仕方ないにしても、
フミさんはWNCの登場人物についての下調べを、小佐野さん程はしていないっぽいところは凄く違和感があった。
土居アナのカンが戻ればまた多少は違う印象が残るのかも知れませんが、
実況&解説の喋りの内容の方が試合よりも気になる様な事態になるのは、マジで勘弁してほしいですね。
以下、試合について。
★大原…さんvs外道
試合結果とフィニッシュに関しては、ある程度プロレスを観ている人ならばすぐに予想できる範囲だったので気にならなかったのですが、
ヒールのプロレスの教科書の様な外道のリズムに、大原…さんが付き合わされてペースを掴めなかったのはかなり残念。
旗揚げ準備に追われて、大原…さんのコンディションがよくなかった可能性もあるけど、あそこまでの外道ワールドになるとはなぁ。
ぶっちゃけた話。
もし今の かずちかが外道とシングルでやったてしても、結果はともかく大原…さんと全く同じ様に、がっちりとペースを握られそうな気はする。
それぐらいこの日の外道はあまりにも外道らしく素晴らしかった。
メイン終了直後の憎々しいマイクアピールも完璧だったし…
ついでに書けば、今回の大原…さんは、そーいう役どころだったんやと言われたらそれまでの話ですが、
ルードとしてのシングルマッチでアレナ・メヒコのメインを張るという、
外道程のプロレス職人でも(多分)成し得ていない実績を持っている片鱗も、意地も執念も試合中には伝わってこなかったのは悔しい。
勝ち負けはともかく、外道よりも先にサミングなり急所打ちをカマしてもいいぐらいのポジションの筈なのになぁ…
★ノガちゃんvsTAJIRI
グラウンド重視のクラシカルなプロレスは、これまでもちょくちょく目にしてはきましたが、
腕なり足なりの一点集中攻撃というテーマは無いっぽい、ただただじっくりとしたスタイルのレスリングを、
プレ旗揚げ戦という舞台で披露して場内を長時間沈黙している光景は新鮮に感じる事ができた。
全体的にはよく盛り上がっていたのに、あれだけ沈黙させる形で観客を手のひらに乗せのせていたTAJIRIは、無茶苦茶旨いお酒を飲んだことでしょう。
もっとも、徹底したクラシカルなスタイルでも、この二人ならばあと何センチ分かは余計に起承転結が表現できた様な気はしますが、
これは贅沢な話になる様な気もするので、この場では『良い試合だった』の言葉でまとめておくべきなのでしょう。
プロレスのビギナーが観ても面白いと思える様な試合だったか?と聞かれたら激しく微妙ではありますが(苦笑)、
観ていて力が入ったのは間違いし、極端な話明日のDDTのメイン・飯伏vsケニオメのアンチテーゼとしての存在価値は絶対にある。
TAJIRIも、僕から言わしゃあ『理由がようわからんストーリー的にはブレている状態』で決まった有刺鉄線デスマッチを必要以上にアピールせず、
そーいう角度からWNCをアピールするのも、長い目で見たら有効的なんじゃないかとも思った。
DDTの武道館を観たら、ノガちゃんvsTAJIRIはまた見直そっと(笑)
とりあえず、プレ旗揚げ戦に関してはこんな感じで。また来月!
※WNC 4.26 END
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