今回は、オルフェーヴルが2着に敗れた…

というよりも、勝ち損なった第91回凱旋門賞の、地上波中継&グリーンチャンネル中継を観たレース回顧を書いていきましょう。

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…って、今回は『勝ち損なった』という言い方でOKですよね?

僕はその前提で書きますよ、ええ(笑)

ぶっちゃけた話、十何年も競馬を観てきた者としては、凱旋門賞における日本馬の惜敗は見慣れてる・すっかりお馴染みに近い光景だった訳ですよ。

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あくまで99年当時ながらも史上屈指の好メンバーを向こうに回して、蛯名の狙い通りに極悪馬場でハナを切り、

あと僅かのところでモンジューに差し切られたものの、現地のファンから絶賛されたエルコンドルパサー。

終始先行して、四角で勢いを付けて絶好のタイミングで抜け出しを図りながらも、最後は勝ち馬と脚色が同じになってしまったナカヤマフェスタ。

あっ、ディープインパクトについては省略しときます(爆)

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ほんでもって今回のオルフェーヴルなんて、当日の相手関係は微妙だった&人気薄の馬にやられたとはいえ、

悔しいけど(?)スミヨンの騎乗はほぼ完璧だったと思う。池添も納得はしている事でしょう。

今後日本馬が凱旋門賞を勝つとしても『こりゃ圧勝するかも?』とまで思わせる、

これほどまでの『どう見ても一番強いパフォーマンス』を見せてくれる事はもう二度と無いかもしれない…?

嗚呼それなのに、それなのに。

スミヨンが仕掛けたらあっという間に抜け出したオルフェーヴルが、

大昔ならニシノライデン、ちょっと昔ならばノースサンデーばり(どちらも詳細は各自調査)に直線で斜行をしてしまい、

先行していたソレミアにダイユウサクばりの脚を使われて差し返されるなんて…ねぇ。

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何回も何回も映像を観ても、悔しい・残念のを通り越して今でも

『これだけオルフェーヴルに追い風が吹いていても日本馬は凱旋門賞には勝てないものなのか!?』

的意味合いで、胸糞悪くなるというか。

そりゃまぁ、仮にオルフェーヴルが勝っていたとしても、昨年のヴィクトワールピサのドバイWC時みたいに号泣はしなかったとは思いますが、今回は悔し涙すら無い。

レース直後に沢山の方がTwitter上で名前を出していた、91年の有馬記念でダイユウサクがメジロマックイーンに勝った時、

大半の競馬好きが受けた精神的大ダメージが、今更ながらよくわかりましたよ(苦笑)

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ところで。

レースの翌朝から今日までの間で、あちこちのネット上の記事を読ませていただきました。

それで、オルフェーヴルの敗因を考えてみるに。

池江師の

『任された私の技術が足りなかった。勝たなければいけないレースだった』

のコメントと、

鞍上を務めたスミヨンの

『最後はバテてしまったわけではありません。急に内側によれてしまって…』

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のコメントを加味すれば、あまりにも今のオルフェーヴルらしいっちゃあらしい敗因ではありますわなぁ。

あれだけの大舞台で道中も相当なプレッシャーがかけられていた筈なのに、直線でソラ使ってんじゃねーよ!

しかも、ソラを使う癖を早い段階でペリエに見抜かれてるんじゃねーよ!(注・これは坂井千明さんのブログの内容を鵜呑みにしてます)

父・ステイゴールドでさえ海外で武豊が乗った時はきちんと走って結果を残したのに、おめぇはどんだけのクセ馬なんだよ!って話ですよね。

まぁ、しゃーないわ。

ここはむしろ広い心で(?)あれだけの斜行をしても、後ろから来る馬の脚が無かったから降着処分を食らわずに済んだ、そーいう意味ではラッキーだったんや、と割りきるべきなのかも知れない(苦笑)

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今後のオルフェーヴル。

グリーンチャンネル中継での合田さんの、レース直後の

『斤量に加えて馬場が堪えて、苦しくてヨレた末に最後はバテたんじゃないか』

の分析が当たっているか否かは、オルフェーヴルが帰国して以降の動向を見て判断しましょう。

検疫で引っ掛かったりケガをしていない限り、年内引退は無いと信じたい。

でなきゃ、天国にいる筈のエルコンドルパサーがどっかに化けて出てくるやろーし、僕らも競馬ファンをやってられないですよ。

これで年内引退とかされたら、来年は更に競馬人気が下がりますよって話になる。

一応、来年はトレイルブレイザーが挑戦するなら話は別ですが…

池江師が来年の凱旋門賞から逆算して、今後オルフェーヴルがどんなスケジュールを組むのかは普通に興味深いですよね。

まぁ、来年や来年!

来年の凱旋門賞こそは直線まっすぐ走れよ、オルフェーヴル!

そして、日本で乗る時は二度とラフプレーをするなよ、スミヨン!

以上です!

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