今回は、中央競馬春のGIシリーズ最終戦・宝塚記念のレース回顧を書いていきます。


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水上学さんが

『阪神の馬場は、良発表だがあんな良馬場はない(苦笑)実質は重寄りの稍重』

と言う様な馬場状態だった事が唯一ケチを付ける要素ではありましたが、

その点を除けば、ゴール時の盛り上がり方が示す様に日本ダービーに次ぐぐらいの後味が良いレースだったんじゃないすかね。

本馬場入場の『ザ・チャンピオン』の生演奏&演奏終了時の拍手喝采のシーンも素晴らしかったし。

降着ルールの改悪をはじめとしてロクでも無い事も複数ありましたが、終わり良ければ…と割りきっておきましょう。

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勝ったゴールドシップ。

あの頭数だからできたと言われたら何も反論できませんが、

しょっぱなから鞍上が気合いを入れたら馬がスムーズに反応してくれる様なコンディションだった事が、最大の勝因になるんでしょうね。

ゴールドシップがあの状態でシルポートがあのペースを作ってくれるならば、降雨があろうがなかろうが1着入線はよほどの事がなければ揺るがなかったと思う。

ヒーローインタビューでは謙虚だった内田博も、最初から狙っていたかどうかはわかりませんが、

ジェンティルドンナを視界に入れて折り合った段階で勝ちを確信していたと思うし、

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天皇賞(春)の負けを受け止めて、調教パターンを変えて巻き返してきた須貝師の手腕はもっと評価されていいと思いました。

今回はあれだけのパフォーマンスを見せてはくれましたが、内田博が

『一番良い状態に持ってきても、その日になって馬が今日は走りたくないと思ったら幾ら押しても走らない』

とぶっちゃけていたり、表彰式の時にゴールドシップはあくびをしていたという話もある事を加味すれば(苦笑)、

今後もステイゴールド…またはディクタスという名の、良くいえば諸刃の剣・悪くいえば狂気丸出しの血に関係者もマスコミもファンも振り回され続けるとは思いますが、

その振り回され方も想定した上で、ビワハヤヒデとは正反対のゴールドシップならではの世界を来年の凱旋門賞まで楽しんでいきたいですね(笑)

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とりあえず、この結果を受けてゴールドシップの天皇賞(秋)はより楽しみになりました。

・シルポートがJBCスプリントを目指す

・レースセンス抜群のロゴタイプが参戦しそう

・定番の高速馬場

エトセトラ、エトセトラ。

今のゴールドシップって、2000年のテイエムオペラオーみたいに、これらの数々の不安要素を補う“恵みの雨”を降らせるオーラがあると思いますし。

あとは18番枠にさえ入らなければ…?

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ジェンティルドンナ。

本馬場入場の段階で汗が映っていたから

『あれ、この馬こんなに汗かいてたっけ?』

と思ってたら…

結局、万全の状態ではなかったんでしょうね。

または、ないしはディープ産句らしく(?)成長力に難があるのか。

斤量が増えるのはもちろんわかってましたが、成長しているば克服するやろーと思ってましたし…

レース前に岩田も石坂師もあれだけ吹いてたのに、ダノンバラードを一瞬たりとも交わせなかったのはイメージが悪いったらありゃしない。

こーいう現実を見せつけられたら、馬主さんは嫌いですが、改めて海外GIの連戦からの帰国初戦で宝塚記念を、雨の中強いレース内容で勝ったアドマイヤムーンの凄さを実感した次第。

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岩田について。

坂井千明さんの解説を鵜呑みにした上で書けばですね。

『馬が力んでいた』というコメントに関しては、もちろん馬もそうですがゴールドシップが至近距離に居たから岩田自身もかなり力んでいて、

それが馬への当たりに繋がって馬も自動的に…のパターンだったんとちゃうかなぁ。

それで道中のリズムを崩した上に、肝心の勝負どころで外から内田博に馬体を併せ(被せ?)られて、お手上げ状態になったのかも知れない。

されど、最後の抵抗で直線入ってすぐに岩田がゴールドシップにぶつかりながら外へ持ち出そうとしたのは

『やはり仕掛けてきたか、船に横から体当たりだなんて(以下自粛)』

と呆れてしまいましたが…

あれでゴールドシップが動じなくてよかったですよ。いや本当…

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フェノーメノ。

いわゆる3強でフェノーメノが一番後ろの位置取りになるのは夢にも思わなかった。

あの行きっぷりの微妙さは天皇賞(春)の反動の様にしか思えないけど、蛯名は敗因に馬場を挙げていたみたい。

馬場説は『んんっ?』とはなりましたが、そこら辺もステイゴールドの血の怖さという事でまとめておきましょう。

でなきゃ、やってられない方も多いでしょうし!?

何と言いますか。

この頭数なのに有力馬の位置どりもまともに読めないんじゃ、実馬券が当たる訳ない。反省(苦笑)

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最後にダノンバラード。

川田は上手い事立ち回ってたよなぁ。

川田自身が『勝てる!』と思った瞬間はおそらく無かったのが気の毒だったぐらい。

今後の為にも名前は覚えておきましょう。

ただ…これは僕の見方が悪いだけかもしれませんが、と前置きをして書けば。

今回は川田が直線で尻ペッタンペッタンやってたから、馬がびっくりして鼻出血したんとちゃうのん?ってなった。

2〜4着争いをしている馬の鞍上が皆アレをやってる光景は何とも滑稽…

は言い過ぎかな。何かシュールだった。

改めて尻ペッタンってどーなんやろなぁって思いました…

それでは皆様、次の競馬ネタは後藤ヒロキがノーギャラでゲスト出演をした『いち・奈々で、鉄板!宝塚記念編』の感想の予定で、その次となるといつになるかはわかりませんが、サマーシリーズのどこかでまたお会いしましょう!

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