昨日の朝は さぬき映画祭2015の中で、簡単なオーディオコメンタリーっぽいトークつきで無料上映された『映画祭のつくり方』を観てきたので、今回はその感想を書いていきます。
※PC版さぬき映画祭ホームページ
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本編が始まる前には、縁も縁も無かった香川県に数ヵ月居候をして、本作を一人で作り上げた尾野監督と、取材対象だった本広監督と ゆるキャラ・うどん脳くんによる挨拶があったのですが、いきなり
『本作は、昨年と一昨年の さぬき映画祭のディレクターとしての本広監督を追いかけたものですが、
皆さんもご存知の通り本広監督は今年もディレクターを担当しており、現在も取材をしております。
よってこれは完成品ではありません。未完成です。2013〜14バージョンとしてご覧下さい』
と言われて
『へっ!?』
となりましたが、なかなかどうして。
尾野監督のドキュメンタリー映画の未完成のデビュー作として割りきるならば上々の出来だったんじゃないでしょうか。
大体ですね、本広監督が
『本場の さぬきうどんを食べにきませんか?』
の殺し文句込みでゲストとして招聘していた山田洋次監督・中島貞夫監督・大林監督の邦画業界のレジェンドをはじめとする映画監督の皆さんと、
香西監督ら香川県の映画好きならば誰でもわかるであろう関係者および、香川県のテレビ・ラジオ媒体の有名人の方々。
更にはフジテレビ社長に就任する前の亀山さんに、
『さぬき映画祭に参加して新作のヒントを貰った気がしますよ!』
と熱くコメントしていた水曜どうでしょうの“ヒゲ”藤村&“うれしー”嬉野両氏や、
今回の記事の題名にもなった名コメントを出したムロツヨシさんといった飛び道具的なゲストの皆さんが本広監督と絡んでいるシーンが矢継ぎ早に映し出されて、それだけで楽しかったなぁ。
さてここからは、今作は2013年編と2014年編の2部構成になっていたのでそれぞれについて感想を書きましょう。
2013年に関してはですね、膨大な量の映像素材から、さぬき映画祭の香川県内の知名度の低さを痛感しつつ奮闘する本広監督の姿と、
そんな本広監督に巻き込まれていく、県庁職員の香川さんら関係者の疲労困憊っぷり(苦笑)を上手いことチョイスしていた印象。
また、尾野監督ならではのスパイスと言っていいであろう、本広監督が居ない高松市内の風景の折り込み方が変に味があったり、
この年の映画祭の目玉のひとつで、ディープなファンでなきゃわからないレベルの俳優さん達をゲストに招いていた『踊る大捜査線THE MOVIE』一挙上映&交流会の模様がじっくりと流されていたのも、僕のツボにはまったというか。
特に、2013年編のオーラスだった、香川さん達が本広監督が帰京する飛行機が飛び立つところを夜の高松空港で見送り
『○○時○○分、これでさぬき映画祭2013は終了です』
とカメラに向かって告げるシーンなんて、独特の“祭りの後”感があって凄くしみじみできたし。
それと、2013年編ではどーしても書いておかなきゃいけないのが、ゲストとサポーターを招く交流会(打ち上げパーティー)の件!
何でも、場所は押さえていたけど、お客さんに提供する飲み物・食材・調理器具の確保が不十分で、
しかもそれが判明したのが時間的にギリギリだった為、それ用の予算も確保されていなかったらしい。
さすがに最悪の事態にはならなかったんやろーけど…と斜に構えながらも、ちょっとドキドキしたもんなぁ。
そんな大ピンチに対して本広監督は
『景気が良かった頃のフジテレビに出入りしていた当時も、こーいう熱意のこもった話術で交渉して危機を乗り越えていったんやろなぁ(笑)』
と感心させてくれたし、当初は仲介を担当した香西監督共々明らかに戸惑いつつも本広監督に乗せられて、
大量の食材を提供してくれた上に豊臣秀吉の一夜城ばりの突貫作業で交流会を無事に成功させて、
しかも2014年以降も さぬき映画祭に協力してくれているという平井社長のカッコ良さったらもうねぇ、観ていて堪らんかった。
平井社長のドキュメンタリーを撮ってほしいぐらいですよ、えぇ(笑)
ここからは2014年編。
何でも昨年は、イベントの規模を一気に拡大する為に映画祭の運営を香川県庁から外部に変更したとのことで、イベントの裏方・関係者が悪戦苦闘する姿が映し出される時間が激減しており、
あたかも、広告代理店を辞めて本広監督のさぬき映画祭専属のスタッフに専念している方(すみません、名前忘れました)のドキュメンタリーっぽくなっていた。
いや、むしろドキュメンタリーというよりも香川県に来たゲストの皆さんの活躍を紹介するニュース資料映像集、みたいな感じだったかな。
資料映像集でも満足できるぐらい楽しかったんですけど、いかんせん2013年とのギャップが有ってそこは正直不満が残りましたね。
ドキュメンタリーとして見ごたえがあるアクシデントが減るのはイベントとして成長しているって事なんでしょうけど、
ならば開幕前の本広監督のプロモーション活動であったり、香川県としては異例の量の降雪で飛行機移動のゲストが来れなかった件は是非取り上げてほしかった。残念です。
まぁ、これも未完成だからこそ許される編集なのかな…とか思ったり。
この調子だと、2015年バージョンも観てしまいそう。あれもこれも本広監督マジックって事で心地好く騙されたいものですね…
『本作は、昨年と一昨年の さぬき映画祭のディレクターとしての本広監督を追いかけたものですが、
皆さんもご存知の通り本広監督は今年もディレクターを担当しており、現在も取材をしております。
よってこれは完成品ではありません。未完成です。2013〜14バージョンとしてご覧下さい』
と言われて
『へっ!?』
となりましたが、なかなかどうして。
尾野監督のドキュメンタリー映画の未完成のデビュー作として割りきるならば上々の出来だったんじゃないでしょうか。
大体ですね、本広監督が
『本場の さぬきうどんを食べにきませんか?』
の殺し文句込みでゲストとして招聘していた山田洋次監督・中島貞夫監督・大林監督の邦画業界のレジェンドをはじめとする映画監督の皆さんと、
香西監督ら香川県の映画好きならば誰でもわかるであろう関係者および、香川県のテレビ・ラジオ媒体の有名人の方々。
更にはフジテレビ社長に就任する前の亀山さんに、
『さぬき映画祭に参加して新作のヒントを貰った気がしますよ!』
と熱くコメントしていた水曜どうでしょうの“ヒゲ”藤村&“うれしー”嬉野両氏や、
今回の記事の題名にもなった名コメントを出したムロツヨシさんといった飛び道具的なゲストの皆さんが本広監督と絡んでいるシーンが矢継ぎ早に映し出されて、それだけで楽しかったなぁ。
さてここからは、今作は2013年編と2014年編の2部構成になっていたのでそれぞれについて感想を書きましょう。
2013年に関してはですね、膨大な量の映像素材から、さぬき映画祭の香川県内の知名度の低さを痛感しつつ奮闘する本広監督の姿と、
そんな本広監督に巻き込まれていく、県庁職員の香川さんら関係者の疲労困憊っぷり(苦笑)を上手いことチョイスしていた印象。
また、尾野監督ならではのスパイスと言っていいであろう、本広監督が居ない高松市内の風景の折り込み方が変に味があったり、
この年の映画祭の目玉のひとつで、ディープなファンでなきゃわからないレベルの俳優さん達をゲストに招いていた『踊る大捜査線THE MOVIE』一挙上映&交流会の模様がじっくりと流されていたのも、僕のツボにはまったというか。
特に、2013年編のオーラスだった、香川さん達が本広監督が帰京する飛行機が飛び立つところを夜の高松空港で見送り
『○○時○○分、これでさぬき映画祭2013は終了です』
とカメラに向かって告げるシーンなんて、独特の“祭りの後”感があって凄くしみじみできたし。
それと、2013年編ではどーしても書いておかなきゃいけないのが、ゲストとサポーターを招く交流会(打ち上げパーティー)の件!
何でも、場所は押さえていたけど、お客さんに提供する飲み物・食材・調理器具の確保が不十分で、
しかもそれが判明したのが時間的にギリギリだった為、それ用の予算も確保されていなかったらしい。
さすがに最悪の事態にはならなかったんやろーけど…と斜に構えながらも、ちょっとドキドキしたもんなぁ。
そんな大ピンチに対して本広監督は
『景気が良かった頃のフジテレビに出入りしていた当時も、こーいう熱意のこもった話術で交渉して危機を乗り越えていったんやろなぁ(笑)』
と感心させてくれたし、当初は仲介を担当した香西監督共々明らかに戸惑いつつも本広監督に乗せられて、
大量の食材を提供してくれた上に豊臣秀吉の一夜城ばりの突貫作業で交流会を無事に成功させて、
しかも2014年以降も さぬき映画祭に協力してくれているという平井社長のカッコ良さったらもうねぇ、観ていて堪らんかった。
平井社長のドキュメンタリーを撮ってほしいぐらいですよ、えぇ(笑)
ここからは2014年編。
何でも昨年は、イベントの規模を一気に拡大する為に映画祭の運営を香川県庁から外部に変更したとのことで、イベントの裏方・関係者が悪戦苦闘する姿が映し出される時間が激減しており、
あたかも、広告代理店を辞めて本広監督のさぬき映画祭専属のスタッフに専念している方(すみません、名前忘れました)のドキュメンタリーっぽくなっていた。
いや、むしろドキュメンタリーというよりも香川県に来たゲストの皆さんの活躍を紹介するニュース資料映像集、みたいな感じだったかな。
資料映像集でも満足できるぐらい楽しかったんですけど、いかんせん2013年とのギャップが有ってそこは正直不満が残りましたね。
ドキュメンタリーとして見ごたえがあるアクシデントが減るのはイベントとして成長しているって事なんでしょうけど、
ならば開幕前の本広監督のプロモーション活動であったり、香川県としては異例の量の降雪で飛行機移動のゲストが来れなかった件は是非取り上げてほしかった。残念です。
まぁ、これも未完成だからこそ許される編集なのかな…とか思ったり。
この調子だと、2015年バージョンも観てしまいそう。あれもこれも本広監督マジックって事で心地好く騙されたいものですね…
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