今回は、一昨日放送された『リーガルハイ・スペシャル』を観た感想を書いていきましょう。
死こそ希望です…


※公式ホームページ
≪以下ネタバレ注意≫
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今回の最大のポイントは、オープニングからエンディングのアメイジング・グレイスに至るまで白い巨塔のパロディに徹しつつ、コメディっぽいやりとりを減らしていた点になるでしょうか。
ほら、これまでのリーガルハイのパターンならば、訴えが棄却された直後に赤目院長が奇跡的に意識を取り戻して
『俺はそんなつもりで倒れるまで研究をしていた訳じゃないんだ〜!あの若造を死んでも許さない〜!』
と吠えて観る側をニヤリとさせていた筈なのに、今回はリーガルハイらしからぬ、結果的には“悪い奴が誰も居ない”という着地の仕方でしたもんね。
それでも不満が残らなかったんやから、よっぽど完成度が高かったのでしょう。
そう、パロディなれどコメディにはあらず、というかですね。
当初はコミカド先生が圧倒的有利な裁判だったにも関わらず、
2時間ちょっとの枠をたーっぷりと使い、院長をはじめとする個人攻撃に次ぐ個人攻撃のゲリラ戦・アクションシーン込みのスパイの暗躍・裏切りの連発といった実に周りくどいやりとりがあった末に、
『だって絆があるから!』に匹敵するであろう『医は科学である』等の複数の断言かつ名言が炸裂する形で、ジュリー古沢さんなりの『医学とは何か』の答えの決め打ちを伝えてくれる、
クライマックスの医療裁判でのコミカド先生の大演説へと繋がっていくという流れも、かんなり熱くなれた。

そして、ジュリー古沢さんが2時間ちょっとの長い時間をかけて、新キャラ野良犬に対し事前には想像ができないぐらいの思い入れを注ぐ事で、
あたかも型破りながらも感情移入をしにくい主人公が2人居るかの様な構成になっており、
これまでのリーガルハイとはひと味違う新鮮さも実感できて、大いに満足できました(笑)
また、かつてはガンの為長期休養していた古谷一行さんが被告となる病院長の役というのは、
幾らリーガルハイでもあまりシャレになってないよなぁ…
と思っていたら、この赤目先生がクライマックスでフォローこそ入るけどなかなかにロクでもない奴で(汗)
それこそ露天風呂に入るシーンは無かったものの古谷一行さんにしか演じられない曲者キャラだった事も
『これぞジュリー古沢マジック』
となった。

しかし。
超合金のガッキーでさえ意味無くチキンをむさぼり喰うぐらいに頑張っていた影響なのか?
東出くんと剛力さんの存在が薄くて・軽くてですね…
そらまぁ『医は仁術なり』と甘っちょろい台詞は東出くんにハマっていたのかも知れないけど、
終盤にはアップで抜かれただけで軽くガクッとなってしまったところは、減点材料として挙げておきます。
取り扱うテーマが重かったから余計に違和感があったのか、二人共元々あんなもんなのか?
諸般の事情があった事は想像はできるけど、僕自身が勉強不足なので決め打ちはできません。
人ったらしの羽生をあれだけ観てきた事で免疫はあったつもりですが、
それこそ、東出くんが岡田くんで、剛力さんが能年ちゃんなら丁度良かったのに…
と後から考えてしまったぐらいやから、あの二人はもうちょい何とかしてほしかったなぁ。

看護士のおねーちゃん2人がコミカド邸に訪れる下りや赤目邸でのパーティーの下りの次に無駄を感じてしまったのは残念でした。
ここからは“野良犬”について。
本編の中で、奥さん絡みで『真実なんてクソの役にも立たねぇよ』とまで言わせてタネ明かしをしてしまい、
キャラの掘り下げ様が無くなった事で実現は難しいんでしょうけど、
ぬふよしさんが大河ドラマの撮影をしている間に、フジテレビとしては野良犬が主人公のスピンオフを作りたいのか?
と邪推をしてしまうぐらいに香ばしい、ダークヒーローとして非常に面白いキャラだった様に思う。
クライマックスのコミカド先生の大演説に対して感情論を前面に出し倫理観はすれ違っていながらも(ここは重要だったかな)、あれだけ立ち向かったのは感動もんだったし。
大森さんっていろいろCMに出てるのに、あんなチンピラ丸出しのキャラを演じきったのはプロフェッショナルやなぁ、と感心。
リーガルハイでなくてもいいから、ジュリー古沢さんの脚本と大森さんの演技が融合する機会があればいいのになぁ、と密かに期待しておきます。
いい加減長くなってしまったのでこの辺りでこの記事を締めますかね。
ぬふよしさんが多忙なのはわかるけど、何とか再来年中には たかじんさん本と百田さんのトラブルをモチーフにした、リーガルハイのスペシャル版の放送に期待しております、以上。
一日一日が奇跡なのだと知ることです…


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ほら、これまでのリーガルハイのパターンならば、訴えが棄却された直後に赤目院長が奇跡的に意識を取り戻して
『俺はそんなつもりで倒れるまで研究をしていた訳じゃないんだ〜!あの若造を死んでも許さない〜!』
と吠えて観る側をニヤリとさせていた筈なのに、今回はリーガルハイらしからぬ、結果的には“悪い奴が誰も居ない”という着地の仕方でしたもんね。
それでも不満が残らなかったんやから、よっぽど完成度が高かったのでしょう。
そう、パロディなれどコメディにはあらず、というかですね。
当初はコミカド先生が圧倒的有利な裁判だったにも関わらず、
2時間ちょっとの枠をたーっぷりと使い、院長をはじめとする個人攻撃に次ぐ個人攻撃のゲリラ戦・アクションシーン込みのスパイの暗躍・裏切りの連発といった実に周りくどいやりとりがあった末に、
『だって絆があるから!』に匹敵するであろう『医は科学である』等の複数の断言かつ名言が炸裂する形で、ジュリー古沢さんなりの『医学とは何か』の答えの決め打ちを伝えてくれる、
クライマックスの医療裁判でのコミカド先生の大演説へと繋がっていくという流れも、かんなり熱くなれた。

そして、ジュリー古沢さんが2時間ちょっとの長い時間をかけて、新キャラ野良犬に対し事前には想像ができないぐらいの思い入れを注ぐ事で、
あたかも型破りながらも感情移入をしにくい主人公が2人居るかの様な構成になっており、
これまでのリーガルハイとはひと味違う新鮮さも実感できて、大いに満足できました(笑)
また、かつてはガンの為長期休養していた古谷一行さんが被告となる病院長の役というのは、
幾らリーガルハイでもあまりシャレになってないよなぁ…
と思っていたら、この赤目先生がクライマックスでフォローこそ入るけどなかなかにロクでもない奴で(汗)
それこそ露天風呂に入るシーンは無かったものの古谷一行さんにしか演じられない曲者キャラだった事も
『これぞジュリー古沢マジック』
となった。

しかし。
超合金のガッキーでさえ意味無くチキンをむさぼり喰うぐらいに頑張っていた影響なのか?
東出くんと剛力さんの存在が薄くて・軽くてですね…
そらまぁ『医は仁術なり』と甘っちょろい台詞は東出くんにハマっていたのかも知れないけど、
終盤にはアップで抜かれただけで軽くガクッとなってしまったところは、減点材料として挙げておきます。
取り扱うテーマが重かったから余計に違和感があったのか、二人共元々あんなもんなのか?
諸般の事情があった事は想像はできるけど、僕自身が勉強不足なので決め打ちはできません。
人ったらしの羽生をあれだけ観てきた事で免疫はあったつもりですが、
それこそ、東出くんが岡田くんで、剛力さんが能年ちゃんなら丁度良かったのに…
と後から考えてしまったぐらいやから、あの二人はもうちょい何とかしてほしかったなぁ。

看護士のおねーちゃん2人がコミカド邸に訪れる下りや赤目邸でのパーティーの下りの次に無駄を感じてしまったのは残念でした。
ここからは“野良犬”について。
本編の中で、奥さん絡みで『真実なんてクソの役にも立たねぇよ』とまで言わせてタネ明かしをしてしまい、
キャラの掘り下げ様が無くなった事で実現は難しいんでしょうけど、
ぬふよしさんが大河ドラマの撮影をしている間に、フジテレビとしては野良犬が主人公のスピンオフを作りたいのか?
と邪推をしてしまうぐらいに香ばしい、ダークヒーローとして非常に面白いキャラだった様に思う。
クライマックスのコミカド先生の大演説に対して感情論を前面に出し倫理観はすれ違っていながらも(ここは重要だったかな)、あれだけ立ち向かったのは感動もんだったし。
大森さんっていろいろCMに出てるのに、あんなチンピラ丸出しのキャラを演じきったのはプロフェッショナルやなぁ、と感心。
リーガルハイでなくてもいいから、ジュリー古沢さんの脚本と大森さんの演技が融合する機会があればいいのになぁ、と密かに期待しておきます。
いい加減長くなってしまったのでこの辺りでこの記事を締めますかね。
ぬふよしさんが多忙なのはわかるけど、何とか再来年中には たかじんさん本と百田さんのトラブルをモチーフにした、リーガルハイのスペシャル版の放送に期待しております、以上。
一日一日が奇跡なのだと知ることです…


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コメント
コメント一覧 (1)
(実際その案を依頼したが、姑息だと言われ、断られている)本当にお亡くなりになってしまったので、予定してた筋書きをあてはめただけ、という変化球を投げてきましたねー<古沢さん
大森さんという魅力的なライバルを作って、新シリーズ突入も現実味を帯びてきたんじゃないでしょうかーーー。
あるいは映画化とかー?