一昨日の昼間は、映画『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』を観てきました。今回はその感想を書いていきましょう。
地軸転換装置を作動せよ!

※PC版ホームページ
※縛りやトーマスさんのブログ・斜陽産業『甦る銀色』より
≪以下ネタバレ注意≫
地軸転換装置を作動せよ!

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≪以下ネタバレ注意≫
いきなり糞をぶっかければ。
前売り券で1300円払った価値と、庵治町からワーナーマイカルシネマ綾川まで一時間ちょい車を運転してまで観に行った価値…
どちらも無かった。
今春に放送された『SPEC・翔』みたいに、テレビを観ながら、携帯をいじりながら、そしてTwitterで実況をしながら観る分には、十二分楽しめる内容ではあったと思いますが、そこまでの映画だった…
どう考えても子供向けの映画の筈なのに、冒頭の戦闘以降は蒸着!するまで、
引っ張れるだけ引っ張ってたもんだから子供がいかにも途中で飽きそうな展開だったのは明らかに致命的だった。

大体、ストーリーそのものもこの手のヒーロー物をほとんど観た事がない子供ぐらいしか騙せなさそうなレベルの子供騙しで、
シャリバン&シャイダーの出演シーンが刺身のツマレベルの扱いだったのは、宇宙刑事シリーズへのリスペクトの無さが特に伝わってきた感じ。
その癖、中途半端に『宇宙兄弟』とか『はやぶさ』三部作シリーズの要素を取り入れていたのも、
東映のによる、ギャバンを復活させる企画もどーせ一回だけやから、その時の旬もいれましたよ的なやっつけ仕事感が伝わってきて不快だった。
こりゃもう、僕の中での今年の映画のワースト1位はギャバンに決まり…
いや、そうでもないかもしれない。

というのも僕、初代ギャバンの大葉さんのカッコ良さに魅了されたんですよね。ほんま、たまらんかった。
初代タイガーマスクの佐山さんと違い、今年57歳ながらもグッドシェープを維持しており、
昔と変わらないアクションシーンを映画館のスクリーンで魅せてくれた大葉健二さん!
何故かショッピングセンターが舞台のマクー空間で大葉さんと石垣くんといちゃつく…
もとい、大葉さんと石垣くんが息を合わせてハイスピードで走り回るシーンは、
僅かの時間ながらも少年時代にタイムスリップしたかの様な感覚が味わえた。
また、ストーリー上、大葉さんはドン・ホラーの復活を阻止するという重大な任務を石垣くんに後を託す訳ですが、
石垣くんに後を託さなくても大葉さんが行けば事足りたやろーと観る側に思わせた存在感はどう考えても凄いでしょう。
だから僕はギャバンに対して『おかえり、はやぶさ』を観た後みたいな『金と時間を返してくれ』の類いの感想は決して言いません。ギャバンは今年のワースト2位に認定しておきます(爆)

それにしてもなぁ。
もっと早い段階から、例えば冒頭の二代目とザン・バルドとの戦闘時に助けた時点から大葉さんが出てきて、
以降は巨人の星の星親子かウルトラマンレオにおけるモロボシダンばりに、大葉さんがガンガン石垣くんを鍛えていく泥臭いストーリーにして、
師弟関係であったり、父と子の距離感の大事さを観る側にアピールしていれば、
トオヤを演じた永岡くんと、バタ臭さを抜いた熊田陽子みたいな滝さんを含めたちゃっちい三角関係よりも、
観る側の心に響く作品になっていたし、口コミで評判が伝わりやすかった気がするんやけどなぁ。

実際、川でエンドレスで石垣くんを殴り続けて檄を飛ばすシーンは、昔の青春ドラマを彷彿とさせて変にインパクトがあったし…
まぁ、折角二人がわかりあえた直後に、お約束の様にシェリーが捕まったのは失笑もんでしたが。
結局、大葉さんの使いこなし方がもったいないったらありゃしない。
こうやって書きながらますます東映の仕事のしょぼさに腹が立ってきたやなぁ。
さて、ここからは気を取り直して。
他に印象に残った事を、短めに幾つか挙げておきましょう。
★二代目ギャバンの石垣くん、新人さんかと思ったらそれなりに歳をとっていて(今年30歳)結構いろんな作品に出てたんですね。
きっと黒歴史にはしないんでしょうけど、パンフレットのインタビューで
『今回の映画はヒーロー映画ではなくアクション映画だと思っています』
と言っていたりするので、評価はかなり微妙かなぁ…
★たぶん『ザ・フライ』みたいな物質移動の研究の際、永岡くんがネズミではなく自らが飼っていた猫を実験台にしようとしていた設定はひどかったなぁ。
ヒーロー映画なのに、どんだけマッドサイエンティストやねん…

★シェリーの森田涼花はあんなもんでいいんじゃないすかね?
丸顔が強調されるヘルメットを被っていたのは気の毒やったけど。
★ブライトンの黄金のマスクは何かカッコ良かったなぁ。
メキシコのルチャドールがあのデザインをマスクに採用するんちゃうか?
★ドン・ホラー復活の儀式(?)で、ブライトンが滝さんをマエアツ風にだっこして運んだ後に、滝さんの事を『いい器だ』と言っていたのはドキッとした。
実際は『今は肉体を持っていないらしいドン・ホラーが甦った後に、滝さんの肉体に憑依する』意味合いだったのですが、
サイキッカーとしては中谷彰宏の『君は名器だ!』のアピールを思い出すっちゅうねん(笑)

★昔と変わらず銀河連邦警察の長官を務めるコム長官が、まさかの穂花を秘書にしていたのはびっくり。
東映が叶和貴子さんを引っ張りだせなかった罪滅ぼしが穂花だったとしたら、もはや何がなんだか!?
しかもパンフレットには、穂花のミニインタビューが掲載されていた。
何でも宇宙刑事シリーズは詳しくなかったので(当たり前や)いろいろ調べたらしい。偉いなぁ(笑)
今回はこんな感じで締めますかね。
これだけ書きたい事を書いたら、僕の欲望は満たされました…
いぇいっ!(笑)


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どちらも無かった。
今春に放送された『SPEC・翔』みたいに、テレビを観ながら、携帯をいじりながら、そしてTwitterで実況をしながら観る分には、十二分楽しめる内容ではあったと思いますが、そこまでの映画だった…
どう考えても子供向けの映画の筈なのに、冒頭の戦闘以降は蒸着!するまで、
引っ張れるだけ引っ張ってたもんだから子供がいかにも途中で飽きそうな展開だったのは明らかに致命的だった。

大体、ストーリーそのものもこの手のヒーロー物をほとんど観た事がない子供ぐらいしか騙せなさそうなレベルの子供騙しで、
シャリバン&シャイダーの出演シーンが刺身のツマレベルの扱いだったのは、宇宙刑事シリーズへのリスペクトの無さが特に伝わってきた感じ。
その癖、中途半端に『宇宙兄弟』とか『はやぶさ』三部作シリーズの要素を取り入れていたのも、
東映のによる、ギャバンを復活させる企画もどーせ一回だけやから、その時の旬もいれましたよ的なやっつけ仕事感が伝わってきて不快だった。
こりゃもう、僕の中での今年の映画のワースト1位はギャバンに決まり…
いや、そうでもないかもしれない。

というのも僕、初代ギャバンの大葉さんのカッコ良さに魅了されたんですよね。ほんま、たまらんかった。
初代タイガーマスクの佐山さんと違い、今年57歳ながらもグッドシェープを維持しており、
昔と変わらないアクションシーンを映画館のスクリーンで魅せてくれた大葉健二さん!
何故かショッピングセンターが舞台のマクー空間で大葉さんと石垣くんといちゃつく…
もとい、大葉さんと石垣くんが息を合わせてハイスピードで走り回るシーンは、
僅かの時間ながらも少年時代にタイムスリップしたかの様な感覚が味わえた。
また、ストーリー上、大葉さんはドン・ホラーの復活を阻止するという重大な任務を石垣くんに後を託す訳ですが、
石垣くんに後を託さなくても大葉さんが行けば事足りたやろーと観る側に思わせた存在感はどう考えても凄いでしょう。
だから僕はギャバンに対して『おかえり、はやぶさ』を観た後みたいな『金と時間を返してくれ』の類いの感想は決して言いません。ギャバンは今年のワースト2位に認定しておきます(爆)

それにしてもなぁ。
もっと早い段階から、例えば冒頭の二代目とザン・バルドとの戦闘時に助けた時点から大葉さんが出てきて、
以降は巨人の星の星親子かウルトラマンレオにおけるモロボシダンばりに、大葉さんがガンガン石垣くんを鍛えていく泥臭いストーリーにして、
師弟関係であったり、父と子の距離感の大事さを観る側にアピールしていれば、
トオヤを演じた永岡くんと、バタ臭さを抜いた熊田陽子みたいな滝さんを含めたちゃっちい三角関係よりも、
観る側の心に響く作品になっていたし、口コミで評判が伝わりやすかった気がするんやけどなぁ。

実際、川でエンドレスで石垣くんを殴り続けて檄を飛ばすシーンは、昔の青春ドラマを彷彿とさせて変にインパクトがあったし…
まぁ、折角二人がわかりあえた直後に、お約束の様にシェリーが捕まったのは失笑もんでしたが。
結局、大葉さんの使いこなし方がもったいないったらありゃしない。
こうやって書きながらますます東映の仕事のしょぼさに腹が立ってきたやなぁ。
さて、ここからは気を取り直して。
他に印象に残った事を、短めに幾つか挙げておきましょう。
★二代目ギャバンの石垣くん、新人さんかと思ったらそれなりに歳をとっていて(今年30歳)結構いろんな作品に出てたんですね。
きっと黒歴史にはしないんでしょうけど、パンフレットのインタビューで
『今回の映画はヒーロー映画ではなくアクション映画だと思っています』
と言っていたりするので、評価はかなり微妙かなぁ…
★たぶん『ザ・フライ』みたいな物質移動の研究の際、永岡くんがネズミではなく自らが飼っていた猫を実験台にしようとしていた設定はひどかったなぁ。
ヒーロー映画なのに、どんだけマッドサイエンティストやねん…

★シェリーの森田涼花はあんなもんでいいんじゃないすかね?
丸顔が強調されるヘルメットを被っていたのは気の毒やったけど。
★ブライトンの黄金のマスクは何かカッコ良かったなぁ。
メキシコのルチャドールがあのデザインをマスクに採用するんちゃうか?
★ドン・ホラー復活の儀式(?)で、ブライトンが滝さんをマエアツ風にだっこして運んだ後に、滝さんの事を『いい器だ』と言っていたのはドキッとした。
実際は『今は肉体を持っていないらしいドン・ホラーが甦った後に、滝さんの肉体に憑依する』意味合いだったのですが、
サイキッカーとしては中谷彰宏の『君は名器だ!』のアピールを思い出すっちゅうねん(笑)

★昔と変わらず銀河連邦警察の長官を務めるコム長官が、まさかの穂花を秘書にしていたのはびっくり。
東映が叶和貴子さんを引っ張りだせなかった罪滅ぼしが穂花だったとしたら、もはや何がなんだか!?
しかもパンフレットには、穂花のミニインタビューが掲載されていた。
何でも宇宙刑事シリーズは詳しくなかったので(当たり前や)いろいろ調べたらしい。偉いなぁ(笑)
今回はこんな感じで締めますかね。
これだけ書きたい事を書いたら、僕の欲望は満たされました…
いぇいっ!(笑)


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コメント
コメント一覧 (1)
でも、芸能界を生き残るのは大変そうですな〜〜w