遅ればせながら、先週末に映画『るろうに剣心 京都大火編』を観てきましたので、今回はその感想をざっくりと書いていきましょう。
お前は地獄を信じるか…
※PC版ホームページ
≪以下ネタバレ注意≫
お前は地獄を信じるか…
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前作同様に原作もアニメも全く観た事が無い状態で観ましたが、
CGとワイヤーをフル稼働して『イン・ザ・ヒーロー』の中の劇中劇『ラストブレイド』の百倍ぐらい(大袈裟)の金をかけて、
角川映画ではない邦画としては とんでもないレベルのチャンバラアクションを魅せられたらですね。
ストーリー面では
『んんっ?』
となるところは多々ありますが全体的には『面白かった』と言わなしゃーないわなぁ、という感じでしょうか。
東宝が露骨にビジネスを重視して2部作にして、前編は確信犯で超薄っぺらい作品にしていた『SPEC結 〜close〜』の何倍も満足はできましたよよよ(笑)
2014年の実写の邦画ナンバーワンの観客動員!とか煽られてますが、
漫画が原作で…というのは気にならなかったんですけど、
そもそも時代劇+CGバリバリなのに実写と言い切られたら個人的には違和感があってそこは違和感もありますが、
とりあえず佐藤健くんはカッコええし、ワーナー関係者の笑いが止まらない事が想像できるぐらい客が入るのは納得。大友監督もお見事でしたということで。
さて、ここからは京都大火編の良かったところを挙げますとですね。
これは前作と被るっちゃあ被るんですけど、前作での剣心のキャラの徹底した掘り下げ方が今回では志々雄に適用されていて、大ボスに相応しいところまで昇華されていた点。
正直、志々雄なんてキャラは包帯だらけで極端な話誰がやっても良さそうなのに、それでもオファーを受けた藤原竜也くんに対しては
『働き過ぎやろ!?』
とツッコミを入れてましたが、京都大火編を最後まで観たらアレだけ煽ってくれるならば幾ら多忙でも受けるよなぁ、と変に納得。
冒頭の『ターミネーター2』の熔鉱炉のアレと錯覚する様な地獄絵図様なセットで、
えぐっちゃん率いる警察隊を罠にハメた末に宙吊りにされていた警察隊が次々に落下していくシーンなんてゾクゾクっときて“掴みはOK”状態になったもんなぁ。
まぁ、そんな調子で掴みはOKだったし、志々雄が明治政府に裏切られて火だるまにされた下りもゾクゾクっときたんですけど…
と書いた上で、志々雄にケチをつけるならばですね(汗)
予告編を観た時には、てっきり剣心と志々雄は兄弟弟子な関係やから剣心が討ちに行くんやろなぁ、とか思ってましたが、
実際には二人には直接の接点は無くて、それなのに明治政府が剣心に剣心の後任でしかない志々雄のクーデター阻止を依頼するストーリーだったもんで
『はいっ?』
となった事は一応書いてはおきましょう。
劇中左之助がすぐにツッコミを入れたから観ていられましたが、そうじゃなかったらテンションだだ下がりになってましたで、という感じです。
そうそう。
京都編のラストで、薫が軍艦から落とされるところも
『へっ!?』
となったっけ。
あそこは薫が捕らえられてるのを無理矢理振り切ってから海に飛び込む形にしなきゃマズイでしょうに…
いかん、良かったところを書いていた筈なのに途中からアカンかったところを書いていた。
こうなったら、他にも観ていて引っ掛かったところを挙げましょう(苦笑)
まずはアオシ様!
本格的な出番は次からみたいやから しゃーないのかも知れませんが…
いや、もしかしたらアオシ様は桂先生の代表作・ウイングマンにおけるキータクラーみたいに、
主人公との対決までの流れを極限まで引っ張りながらも、
肝心の主人公との対決はそんな風になってしまうんかい!?
ってなるのかも知れない。
むしろ、そうなってもあまり驚かないぐらいに、京都編での扱いはひどかった。あれじゃ江戸時代の亡霊みたいやし。
そりゃ、翁との葵屋での長時間のアクションは見ごたえがあったと言えばあったけど、あくまで翁有りきやったし…
原作でのアオシ様に思い入れがある人が今作を観ていたら途中からブチ切れてるんとちゃうか?と思いましたね。
ついでに書けば、剣心が境内での闘いで真打ちの逆刃刀を受けとるまでのやりとりに、やたり深みと溜めがあった関係で、
出番はそれなりに長かったのに小物臭全開だった刀コレクターのパツキンのアンちゃんも、
実は原作ではそれなりにキャラを掘り下げられているのだろうか?ちょっと気になった。
それでは、大火までには至らなかった京都編についてはこれぐらいにして、ここからは伝説の最期編について書きますとですね。
プライベートでは おねーちゃんを何人斬ってるんや?状態の佐藤健くんは最期の最期までカッコええんでしょうしそれはそれで別にいいし、藤原竜也くんも更に濃い演技を魅せてくれる事でしょう。
その反面、後編は京都編に輪をかけて
『ストーリー的にはあまり期待しない方がいい』
みたいやから、ハードルはすんなりと低めにできそう。
うん、気楽に観てきますよ(笑)
よって、個人的なポイントは魂のラジオを聴いている関係で比古清十郎になりますかね〜。
先週末の放送で大友監督が比古清十郎の演出はブルース・リーを意識していて…みたいな話をしていたのなんて
『時代劇なのに何じゃそりゃ!?』
状態ですし。
そんな調子の僕ですが、後編の感想もお楽しみに(笑)
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CGとワイヤーをフル稼働して『イン・ザ・ヒーロー』の中の劇中劇『ラストブレイド』の百倍ぐらい(大袈裟)の金をかけて、
角川映画ではない邦画としては とんでもないレベルのチャンバラアクションを魅せられたらですね。
ストーリー面では
『んんっ?』
となるところは多々ありますが全体的には『面白かった』と言わなしゃーないわなぁ、という感じでしょうか。
東宝が露骨にビジネスを重視して2部作にして、前編は確信犯で超薄っぺらい作品にしていた『SPEC結 〜close〜』の何倍も満足はできましたよよよ(笑)
2014年の実写の邦画ナンバーワンの観客動員!とか煽られてますが、
漫画が原作で…というのは気にならなかったんですけど、
そもそも時代劇+CGバリバリなのに実写と言い切られたら個人的には違和感があってそこは違和感もありますが、
とりあえず佐藤健くんはカッコええし、ワーナー関係者の笑いが止まらない事が想像できるぐらい客が入るのは納得。大友監督もお見事でしたということで。
さて、ここからは京都大火編の良かったところを挙げますとですね。
これは前作と被るっちゃあ被るんですけど、前作での剣心のキャラの徹底した掘り下げ方が今回では志々雄に適用されていて、大ボスに相応しいところまで昇華されていた点。
正直、志々雄なんてキャラは包帯だらけで極端な話誰がやっても良さそうなのに、それでもオファーを受けた藤原竜也くんに対しては
『働き過ぎやろ!?』
とツッコミを入れてましたが、京都大火編を最後まで観たらアレだけ煽ってくれるならば幾ら多忙でも受けるよなぁ、と変に納得。
冒頭の『ターミネーター2』の熔鉱炉のアレと錯覚する様な地獄絵図様なセットで、
えぐっちゃん率いる警察隊を罠にハメた末に宙吊りにされていた警察隊が次々に落下していくシーンなんてゾクゾクっときて“掴みはOK”状態になったもんなぁ。
まぁ、そんな調子で掴みはOKだったし、志々雄が明治政府に裏切られて火だるまにされた下りもゾクゾクっときたんですけど…
と書いた上で、志々雄にケチをつけるならばですね(汗)
予告編を観た時には、てっきり剣心と志々雄は兄弟弟子な関係やから剣心が討ちに行くんやろなぁ、とか思ってましたが、
実際には二人には直接の接点は無くて、それなのに明治政府が剣心に剣心の後任でしかない志々雄のクーデター阻止を依頼するストーリーだったもんで
『はいっ?』
となった事は一応書いてはおきましょう。
劇中左之助がすぐにツッコミを入れたから観ていられましたが、そうじゃなかったらテンションだだ下がりになってましたで、という感じです。
そうそう。
京都編のラストで、薫が軍艦から落とされるところも
『へっ!?』
となったっけ。
あそこは薫が捕らえられてるのを無理矢理振り切ってから海に飛び込む形にしなきゃマズイでしょうに…
いかん、良かったところを書いていた筈なのに途中からアカンかったところを書いていた。
こうなったら、他にも観ていて引っ掛かったところを挙げましょう(苦笑)
まずはアオシ様!
本格的な出番は次からみたいやから しゃーないのかも知れませんが…
いや、もしかしたらアオシ様は桂先生の代表作・ウイングマンにおけるキータクラーみたいに、
主人公との対決までの流れを極限まで引っ張りながらも、
肝心の主人公との対決はそんな風になってしまうんかい!?
ってなるのかも知れない。
むしろ、そうなってもあまり驚かないぐらいに、京都編での扱いはひどかった。あれじゃ江戸時代の亡霊みたいやし。
そりゃ、翁との葵屋での長時間のアクションは見ごたえがあったと言えばあったけど、あくまで翁有りきやったし…
原作でのアオシ様に思い入れがある人が今作を観ていたら途中からブチ切れてるんとちゃうか?と思いましたね。
ついでに書けば、剣心が境内での闘いで真打ちの逆刃刀を受けとるまでのやりとりに、やたり深みと溜めがあった関係で、
出番はそれなりに長かったのに小物臭全開だった刀コレクターのパツキンのアンちゃんも、
実は原作ではそれなりにキャラを掘り下げられているのだろうか?ちょっと気になった。
それでは、大火までには至らなかった京都編についてはこれぐらいにして、ここからは伝説の最期編について書きますとですね。
プライベートでは おねーちゃんを何人斬ってるんや?状態の佐藤健くんは最期の最期までカッコええんでしょうしそれはそれで別にいいし、藤原竜也くんも更に濃い演技を魅せてくれる事でしょう。
その反面、後編は京都編に輪をかけて
『ストーリー的にはあまり期待しない方がいい』
みたいやから、ハードルはすんなりと低めにできそう。
うん、気楽に観てきますよ(笑)
よって、個人的なポイントは魂のラジオを聴いている関係で比古清十郎になりますかね〜。
先週末の放送で大友監督が比古清十郎の演出はブルース・リーを意識していて…みたいな話をしていたのなんて
『時代劇なのに何じゃそりゃ!?』
状態ですし。
そんな調子の僕ですが、後編の感想もお楽しみに(笑)
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コメント
コメント一覧 (1)
これで原作者の和月先生が何も言わなかったのが不思議でなりませんでしたよ。