今回は『年越しプロレス2012〜目指せプロレス100周年〜旭志織の周年(とし)の数だけ抱きしめて〜』のサムライ中継を観た感想を…

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※PC版スポナビより


後楽園での年越し興行は7回目ですか。

対抗戦を売りにしながらも、これまでの年越し興行よりも主要3団体の上の方の選手は番付面でダメージを受けず、

また昨年の様に興行の裏方の人選で博打を打った訳でも無いっぽい。

ストーリー的に旭しおりんを前面に出しつつも、肝心のオイしいところは譲ってもらえない辺りも、K−DOJOを観てきていたら特に違和感は無い。

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ついでに書けば、大日本は年末年始に興行がいっぱい入ってるし、

他の団体も横浜赤レンガでのフェスティバルもあるから大晦日に全精力を注ぐ訳にはいかない。

そーいう意味で、これまでの年越し興行よりも期待値のハードルを大分下げて観てたんですけど…

それでもあんまり面白くなかったなぁ。

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本来ならば、しみちょんが全部悪い!とギャグにもできるのですが、そうはならないぐらいに不満なところが頭に浮かんできたし(爆)

会場で観ていた方はきっと楽しかったんでしょうし、お祭り要素の強い試合はサプライズこそ無かったものの観ていてそれなりに楽しかった。

ゲット・ワイルドはサプライズといえばサプライズなんでしょうけど、ゲット・マイルドというネタ自体が既に前振りになっていたし、

大昔の、日テレ番組対抗隠し芸大会における全日本プロレス勢の演技を思い出す きゃりーぱみかみを先に見てしまうとサプライズでも何でもない、みたいな(苦笑)

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昨年丸藤を引っ張り出した若い選手のチャレンジマッチ枠に入ったっぽい、セミの関本・火野・ワイド石川という反則トリオも(年越しなのに)お年玉感が漂っていて満足はできたからそれは否定しません。

でも、対抗戦はねぇ。

お祭り〜の選手を除いた上でもあれだけのメンバーを集めてマッチメークをしながらも、

第1試合の橋本カズキが一番対抗戦っぽい空気を出していたのはマズいでしょう、さすがに。

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最初に書きましたが、折角複数対抗戦を組むならば、負けた選手がもっと悔しがる様なマッチメークはあるべきでしたね。

また、興行的にはそこまで積極的な売りにしていなかったので僕もキツい言い方は避けますが、

リングをふたつ並べるなんて、企画倒れ感満載で しょーもなかったよなぁ。

ふたつ目のリングに照明すら当てられないのなんて、エンターテイメントとしては手抜きやとしか言い様がないでしょ。

ふたつリングがある前提のハードコアマッチを組んだ大日本はさすがやとは思いましたが、大日本の固定客が集まった後楽園大会の中でやった方が更に盛り上がったでしょうし…

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一番がっかり来たのはメイン。

あの面子が揃いながらも男色先生の一人勝ちになりますかね、しかし(苦笑)

男色先生を入れるなら、男色先生がサブリングで戯れている間もメインリングで試合が進行していそうな3WAY6人タッグにしておくか、

男色先生用の専用個室としてサブリングに大日本の鉄檻を置くとか、

ないしはいっその事メインとは違う試合順にしてほしかった。

年越しプロレスを観て毎年書いてる気はしますが…

やっぱり、これがきっかけで他の5人同士のストーリーが生まれてほしかったですね。もったいない。

さて、散々ネガティブな事を書いてきたこの記事ですが、最後にこの日のベストマッチ&MVPを挙げておきましょう。

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それはもちろんK−DOJOの関根くん…

いや、もう『くん』付けはしちゃいけないですね。

二丁拳銃が上手く関根をリードしていた&塚本の『上から目線』がサマになっていたのを差し引いても、

最後まで関根の気持ちもスタミナも途切れず、終盤に蹴りまくってあわやの場面を作ったのは感動もんだった。

考えてみれば番付的には関根のすぐ上にいたトマトもトウナイもいつ復帰できるかわからないから危機感はあるでしょうし、

そろそろ真霜からの親離れならぬ兄離れも意識しなきゃいけないポジションではありますが、

あの良い意味でのプロレスバカっぷりと悲壮感の無さがあれば、2013年も更に活躍してくれて、

大晦日の年越しプロレスでもメインを張ってより盛り上げてくれる筈だと思いたいですね。

頑張れよ、関根!

そして頑張れよ、しおりん!

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