今回は、子供の日に行われた新日本プロレス・高松大会の後半3試合を観戦した感想を書いていきましょう。

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※PC版新日本プロレスホームページ


どの試合の内容がどーこうよりも、

場外フェンスが設置されていない状態の高松総合体育館のサブアリーナに、椅子はもちろん椅子が無いスペースに、

『立ち見』として限界に近いぐらいに押し込まれた観客の盛り上がり方が半端じゃなく、本当圧倒された。

いわゆる『魂こめて』の横断幕も張られておらず、過剰なぐらいに率先して特定の選手のコールを起こす客も居なかった事を加味すれば、驚異的なぐらい。

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11年前の夏、メインアリーナでおこなわれたGIクライマックス高松大会を思い出したというか…

あくまで団体によりけりではありますが、高松は基本的にあまり盛り上がりが良くないので、余計に

『ここホンマに高松か?岡山と違うんか?』

って何回も思ったし(汗)

全日本プロレスの四天王時代の初期の週刊プロレスの表紙のコピーで

『客に乗せられる前に、客を乗せられるか』

というのがありましたが、この日は選手が入場する前の段階、テーマ曲が流れるだけで、観客が選手の存在に完全に乗せられていた。

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来週サムライでこの大会の録画中継があるそうですが、地方興行でもこれが『新日本プロレスの日常的な光景』だとしたら、

もちろんビジネスの規模とvs世間的な知名度は比べ物になりませんが、それでも今は黄金時代と言えるんやろーなぁ。

それと同時に、日本の他のプロレス団体の状況を考えたら、できるだけ長〜く新日本のこの好景気が続いてもらわないと、

日本のプロレスという独自のジャンルが女子プロレス業界の様な小さい世界になるか、

下手したら跡形もなく沈んでしまうのだろう、という危機感は強くなりましたが…まぁ、穿った見方ですけどね。

ちなみに裕次郎の試合前のマイクは

『尾崎、高松の女はベッドの上じゃ うどんみたいにシコシコらしいな!』

でした(笑)

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さてさて、ここからは試合について。

福岡でのビッグショーを最後に外国人選手が帰国しながらも、全6試合あって4試合で6人タッグが組まれるという驚異ともいえる(大袈裟)選手層の厚さがあって、

選手個人としては『この日のMVPはこれ!』と強調できるほど目立った選手はいなかったかなぁ、というのが正直なところですが(オイオイ)、

メインの かずちか&邪&外にムキになって噛みついていき、さっきも書いた様にとんでもないぐらいに多くの観客がいながらも、

かずちかを場外に引きずり出して派手にやり合う形で観客を掌の上で転がしていった みのるは大したもんやなぁ、とは思った。

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かずちかに敗れてすぐに飛行機で移動しながらも、

結果的にはかなりグダグダだったらしい崖のふちプロレス参戦が、当然の様に『無かった事』になっていたのはちょっとだけ寂しかったけど、それはしゃあないか(苦笑)

かずちかもあの みのるのテンションに最後まで付き合いつつ、

フィニッシュ前のとんでもない威力のドロップキック→レインメーカーは説得力は抜群。

無理に頭から落とさなくても、頭を使えば幾らでも凄いフィニッシュシーンは魅せれるんですよね、うん。

また、邪外が上手い事リングの中で立ち回っていたのを見て、TAKAさんとタイチは本当に仲が微妙で、二人ともシングル向けのプレイヤーなんやろなぁ、と思った(笑)

あと子供の日だったからというのもあるけど、かずちかが邪外を引き連れる姿が冬木さんとダブって見えたのは、Twitterとこのブログだけの話で…

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最後に、少ーしだけ勉強になった事をひとつ。

新日本のリングはもちろんのこと、場外マットも土足禁止みたい。

尾崎リングアナが今日は場外フェンスが無いから危ない事を説明する時、場外マットの事も言っていた。

田中ケロ氏の影響で、一般人が土足でリングに上がるのを見る事は未だに抵抗があるのでこれは嬉しかったなぁ…

とりあえず、真壁を相手に大阪でスイーツの雨を降らせてGIクライマックスを経て、9月にも『高松にカネの雨が降るぞぉ!』(by外道)なシーンはまた観たいですね。以上。

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