世界の帯広(終) : ｂｌｏｇ‐ｋ…

今回はプロレスの話をひとつ。

先週のアイスリボン名古屋大会の第３部のエンディングで、藤本つっかから休止中だった１９時女子プロレスの終了とＩＷ１９王座の封印が発表されました。

帯広ちゃんがアイスリボンを退団する際、アイスリボン側が１９時～のＴｗｉｔｔｅｒアカウントをそのまま帯広ちゃん個人のアカウントにスライドさせた上で番組も休眠状態になっていたので、

『あぁ、アイスリボンとしてはこのままフェードアウトさせたいんやろなぁ…』

とか勝手に解釈して数ヵ月。

名古屋大会での１９時～のタイトル戦＆番組の一夜復活が唐突に発表されたもんだから、喜びつつも戸惑っていた訳ですが、

残念ながらユーストリームでの配信ではなくニコニコ動画での有料放送だったもんだから、

『あぁ、これはもう休眠状態にけじめを付ける為の一夜復活なんやろなぁ…』

と思っていたら、やっぱり…ね。

僕個人はパソコンを持っていない事もあり、現時点ではアイスリボンを観る為にニコニコ動画の有料会員に入る気は無いので、

あれだけ見てきた番組の最期を看とれずその点に関しては申し訳ありません、という思いでいっぱいです。

無理矢理好意的に割りきれば、最終回でのハム子vs藤本つっかと王座封印試合でのつくしちゃんvs藤本つっかという、

番組の定番かつ内容保証の好カードを有料配信して終わる事が、アイスリボン側から視聴者への配慮なのかなぁ、とか思ったりなんかして…

ただ、これははっきり書いておきますが、

ＮＨＫ総合テレビも含めて普段はプロレスを取り上げないメディアの取材も複数受けた番組だからこそ、

これまでと同じ放送形態でけじめを付けてほしかったですね。

大体ですね。

帯広ちゃんが退団しても世羅が新たな主人公になるもんだと思っていたし、

何より

『インターネットの特性を生かし、日本国内外を問わず女子プロレスファンの底辺を広げていく』

という番組当初の目的(でしたよね？)を果たしたとは言いにくいと思うので、個人的には番組の終了には賛同できない。

まぁ、そんな帯広ちゃんも蕨から市ヶ谷に移籍して、試合数が減りつつも効率よく成長をしているのかがわからないのも心に引っ掛かるけど、それはそれはまた別の話として…

よくよく考えてみれば、蕨に“帰ってきてくれた”成宮をはじめとして、アイスリボンのスタッフの人数自体は増えつつあるみたいやから、

人員的な事情ではなく、アイスリボン＆ネオプラスの金銭的な事情が強いんでしょうね、多分。

金銭面に関しては、番組の初期から

『出演者・選手はノーギャラ！スポンサーは随時募集中！』

と言いまくっていたのを聞いているだけにそこまで無理は言えない…か。

何というか、費用は会社の持ち出しで

『地上波テレビ以外で、プロレスというジャンルを無料で世間に届ける』

という壮大な実験を継続させていく事の限界と、

１９時～の放送がきっかけで生まれた被災地キャラバンや各地へのお出かけプロレス開催等の、

かつてはアイスリボンのキーワードになっていた“何重の輪”の言葉の限界を感じてしまい、凄く悲しいですね。

あと、番組の終了発表に際して僕が引っ掛かった点を敢えて書けばですね。

①番組の視聴者からベルトの作成費をカンパしてもらったＩＷ１９ベルトを、

視聴者の意向は関係なく、アイスリボン側の都合オンリーで封印してしまうのって、僕には違和感があります。

僕は、ベルト製作費用の見積りを公表しないままカンパを募る事が気にいらなかった事もあり、

そのカンパ企画には参加しなかったから、大々的に文句は言う資格はありませんが…

と前置きをした上で書けばですね。

当時幾らかお金を出して１９時～の番組のエンドロールに名前が出ていて、

今もアイスリボンを観られている方はクレームをいっても別にいいと思うんですけどねぇ。

もしアイスリボン側から、既にＩＷ１９封印の報告のメールとかが送られているならば、それ以上どーこうは言えませんが…

②番組が終わるなら終わるで、番組に深く携わっていたＧＥＮＴＡＲＯさんとリ・コウジさんから一言挨拶がほしかったな、と。

そもそもアイスリボン側から２人に番組終了の連絡が行っているのか？をも疑ってしまうというか。

半年も時間が空いてるとは言え、社会人としてそこら辺の筋は通しといてほしいし、そこら辺まで“無かった事”にされていたら、あくまで他人事ながらもカチンと来るというか。

これに関しては、ＧＥＮＴＡＲＯなりリ・コウジさんが今度の新宿大会に来場するか立会人になる形でフォローされる可能性もありますが、果たして…

ん～、非常にネガティブな文章になってしまいましたが、これは全部僕の本音なのでご了承下さい、という事で…