今日はですね、昼間に映画『横道世之介』を観てきました。
今回はその感想を、サンバのリズムに乗りながらアグレッシブに書いていきましょう。
ごきげんよう…
![91722ae1.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/kajio_u/imgs/9/1/91722ae1-s.jpg)
※PC版ホームページ
≪以下ネタバレ注意≫
今回はその感想を、サンバのリズムに乗りながらアグレッシブに書いていきましょう。
ごきげんよう…
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≪以下ネタバレ注意≫
この横道世之介。
世之介が終始出し続ける“人としての暖かさ”が心に染みて良かったなぁ。ラストシーンもホロリときた。
縛りやトーマスさんのお薦めを鵜呑みにして良かった…って、別に疑ってた訳やないけど(笑)
現時点で今年観た映画ランキングでは一番かなぁ。
この作品の何が良かったっていうと、高良くんと吉高さんの尋常でないぐらいにフワフワっとしたキャラの作り方と、
トーマスさんの紹介のトークの通りに、大きな事件は全く起きないところ(爆)
強いて大きな事項をあげたら、おばあちゃんが亡くなったのと、長崎の海岸に難民が漂着したところと、スキーで足を骨折したところぐらいか(笑)
![970b2a19.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/kajio_u/imgs/9/7/970b2a19-s.jpg)
若者の欲望が渦巻く(?)大学のキャンパスが舞台なのに基本的には平和なストーリーやから、
吉田修一さんの原作には無い範囲の波乱万丈寄りのエピソードを折り込んだり、
尺を短くする事を意識する編集をすればスマートな進行にできた筈なのに、
別に大きな事件があった後でもない世之介と各登場人物の会話シーンにおいて、後のストーリーを大きく左右する・しないに関わらず、どれも意図的に長回しをしているという。
演出については詳しくないからよくわかりませんが、
脚本に関しては各キャラの個性を重視してるのは伝わってきた反面そこまでインパクトは無かったのに、長回しの連発にも耐えれてしまうという。
![d80d91eb.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/kajio_u/imgs/d/8/d80d91eb-s.jpg)
高良くんと吉高さんの演技がそれだけ素晴らしかったといえば一言で終わってしまうのですが、
それだけで片付けるには惜しく思える様な不思議な体験をしたかも…
で、その結果。
長回しの積み重ねで2時間40分の長編になっていた(苦笑)
穿った見方をしたら、その長回しがなければテレビドラマで十分にも思えたからこそ確信犯でそうしたのかも知れませんが…
まぁ、ええか。
とにかく、僕がブログでこの手の感想を書く時のスタイルなら本来ならば
『長過ぎるで!』
とツッコミをまず最初に入れなきゃいかんのでしょうが、
何せ今年に入ってから僕は二時間越えの作品を観るのが続いていたにも関わらず、
他の二時間越えの作品とはあまりにも趣が違うから、一回りして非常に新鮮やった(笑)
![b6713251.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/kajio_u/imgs/b/6/b6713251-s.jpg)
よくよく考えてみれば、沖田監督が前に作った『南極料理人』もそんな感じでしたが、
南極〜は話の舞台が南極やから、南極での日常を描くだけで面白いから余計な要素は要らんかったけど、
横道〜なんて80年代の東京と長崎の何の変てつもない日常が舞台にも関わらずそこまで徹底的にやってたから、
『沖田監督、すげぇ!』
って思ってしまった。
今年に入って、ある程度多くの映画の本数…特に、アクション系やCGバリバリのど派手な映画を沢山観ている方にこそ、
横道世之介の大きな事件は何も起こらない世界は“一服の清涼剤”としてお薦めしておきましょう。
![e0156178.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/kajio_u/imgs/e/0/e0156178-s.jpg)
ここからは役者さんについて。
これがまぁ、高良くんを筆頭に見事なまでに悪い人が出てこないんですわ。
善人大集合状態。草なぎくんのドラマの『いいひと』よりも悪い人が出てこなかったぐらい。この徹底っぷりは高評価しなきゃいけない。
ついでに書けば、個人的には先週女の登場人物は皆腹の中で損得を考えてて、男の登場人物は皆絵に描いた様なろくでなし(爆)という
『ふがいない僕は空を見た』を観てきたばかりやから、余計に善人大集合感が際立って見えてしまった。
強いて悪そうな人を挙げたら綾野くんが演じていたクセのあるホモの加藤くんぐらいか。
そんな加藤くんも、場面が現代になったらパートナーと仲良くやってたから悪い人でもないし…
吉高さんも、デビューは園子温監督の作品で、出世作が『蛇にピアス』の雑草女優さんの筈のやから(推測)、
世之介に輪をかけた様なフワフワっとしたお嬢様を演じても説得力は無い筈なのに、少なくとも『愛と誠』の武井咲よりはお嬢様っぽくに見えたし。
吉田豪さんのコメントやないけど、カーテンのシーンなんて、最高に可愛かった。
![4c5fec26.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/kajio_u/imgs/4/c/4c5fec26-s.jpg)
多分次の作品(ガリレオ辺りか?)では全く違うキャラを巧く演じていて醒めてしまうんやろーけど、好きになってしまいそうです(笑)
最後に、僕がこの映画で一番好きなシーンを書いておきますと、
ベタですがクリスマスパーティーでアパートの外に出て二人でキスをして、その二人の姿をクレームカメラ?がなめるところでしょうか。
若いってええなぁ。
若い時にはあーいう恋愛してみたかったなぁ、みたいな…
なお、二番目は高良くんと綾野くんがによる、ホモのハッテン場の公園での、スイカを食いながらのやりとり。もちろん長回し。
最高にくだらなかったです(笑)
それでは皆様、今回の感想はこの辺で。
つまり、ご飯を食べている時にキスをするなという事ですね…
![1526a23a.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/kajio_u/imgs/1/5/1526a23a-s.jpg)
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世之介が終始出し続ける“人としての暖かさ”が心に染みて良かったなぁ。ラストシーンもホロリときた。
縛りやトーマスさんのお薦めを鵜呑みにして良かった…って、別に疑ってた訳やないけど(笑)
現時点で今年観た映画ランキングでは一番かなぁ。
この作品の何が良かったっていうと、高良くんと吉高さんの尋常でないぐらいにフワフワっとしたキャラの作り方と、
トーマスさんの紹介のトークの通りに、大きな事件は全く起きないところ(爆)
強いて大きな事項をあげたら、おばあちゃんが亡くなったのと、長崎の海岸に難民が漂着したところと、スキーで足を骨折したところぐらいか(笑)
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若者の欲望が渦巻く(?)大学のキャンパスが舞台なのに基本的には平和なストーリーやから、
吉田修一さんの原作には無い範囲の波乱万丈寄りのエピソードを折り込んだり、
尺を短くする事を意識する編集をすればスマートな進行にできた筈なのに、
別に大きな事件があった後でもない世之介と各登場人物の会話シーンにおいて、後のストーリーを大きく左右する・しないに関わらず、どれも意図的に長回しをしているという。
演出については詳しくないからよくわかりませんが、
脚本に関しては各キャラの個性を重視してるのは伝わってきた反面そこまでインパクトは無かったのに、長回しの連発にも耐えれてしまうという。
![d80d91eb.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/kajio_u/imgs/d/8/d80d91eb-s.jpg)
高良くんと吉高さんの演技がそれだけ素晴らしかったといえば一言で終わってしまうのですが、
それだけで片付けるには惜しく思える様な不思議な体験をしたかも…
で、その結果。
長回しの積み重ねで2時間40分の長編になっていた(苦笑)
穿った見方をしたら、その長回しがなければテレビドラマで十分にも思えたからこそ確信犯でそうしたのかも知れませんが…
まぁ、ええか。
とにかく、僕がブログでこの手の感想を書く時のスタイルなら本来ならば
『長過ぎるで!』
とツッコミをまず最初に入れなきゃいかんのでしょうが、
何せ今年に入ってから僕は二時間越えの作品を観るのが続いていたにも関わらず、
他の二時間越えの作品とはあまりにも趣が違うから、一回りして非常に新鮮やった(笑)
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よくよく考えてみれば、沖田監督が前に作った『南極料理人』もそんな感じでしたが、
南極〜は話の舞台が南極やから、南極での日常を描くだけで面白いから余計な要素は要らんかったけど、
横道〜なんて80年代の東京と長崎の何の変てつもない日常が舞台にも関わらずそこまで徹底的にやってたから、
『沖田監督、すげぇ!』
って思ってしまった。
今年に入って、ある程度多くの映画の本数…特に、アクション系やCGバリバリのど派手な映画を沢山観ている方にこそ、
横道世之介の大きな事件は何も起こらない世界は“一服の清涼剤”としてお薦めしておきましょう。
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ここからは役者さんについて。
これがまぁ、高良くんを筆頭に見事なまでに悪い人が出てこないんですわ。
善人大集合状態。草なぎくんのドラマの『いいひと』よりも悪い人が出てこなかったぐらい。この徹底っぷりは高評価しなきゃいけない。
ついでに書けば、個人的には先週女の登場人物は皆腹の中で損得を考えてて、男の登場人物は皆絵に描いた様なろくでなし(爆)という
『ふがいない僕は空を見た』を観てきたばかりやから、余計に善人大集合感が際立って見えてしまった。
強いて悪そうな人を挙げたら綾野くんが演じていたクセのあるホモの加藤くんぐらいか。
そんな加藤くんも、場面が現代になったらパートナーと仲良くやってたから悪い人でもないし…
吉高さんも、デビューは園子温監督の作品で、出世作が『蛇にピアス』の雑草女優さんの筈のやから(推測)、
世之介に輪をかけた様なフワフワっとしたお嬢様を演じても説得力は無い筈なのに、少なくとも『愛と誠』の武井咲よりはお嬢様っぽくに見えたし。
吉田豪さんのコメントやないけど、カーテンのシーンなんて、最高に可愛かった。
![4c5fec26.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/kajio_u/imgs/4/c/4c5fec26-s.jpg)
多分次の作品(ガリレオ辺りか?)では全く違うキャラを巧く演じていて醒めてしまうんやろーけど、好きになってしまいそうです(笑)
最後に、僕がこの映画で一番好きなシーンを書いておきますと、
ベタですがクリスマスパーティーでアパートの外に出て二人でキスをして、その二人の姿をクレームカメラ?がなめるところでしょうか。
若いってええなぁ。
若い時にはあーいう恋愛してみたかったなぁ、みたいな…
なお、二番目は高良くんと綾野くんがによる、ホモのハッテン場の公園での、スイカを食いながらのやりとり。もちろん長回し。
最高にくだらなかったです(笑)
それでは皆様、今回の感想はこの辺で。
つまり、ご飯を食べている時にキスをするなという事ですね…
![1526a23a.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/kajio_u/imgs/1/5/1526a23a-s.jpg)
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コメント
コメント一覧 (1)
祥子ちゃんが世之介の冗談に大ウケして、「お父様にも話しておきます」と言ってたのが伏線で、
その後大邸宅に呼ばれたときに、「君はどうしてそのことを知っているのかな?」などと詰問され、
拉致されて拷問でも受けるんじゃないかとドキドキして観てしまいましたー(だから)そんな映画じゃないッテw