今回は、競馬・第146回天皇賞(秋)等のレース回顧を…

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事前の予報通り天候が不安定なまま当日を迎えたり、レース前日は高速道路の事故の余波で、一部の関西馬の馬運車が大渋滞に巻き込まれたり。

記念すべき天覧競馬なのに、どう考えても『一筋縄ではいかない』感満載だった今回。

終わってみれば、デムーロがエイシンフラッシュを復活させた上に、

馬から降りて天皇・皇后両陛下へ最敬礼を見せるという日本近代競馬史に残る一人勝ちをして、観る側の記憶に残るここまでドラマチックなレースになるとは!?しびれたなぁ…

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サイレンススズカが天に召された時を思い出す、シルポートが生んだハイペースにも惑わされずに、

単勝上位人気の馬達が掲示板を確保したという、実力面での説得力のある中身の濃い天皇賞だった。

だから競馬は面白いんでしょうね。

とにかくデムーロはねぇ。

いつもの様に良い状態に仕上がっていたエイシンフラッシュが、

あまりマークされていない状況下でこの面子を相手に勝ちきるにはこれしかなかったであろう最内急襲策を、完璧に遂行したんやからデムーロは凄いと思う。

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そらまぁ、

『直線の最内は、シルポートがばてて下がってきた時に危ないから意図的に空けてたんだ』

と言われたらその通りなんでしょうけど、

ヘロヘロになったシルポートが、斜行をせずにまっすぐ下がっていく保証は全く無いですし、

ペリエがオルフェーヴルに勝った凱旋門賞じゃないけど、

外国人騎手に日本のGIレースのその手の傾向を完全に見抜かれていて、

あそこまで鮮やかに勝たれてしまった事を反省するのも必要なんちゃうか?という気はしますけど…ね。

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ぶっちゃけた話。

悔しいのはわかるけど、できる事ならば蛯名には直線最内に行けなかった事についてコメントしてほしくはなかった。

仮に一番人気じゃなくても、間違いなくあれぐらいの外までは回してたやろーし…

さてさて。

エイシンフラッシュのジャパンカップでの鞍上はルメールですか。

今度はルメールに、日本競馬のGIレースでの隙を衝かれるのかなぁ?それも辛いなぁ(苦笑)

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ところで。

このレースのパトロールフィルムを観たら、ばてていたシルポートがひとつでも上の着を死守するべく、

小牧がまっすぐ走る様に左右持ちかえながらステッキを何回も何回も入れていたのは印象に残りましたねぇ。

実質、終わってみれば昨年よりも走破タイムは早かったし着順も上だった。

ただ単にレースを引っ掻き回すだけではない、小牧劇場のもうひとつの真実みたいなものを見た感じがした。

シルポートの次走は、登録通りにマイルCSになるのかな?これはこれで楽しみです。

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他の馬について。

フェノーメノは、陣営の読み通りに末脚の持続力を生かせる府中がベストみたいやから、ジャパンカップターフが正念場であり年内は最終戦になるのでしょう。

蛯名が躊躇せずに直線で最内を突ければ、一気に突き抜けても不思議ではない気はしますが、

ここ一番で父ステイゴールドのクセ馬っぷりが炸裂しても不思議ではないし…

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ルーラーシップ。

レースが始まるまでは木曜に発表された体重に散々惑わされて、レースも出遅れ。

それでも大外から追い込んできて3着を死守。

エアグルーヴの子供らしいっちゃあらしいけど、一人相撲も大概にせえよって話で(苦笑)

ジャパンカップターフでは無印にはしにくいんでしょうけど、有馬記念が終わって2012年を振り返ってみれば『香港をピークに持っていくとはさすが角居師!』というオチになる気がしないでもない。

今後の鞍上が正式に決まったとしても、頭にするには勇気が要るかもしれない。面倒臭い馬やね(笑)

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カレンブラックヒルは、一枚噛んでいる須田鷹雄さんのブログでの分析が全てなんでしょうね。

相当厳しい枠と展開でしたから、2000が適正距離じゃないならば確実に沈没していた筈。

よくやりましたよ。香港での活躍に期待します。

それではでは。

ワンダーアキュートが圧勝したJBCクラシックでは、馬券は買わずに命拾いをしたkajioがお送りする当ブログの次の競馬ネタは女王杯になる予定です。ごきげんよう!

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