今回はドラマ『リーガルハイ』第2シーズン第8話を観た感想を書いていきます。
♪ぱわー とぅーざ ぴーぽぉー…

※公式ホームページ
≪以下ネタバレ注意≫
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今回はずば抜けてつまんなかったっすね(きっぱり)
神がかっていた感がある前回の反動がモロに出ていた印象。残念。
先週も散々書いた『あまちゃん』回と思わせて…として評価するにしても、
ぬふよしさんの田中邦衛さんオマージュネタと どんぐり何ちゃらを見つけたら『風邪をひきにくい』というご利益こそ しょーもなくてお茶を吹き出しそうになったけど、
北の国からネタは全体的に犬神家の一族ネタよりもあっさりしていたのは、ジュリー古沢さんにしては甘かったよなぁ。
それなのに自然保護派から寝返りそうな者に対する締め付け方や、松明を持って森の中で追い回すシーンは、
前回の犬神家の一族ネタよりも犬神家していたのはバランスがとれてなくて違和感があった(苦笑)
犬神家はともかく、あーいう田舎が舞台のエピソードにも関わらず、お年寄りの数が明らかに少なかったのはリアリティーの面で致命的にダメだったと思う。

自然保護や世界遺産がどーこうにしてもなぁ。
時節柄富士山が正式に認定された事に触発されたんでしょうし、
もしかしたら先週に続いてジブリ&となりのトトロを意識したのかもしれないけど、
富士山ってほら、風景は素晴らしいけど基本怖いところじゃないですか?
休火山だし何より富士の樹海はあるし。
トトロにしたって、怖い都市伝説がある訳じゃないですか?(笑)
おざおざの森でも、昔はあいびきの舞台だったけど、今も昔も実はそーいう怖さがあるんだよ、
だから度々コミカド先生の身にも危険が迫る…もちろんボディーガードの服部さんがコミカド先生を守るんだよ(笑)という軽めの波乱があるもんだと思っていたら、
結局三木のところのポンコツさんが遭難していただけだったのは、掘り下げ方が甘かった。

更に書けば、ストーリーの肝だった住民投票(今回は署名でしたが)と、人の気持ちが移ろいやすいからこそ愚かなところも、
ジュリー古沢さんがリーガルハイの前シーズンの日照権の裁判ネタで描いた群衆心理や、
映画版『鈴木先生』での生徒会選挙のエピソードで『無理矢理白黒はっきり付けさせるのはよくない』と掘り下げた事を、
思うところがあって敢えてこのタイミングで別の角度で取り上げてみたのかなぁ〜と想像はさせられましたが、
例えば奥蟹頭の住民達がネット通販という知恵を得てしまった事で、コンビニ風の店や偽109があっさり店を畳んでしまったり、
六本木ナイトにしてもスナック梨明日みたいに昼は喫茶店・夜はスナックスタイルにしないとやっていけなくなったり、
交通の便が悪すぎて廃棄物処理工場計画が頓挫したりして、
結果的にはおざおざの森の自然はあまり壊れなかった的な、リーガルハイでは定番の豪快な後日談が無かった以上は今回の作り込み方はやっぱり…ねぇ、となる。
そうそう。
メインゲストだったヒロスエさんも、唐突に多数決の論理を主張しながらも伏線も無くあっさり引っくり返す等、
やっぱり誰かの代役だったかもしれない事を想像させたのも、作り込み方が非常に甘かったよなぁ。
アレやったらいっそのこと、方言をバリバリに喋れる別府裁判官のホンマの双子の姉か妹という事にしてしまって、
双子だから性格は一緒でも、当人同士は不仲だという台詞も織り交ぜて、
姉妹共々に振り回されたコミカド先生が台詞で
『マナカナのマネージャーの苦労がわかったよ!』
とか吐き捨てさせてくれたら数段楽しかったのにね、みたいな感じです。

ついでに書けば、六本木ナイトで沢田研二さんの曲を誰も歌ってないなんて、ジュリー古沢さんに気がきかない現場のスタッフはどぐされもんだがね〜(笑)
今回に限ってはどれぐらい脚本の第一稿が書き上がってから内容が変更されたのかは気になりますね…
ここからはそんな今回で、数少ない良かったところを挙げていきましょう。
まずは、羽生の黒く、悪いところの覚醒っぷりは個人的には結構好きですね。
ぶっちゃけた話、黒く、悪いモードの岡田くんの顔の作り方はもう一押しほしいところなんですけど、
カメラワークなり照明の工夫の仕方なり、そんな羽生を見て困惑を隠せないガッキーの表情なんかは、
役者としての岡田くんを、裸の王様状態にしてしまわない様にスタッフが意識している事が伝わってくる…気がした。
まぁ、服部さんが電話で羽生の事を報告する相手によっては、ラスト1、2回で電話の相手が判明してストーリーラインに乗っかってきて、
生瀬さんの代わりのポジションという大役でレギュラーにしてきた羽生というキャラを、
一気に裸の王様にして絶望のどん底に落とすレベルのどんでん返しの前の伏線なのかも知れませんが、それはそれとして…ね。

あと良かったのは、完全に あまちゃんネタを忘れていたタイミングで、
ヒビキ一郎を演じていた村杉蝉之介さんが今回のストーリーのキーマンとして出てきて、
方言を使いまくりだったところになりますかね。アレはびっくりした(笑)
また、結果的にはダミーのキーマンで、住民投票(今回は署名でしたが)の前に住民票を動かすという、コミカド先生の荒業の前振りだった事もびっくりした。
あまちゃんにおけるヒビキ一郎ぐらい出番が多かったら逆に気付きにくいものなのかも知れませんが、
SPECに出ていた時といい今回といい村杉さんって良い役者さんなんやなぁ、と思った次第です。
それではまた来…
いや、また再来週!
とにかく早めに貴和さん裁判と羽生とのイデオロギー闘争にケリを付けて、服部さんの電話の相手が早めに判明してもらって、
グレーゾーン全開のリーガルハイならではの大団円になる事を期待してますよ、という事で。


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神がかっていた感がある前回の反動がモロに出ていた印象。残念。
先週も散々書いた『あまちゃん』回と思わせて…として評価するにしても、
ぬふよしさんの田中邦衛さんオマージュネタと どんぐり何ちゃらを見つけたら『風邪をひきにくい』というご利益こそ しょーもなくてお茶を吹き出しそうになったけど、
北の国からネタは全体的に犬神家の一族ネタよりもあっさりしていたのは、ジュリー古沢さんにしては甘かったよなぁ。
それなのに自然保護派から寝返りそうな者に対する締め付け方や、松明を持って森の中で追い回すシーンは、
前回の犬神家の一族ネタよりも犬神家していたのはバランスがとれてなくて違和感があった(苦笑)
犬神家はともかく、あーいう田舎が舞台のエピソードにも関わらず、お年寄りの数が明らかに少なかったのはリアリティーの面で致命的にダメだったと思う。

自然保護や世界遺産がどーこうにしてもなぁ。
時節柄富士山が正式に認定された事に触発されたんでしょうし、
もしかしたら先週に続いてジブリ&となりのトトロを意識したのかもしれないけど、
富士山ってほら、風景は素晴らしいけど基本怖いところじゃないですか?
休火山だし何より富士の樹海はあるし。
トトロにしたって、怖い都市伝説がある訳じゃないですか?(笑)
おざおざの森でも、昔はあいびきの舞台だったけど、今も昔も実はそーいう怖さがあるんだよ、
だから度々コミカド先生の身にも危険が迫る…もちろんボディーガードの服部さんがコミカド先生を守るんだよ(笑)という軽めの波乱があるもんだと思っていたら、
結局三木のところのポンコツさんが遭難していただけだったのは、掘り下げ方が甘かった。

更に書けば、ストーリーの肝だった住民投票(今回は署名でしたが)と、人の気持ちが移ろいやすいからこそ愚かなところも、
ジュリー古沢さんがリーガルハイの前シーズンの日照権の裁判ネタで描いた群衆心理や、
映画版『鈴木先生』での生徒会選挙のエピソードで『無理矢理白黒はっきり付けさせるのはよくない』と掘り下げた事を、
思うところがあって敢えてこのタイミングで別の角度で取り上げてみたのかなぁ〜と想像はさせられましたが、
例えば奥蟹頭の住民達がネット通販という知恵を得てしまった事で、コンビニ風の店や偽109があっさり店を畳んでしまったり、
六本木ナイトにしてもスナック梨明日みたいに昼は喫茶店・夜はスナックスタイルにしないとやっていけなくなったり、
交通の便が悪すぎて廃棄物処理工場計画が頓挫したりして、
結果的にはおざおざの森の自然はあまり壊れなかった的な、リーガルハイでは定番の豪快な後日談が無かった以上は今回の作り込み方はやっぱり…ねぇ、となる。
そうそう。
メインゲストだったヒロスエさんも、唐突に多数決の論理を主張しながらも伏線も無くあっさり引っくり返す等、
やっぱり誰かの代役だったかもしれない事を想像させたのも、作り込み方が非常に甘かったよなぁ。
アレやったらいっそのこと、方言をバリバリに喋れる別府裁判官のホンマの双子の姉か妹という事にしてしまって、
双子だから性格は一緒でも、当人同士は不仲だという台詞も織り交ぜて、
姉妹共々に振り回されたコミカド先生が台詞で
『マナカナのマネージャーの苦労がわかったよ!』
とか吐き捨てさせてくれたら数段楽しかったのにね、みたいな感じです。

ついでに書けば、六本木ナイトで沢田研二さんの曲を誰も歌ってないなんて、ジュリー古沢さんに気がきかない現場のスタッフはどぐされもんだがね〜(笑)
今回に限ってはどれぐらい脚本の第一稿が書き上がってから内容が変更されたのかは気になりますね…
ここからはそんな今回で、数少ない良かったところを挙げていきましょう。
まずは、羽生の黒く、悪いところの覚醒っぷりは個人的には結構好きですね。
ぶっちゃけた話、黒く、悪いモードの岡田くんの顔の作り方はもう一押しほしいところなんですけど、
カメラワークなり照明の工夫の仕方なり、そんな羽生を見て困惑を隠せないガッキーの表情なんかは、
役者としての岡田くんを、裸の王様状態にしてしまわない様にスタッフが意識している事が伝わってくる…気がした。
まぁ、服部さんが電話で羽生の事を報告する相手によっては、ラスト1、2回で電話の相手が判明してストーリーラインに乗っかってきて、
生瀬さんの代わりのポジションという大役でレギュラーにしてきた羽生というキャラを、
一気に裸の王様にして絶望のどん底に落とすレベルのどんでん返しの前の伏線なのかも知れませんが、それはそれとして…ね。

あと良かったのは、完全に あまちゃんネタを忘れていたタイミングで、
ヒビキ一郎を演じていた村杉蝉之介さんが今回のストーリーのキーマンとして出てきて、
方言を使いまくりだったところになりますかね。アレはびっくりした(笑)
また、結果的にはダミーのキーマンで、住民投票(今回は署名でしたが)の前に住民票を動かすという、コミカド先生の荒業の前振りだった事もびっくりした。
あまちゃんにおけるヒビキ一郎ぐらい出番が多かったら逆に気付きにくいものなのかも知れませんが、
SPECに出ていた時といい今回といい村杉さんって良い役者さんなんやなぁ、と思った次第です。
それではまた来…
いや、また再来週!
とにかく早めに貴和さん裁判と羽生とのイデオロギー闘争にケリを付けて、服部さんの電話の相手が早めに判明してもらって、
グレーゾーン全開のリーガルハイならではの大団円になる事を期待してますよ、という事で。


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コメント
コメント一覧 (1)
ということは、あとはヒッピーの存在が、次回ぐらいで表舞台に出てくるのかな〜〜、などと邪推しています。
第一回で暗かったヒッピーが実は双子の妹であって、何らかのキーパーソンだったりするのかなぁ〜?などと。