今回は、一昨日観た映画『麦子さんと』の感想を書いていきます。
BLは、ちょっと…

※PC版ホームページ
≪以下ネタバレ注意≫
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とりあえず…
パンフレットによると吉田監督はかなり気合を入れていたという架空のアニメのワンシーンが、ストーリーにはほとんどリンクしなかったから浮いていたことで、
最後まできちんと観ても主人公・麦子が声優を目指しているという設定に説得力に欠けていた様に思ったのと、
松田龍平が怪しいイメージ有りきでキャスティングされた様にしか見えず勿体なかったのと。
今の堀北真希が歳をとっても、余さんみたいな独特のやさぐれた雰囲気は醸し出せんやろ!?と思ってしまったのは減点材料だとは思うし、
たまたまなのか何なのか、先週観た恋とオンチの〜と同じく あまちゃんの要素が織り混ぜられていたのは、心の中で
『マジでかよ!? φ(゜゜)ノ゜』
とはなりましたが、
全体で評価するならば“良い映画だった”と言い切っていいんじゃないでしょうか。

主要キャストの3人が3人ともがコミュニケーション能力に難があってロクでもない奴なのに加えて。
大半の登場人物が問題を抱えていてそれぞれの問題をもっとクローズアップしていけば、
それこそ喜怒哀楽のワンダーランドと呼ぶに値する波瀾万丈のストーリーにもできた筈なのに、
クライマックスにはまるで見えなかったけど間違いなく今作のクライマックスだった、
納骨の際の麦子が亡くなった母親への思いを告白する場面を際立たせる狙いがあったのか、
(多分)意図的に徹底してストーリーが淡々と進んでいった上に、

麦子は少しだけガキから脱却したものの、どの問題も少しだけしか改善されないまま終わるという、吉田監督による脚本と演出と風呂敷の畳み方に対しては、
脇役に演技が達者な役者さん達を複数揃えながらも、こーいう邦画も作れるんやねぇ、と言いたくなる様な感心をさせられました。
コミュニケーション能力に難がある表現として食事のシーンがキーポイントになっている様に思わせながら、
実は食事のシーンよりも目覚まし時計の方がキーだったという変化球も好きです(笑)
単館系ならではと言ってしまえばそれまでなんですけど…ね。

今作で僕が一番ツボにハマったのは、麦子が母親に似過ぎていた為に五藤町に着いた途端歓迎され続けて、終始戸惑い続けるところになりますかね。
何か吉田監督が堀北真希のファンだったみたいなんですけど、自らの堀北真希への熱い思いを五藤町の皆さんに表現させていた様に見えて しみじみしてしまった。
恥ずかしげもなくアレができるなんて、麦子が駅まで歩いていくラストシーン以上に、ある意味ズルい(笑)
思い返してみれば。
熱い思いを通り越して いやらしさも感じた回想シーンを加味すれば、
思いきり堀北真希有りきの古のアイドル映画っぽくなっても おかしくなかったのにそうはならなかったのは、
主要キャスト3人のロクでもなさ度合いと、温水さんら五藤町の面々の役者さんの演技があったからなんやろーなぁ、とか考えてしまったし、
ほぼ間違いなく無いんでしょうけど『その後の麦子さん』も作られるならば観てみたいし…うん、良い映画でしたね。
♪あかい〜 スイ〜トピぃ〜…


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パンフレットによると吉田監督はかなり気合を入れていたという架空のアニメのワンシーンが、ストーリーにはほとんどリンクしなかったから浮いていたことで、
最後まできちんと観ても主人公・麦子が声優を目指しているという設定に説得力に欠けていた様に思ったのと、
松田龍平が怪しいイメージ有りきでキャスティングされた様にしか見えず勿体なかったのと。
今の堀北真希が歳をとっても、余さんみたいな独特のやさぐれた雰囲気は醸し出せんやろ!?と思ってしまったのは減点材料だとは思うし、
たまたまなのか何なのか、先週観た恋とオンチの〜と同じく あまちゃんの要素が織り混ぜられていたのは、心の中で
『マジでかよ!? φ(゜゜)ノ゜』
とはなりましたが、
全体で評価するならば“良い映画だった”と言い切っていいんじゃないでしょうか。

主要キャストの3人が3人ともがコミュニケーション能力に難があってロクでもない奴なのに加えて。
大半の登場人物が問題を抱えていてそれぞれの問題をもっとクローズアップしていけば、
それこそ喜怒哀楽のワンダーランドと呼ぶに値する波瀾万丈のストーリーにもできた筈なのに、
クライマックスにはまるで見えなかったけど間違いなく今作のクライマックスだった、
納骨の際の麦子が亡くなった母親への思いを告白する場面を際立たせる狙いがあったのか、
(多分)意図的に徹底してストーリーが淡々と進んでいった上に、

麦子は少しだけガキから脱却したものの、どの問題も少しだけしか改善されないまま終わるという、吉田監督による脚本と演出と風呂敷の畳み方に対しては、
脇役に演技が達者な役者さん達を複数揃えながらも、こーいう邦画も作れるんやねぇ、と言いたくなる様な感心をさせられました。
コミュニケーション能力に難がある表現として食事のシーンがキーポイントになっている様に思わせながら、
実は食事のシーンよりも目覚まし時計の方がキーだったという変化球も好きです(笑)
単館系ならではと言ってしまえばそれまでなんですけど…ね。

今作で僕が一番ツボにハマったのは、麦子が母親に似過ぎていた為に五藤町に着いた途端歓迎され続けて、終始戸惑い続けるところになりますかね。
何か吉田監督が堀北真希のファンだったみたいなんですけど、自らの堀北真希への熱い思いを五藤町の皆さんに表現させていた様に見えて しみじみしてしまった。
恥ずかしげもなくアレができるなんて、麦子が駅まで歩いていくラストシーン以上に、ある意味ズルい(笑)
思い返してみれば。
熱い思いを通り越して いやらしさも感じた回想シーンを加味すれば、
思いきり堀北真希有りきの古のアイドル映画っぽくなっても おかしくなかったのにそうはならなかったのは、
主要キャスト3人のロクでもなさ度合いと、温水さんら五藤町の面々の役者さんの演技があったからなんやろーなぁ、とか考えてしまったし、
ほぼ間違いなく無いんでしょうけど『その後の麦子さん』も作られるならば観てみたいし…うん、良い映画でしたね。
♪あかい〜 スイ〜トピぃ〜…


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コメント
コメント一覧 (1)
この「麦子さんと」は、実際のヒットソング“赤いスイートピー”に彩られた、やはり親子の愛憎物語…
何となく姉妹作品的な匂いが漂うんですよねぇ〜♪