一昨日は新日本プロレス GIクライマックス・高松市総合体育館メインアリーナ大会を2階席の一番上から観てきましたので、観戦記っぽいものをサムライ中継の感想と入り交えながら書いていきましょう。

なお、この記事は前編で、後半はこちらになっております。

どちらも読んでいただければ幸いです。

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総括としてまず書くべき事はですね。

新日本としては久々の総合体育館のメインアリーナ進出ながらも第2でやっている時の盛り上がり方変わりがなくて、

レツゴー三匹師匠風に『此処はホンマに高松か!?実は大阪とかとちゃうんか!?』と思ったし、

満員マークこそ付かなかったものの設置されていた赤いイスが1階は9割、2階は8割がたかな…平日でも客席がぎっちりと埋まっていた光景は壮観の一言。

素直にGIクライマックスというブランドの影響力の強さを実感したし、現実にこれを見せられた上で『黄金時代!』と言われたら反論しにくい部分もある。

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もっとも

『これぞ空前絶後の花相撲!』

感が強い試合もあって全試合大当たりとまでは言いませんが、全体的にはあれだけやられたら満足せざるを得ないというか…それぐらい凄かった。

しかし、それだけ客が居たら居たで、香川県特有かどうかはわからんけど、

言うてる本人がウケ狙いかどうかは定かではないのですが、周りの客に

『そーいう事はしつこく何回も言わんでええんや!』

と思わせてしまう、声援と言いきるには無理がある無駄なヤジも復活していたのは

『総合体育館のメインアリーナにプロレスが帰ってくるって事はこーいうリスクも復活するって事なんやなぁ』

とは思ったけど…まぁ、ええかな。

客が少なくて客席が静かならばそーいうヤジがやたら目立って不快になるけど、全体的にあれだけ盛り上がれば、何となく我慢できたのも確かやし。

さてさて、ここからは僕が印象に残ったところを幾つか順不同で挙げていきましょう。

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★マホン人気大爆発

今回誰が飯伏の代打になっていたとしてもこれぐらいの大歓声を受けていた可能性は高いものの、

それでもマホン自身はやってる事は同じなのに、入場時から退場時まで尋常でないぐらいの大歓声が飛んでいたのは、口あんぐり状態になった。

代打には選ばれなくてTwitter上で特に不満をアピールしていない(筈の)ヨシハシやらキャプテンやらジュニアの選手やらが、

GIが終わってからそのジェラシーを“噛みついたら非常にオイしい存在”になったマホンに直接ぶつけていくのか・マホンをスルーしていくのかは、各人のセルフプロデュース能力を試される訳でちょっと楽しみ。

★天山vs内藤について

内藤は、前年優勝者にして高松市にプロモーションにきた唯一の選手ながらも、この試合の場内の人気は天山がほぼ圧倒していたのはびっくりしたなぁ。

リーグ戦戦敗退が決まってからの一連のヤケクソコメントがファンの心を掴んだのか?まさか…ね(笑)

この日の客層は多分ライトが中心ながらも、そのライトなファンが暗黒時代の功労者へのリスペクトを持っているのは普通に良い事だと思う。

内藤も、愛知で みのるに光をかき消されながらも凹んでいないのは大したもんですが“主役”を名乗るならば、この手の声援を引っくり返す事も意識した試合をしてほしいし、

フィニッシュのスターダストプレスで足が天山の顔に直撃したのは猛反省してほしいなぁ。

天山のスーサイドなムーンサルトも大概ですが基本命中しないから相手には迷惑をかけないので許すけど、内藤のはアカンでホンマ。

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★みのるvsマシンガン

序盤から みのるがマシンガンの右手に狙いを絞ってネチネチ攻めていた時点で

『あー、これで みのるが負けるフラグが立ったなぁ。横浜大会の かずちか戦を観るモチベーションが下がるなぁ』

と醒めてしまった部分はありますが、そのネチネチさと終盤のスリーパーvsガンスタンの仕掛け合いのめまぐるしさのメリハリの付き方は、見ていて力が入りましたね。

帰宅してサムライ中継の録画を観ていたら解説の外道…さんが、

みのるは考えてながら試合をやってるけど、マシンガンは天才肌だから考えなくても体が動いてる

みたいなコメントをしていて、すぐに一昨年のGI優勝決定戦の かずちかとのハイレベルな試合を思い出して、それも含めたら『なるほど』と納得させられた。

いやねぇ、お互いのダメージが少ない みのる&飯塚他vs矢野&桜庭他の抗争はもうええから、

鈴木軍vsバレットの抗争では みのるとマシンガンのプロレス頭のせめぎ合いな絡みを軸にして、これまでの団体抗争とはひと味違うところを見せてほしいですね。

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★真壁について

この試合で巻きを入れるならば、ファレのもっさりとした試合で入れてくれよって話で(苦笑)

ただ、真壁の右手首の状態は悪化しなかった筈なので、AJ戦は楽しみになりました。

実際、高松大会の前夜に佃さんには

『普段は試合の映像を見ないから、店でAJvsマシンガンの映像を観て、AJのイメージはできた』

と言っていたらしいし…期待しときます。

★この日のベストバウト

後編で書きますが、柴田vs石井ちゃんが物議を醸す試合になり、

第6試合がただ単に裕二郎の小物っぷりとAJの横綱相撲っぷりだけが際立ったものになり、

『セミ前ならばそんなもんやろー』とは言え、棚橋vs永田が永田による怒涛のラッシュで最後のもう一山が来るか?というタイミングで、

棚橋がまさかのサムソンクラッチで勝っちゃったから

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『え〜…』となってしまったり、メインでは、中邑が(先に闘っていた棚橋と比べたら)ギャローズの暴れっぷりを引き出していたとは言いにくい試合内容で、メインとしては無難にまとめちゃったもんだから

『幾らギャローズがシングルでの経験が不足していて、またこれが幾ら中邑の勝ちパターンとはいえ…』

となってしまった事を加味すれば、個人的には迷わず かずちかvsアーチャーになりますかね。

どちらも動ける190cmの日本人と2mの外国人のシングルなんて昭和の全日本プロレスかよ!?と思いながら観てましたが、

持ち上げるのも一苦労だったり、足を攻められた訳ではないのに、ビッグブーツやドロップキックの命中する高さが普段よりも低く見える等、

かずちかが、観客からすればノーマークだったアーチャーを相手に絵に描いた様な苦戦&逆転勝利を見せてくれたもんだから、ヒヤヒヤしてしまった。

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またですね。

手首のスナップを利かせながらマットを叩いて かずちかと観客を鼓舞していたり、試合はしてないのに喜怒哀楽がダイレクトに伝わってきた、

外道…さんのセコンドとしてのグッジョブっぷりは、サムライ中継でもあまり映っておらず(当たり前か)、2階席から観戦した映像特典!みたいな感じだったので、余計に満足できたましたね。

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≪つづく≫