先日は、なかなかのインパクトがあった『突撃!隣の逸ご飯』のVTRから始まった、劇場版『ワールドプロレスリング3D第7弾・GIクライマックス2013最終戦』を観てきたので、その感想を書いていきましょう。

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※PC版新日本プロレスホームページ



場内の盛り上がり方はやっぱり物凄かったんですけど…

内藤の優勝にはあんまりノレなかったなぁ、というのが率直な感想になりますかね。

シングルでの連戦を経ての最後の最後の試合だったからしゃーないんでしょうけど、

棚橋よりも長い時間のインターバルが与えられていたにも関わらず、

棚橋戦ではヒザを一点集中攻撃される前から、何かする度にヒザを気にするところは、昨年のGIでの無惨な姿を思い出してさすがに引いた。

それで、一点集中攻撃されはじめてからもですね。

内藤って体があまり大きくないんやから、例えばヒザを抱えて のたうち回ったり、場外にエスケープしたり、

はたまた、試合開始の時点からスタンバイができていた林リングドクターにチェックをしてもらえる様に、林リングドクターの至近距離でうずくまるとか…

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自分からヒザが悪い事を見せ場にする&完全な棚橋ペースのリズムを狂わせる一工夫を入れてくれたら、まだ『あー、これはキツい事はキツいけどセールも混じっているのかな』と想像ができたし、

それぐらいヒザが痛くても要所要所では飛んだり跳ねたりして場内をもり上げる したたかを兼ね備えている方が、新日本プロレスのトップという目標に近づくには早いと思うんですけどね…

後ろの席にいた観客には見えにくくて仕方ないものの、ダメージは確実に与えれる筈のジャベの新技の使い方も伏線の張り方が物足りなかったし…

なんかこう、まだ真っ直ぐ過ぎる。

そりゃ井上亘よりはマシですが、魑魅魍魎の新日本プロレスのトップを口にするには、真っ直ぐ過ぎる。

そう考えたら極端な話、半端でない華やかさとナチュラルな狂気を両立させている飯伏の方が、内藤よりも新日本のトップ向きかもしれない(無理無理)

飯伏はともかく、この最終戦の時点の内藤にそこまでの余裕は無かったって事なんやろなぁ。

神戸での内藤vs田中将斗戦は観れてませんが、内藤のヒザの状態はもちろん『これなら1・4で かずちかに勝てる』と思わせる様な試合をしているのかどうかは、興味深いところです。

…てか、ここから少しGIから話は逸れますが。

2年続けてGI優勝者に東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証が与えられたのって、

ここ数年のGIは、最終戦の試合順で優勝者が読める事以上に『何やねんそれ?』となった。

だってほら、昨年かずちかに権利証が与えられたのって、IWGPヘビーは既に一回奪っているからこそ二回目の奪取は最高の舞台であるドームのメインで、という かずちかの欲が映えた訳で。

かつては『20台の間にIWGPシングル王者に』とまでガツガツしていた内藤に、それだけ“溜め”を与えるのは何か違うよなぁ、と思った。

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まぁ、だからこそストーリーを盛り上げる為にNEVER王座が絡んできたんでしょうけど、裕次郎まで出てこられてもなぁ…

だったら内藤は、GIの後楽園大会で場内が飯伏コール一色になった上に負けてしまったという、飯伏とやれよってなるし…

昨年の かずちかの1・4までのストーリーと比べたらまるでノレないなぁ。

内藤、大丈夫かなぁ…

ここからは内藤以外について。

今年のGIでも、多くの大会でメインを張り、優勝決定戦でも堂々と負けてみせた棚橋は凄いなぁ、と感心させられた。

最初に試合結果だけを聞いた時にはですね。

どーせだったら柴田を優勝決定戦に行かせて、昨年みたいに“どちらが勝っても初優勝!”というシチュエーションにした方が、より盛り上がってたんとちゃうかなぁ?と思ってましたが、

ただでさえ内藤のヒザの状態が良くない上に、柴田と噛み合うかどうかがよくわからない事を考えながら、

この日の試合内容を振り返れば、棚橋が相手で良かったんでしょうね。

柴田もカッコよかったなぁ。

今の新日本だからこそ、柴田のあのスタイルが際立つ事を本人がわかっていて、今の自信を持っている事が伝わってくるし、だからこそ『楽しい』というか。

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良い流れをばっさり切り取られたフィニッシュは気の毒でしたが、

年末か1・4かで棚橋とまたガッチリやるプランがあるならば、あれはあれで有りですよね。

コジも良かったなぁ。

かずちかを(実質的に)粉砕した左腕でのラリアットなんてすげー説得力がありましたよね。

晩年のスタン・ハンセンが左腕を集中攻撃されながらも苦し紛れで右腕でラリアットを放った姿を思い出したし。

うん、内藤も含めコジvsかずちかの内容がどうだったかも気になるから、

ワールドプロレスリング完全版の神戸ワールド編は録画しよっと(笑)

あー、本来ならばテレ朝の実況の糞っぷりと、熱血解説で観る側を楽しませてくれたゴン中山のグッジョブっぷりについても書くつもりでしたが、

いい加減長文になってきたので今回はこんな感じで終わりますかね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました〜。

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