昨日の朝はe−とぴあ・かがわに行きましてですね。
さぬき映画祭のプログラムの一つとして上映された映画『現役OL銀行員、映画監督をやってみた。/恋とオンチの方程式監督奮闘記』を観てきたので、今回はその感想を書いていきましょう。
私はテンパらないです。わからないけど…

※PC版ホームページより
※ニコニコ動画より 2月14日(土)舞台挨拶
≪以下ネタバレ注意≫
さぬき映画祭のプログラムの一つとして上映された映画『現役OL銀行員、映画監督をやってみた。/恋とオンチの方程式監督奮闘記』を観てきたので、今回はその感想を書いていきましょう。
私はテンパらないです。わからないけど…

※PC版ホームページより
※ニコニコ動画より 2月14日(土)舞台挨拶
≪以下ネタバレ注意≫
基本的には香西監督の目線から見た『恋とオンチの方程式』のメイキング映像でありながら、
銀行員との兼業で自主映画を作ってきた香西監督と、『カメラ』を『キャメラ』と発音される遠藤助監督ら、バリバリのプロの映画制作スタッフの皆さんの噛みあわなさと すれ違い…
現場に視察に来たプロデューサーとしての本広監督が
『自主映画にプロが入っちゃいかんよな』
と呟いてしまう様な現場を追い続けたドキュメンタリーでもありつつ。
山口監督が(多分)確信犯で、高松空港での香西監督の
『私はテンパらないです』
という、まだまだ元気だった時のコメントを要所要所で折り込んで、
いかに香西監督が追い込まれていったか?をアピールしていた点を筆頭にして、
ちょこちょこと笑える要素がちりばめられていながらもですね。

終盤は見事に笑いの要素は無く、クライマックスに向けて、香西監督のお母様の証言も実に上手く絡ませて、観る側を泣かせる気満々のあたかも『情熱大陸』状態にもなっており。
見方によっては主従関係にある筈の恋のオンチ〜よりも見ごたえがあるかも知れなくて、後に残る余韻が強いかも知れなくて。
そして、これを観た映画好きの方は
『自主映画の制作を経てからの映画監督なんて間違ってもやるもんじゃねーな』
と思ったに違いない、というか…。
たまたま僕はハナから“異色の映画”として割り切っていて、その異色っぷりを楽しみにして観たもので大いに満足できました。
でも、異色の〜ではない、恋とオンチ〜の雰囲気を引きずった様なスタンスで観た方が、
香西監督のあの追い込まれ方を観てどう感じるかはわかりません(苦笑)
一応、恋とオンチ〜がDVD化された際には、今作が映像特典として世に出る予定だそうですが、
『踊る大捜査線』における所轄の現場と本店のキャリアの対立を良くも悪くも彷彿とさせる撮影現場の修羅場っぷりが、
当初の山口監督の狙い通りに作品の軸であり肝になってしまっている今作を、万が一先に観てしまうとですね。
津田の松原を舞台にしたほのぼの・ほんわかとしたコメディなのに、まるでコメディとして見られなくなってしまう気がするので、今作を先に観ない事をお薦めしておきます(爆)
そらまぁ、もし先に今作を観ていたら夏菜と森昌子さんのやりとりが、非常に味わい深く見えるメリットはありますが、
香西監督からすれば、どちらかといえばコメディとして観てもらいたいでしょうし…ね。

さてさて。
個人的に一番印象に残ったのは、やはり遠藤助監督。
サンドウィッチマンの伊達ちゃんの体重を増やして髪型をシュッとして、漆黒のグラサンをかけた濃いビジュアルで、
いかにも映画制作のプロフェッショナルな方で、香西監督への指摘もいちいち具体的で…何より声がデカくてよく通るんだ、これが(汗)
前記の本広監督は、視察時も
『現場には口を出さないと決めていた』
というテロップが出た上で実際に見守る事に専念していたようですが、極端な話。
仮にちょこっとでも口出しをした日にゃあ遠藤助監督は
『部外者は黙ってろ!』
って追い返すんとちゃうか?と思ったぐらいのオーラが出ていた。
自分の職場に、もしも東京から遠藤助監督の様なビジュアルながらもとにかく仕事ができる上司が、
2週間ほど香川県に出張で来てずっと対応をさせられたら無茶苦茶嫌ですもん。
そら香西監督も、遠藤助監督が気を遣って『セーラー服と機関銃』から引用した親父ギャグを使ってくれても気づかないぐらい、心身ともに追い込まれますよね。
そらしゃーないわなぁ…

ここからは香西監督について。
とりあえず…この度は御愁傷様でした、としか言い様が無いですねぇ。
今作を観ていないのも納得ですし、こうなったら要らん事を思い出さない様に観ない方がいいですよ。
一回遅刻はしていたし、弱いところを山口監督に撮られまくっていた事で、負けん気が強いところはあんまり伝わってこなかったけど(笑)それでも完成させたのはカッコ良かったなぁ、と思いますし。
今後、香西監督が『お遍路入門』『満月のパレード』以降はいろんな映画を撮っていって、
もしかしたら何らかの縁があって、遠藤助監督の様なバリバリのプロの映画制作スタッフと仕事をする機会があるのかも知れませんが、
今回ほどの修羅場はそうそう無いでしょうから、きっとテンパらずに良い作品を作っていけるのではないでしょうか?
と、まるでフォローにならないフォローをしておきましょう。
あと、屋島に住まれているという事で、屋島周辺の風景が大映しになった時は心が ざわついた、という事を書いておきます。
それでは今回はこんな感じで…


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銀行員との兼業で自主映画を作ってきた香西監督と、『カメラ』を『キャメラ』と発音される遠藤助監督ら、バリバリのプロの映画制作スタッフの皆さんの噛みあわなさと すれ違い…
現場に視察に来たプロデューサーとしての本広監督が
『自主映画にプロが入っちゃいかんよな』
と呟いてしまう様な現場を追い続けたドキュメンタリーでもありつつ。
山口監督が(多分)確信犯で、高松空港での香西監督の
『私はテンパらないです』
という、まだまだ元気だった時のコメントを要所要所で折り込んで、
いかに香西監督が追い込まれていったか?をアピールしていた点を筆頭にして、
ちょこちょこと笑える要素がちりばめられていながらもですね。

終盤は見事に笑いの要素は無く、クライマックスに向けて、香西監督のお母様の証言も実に上手く絡ませて、観る側を泣かせる気満々のあたかも『情熱大陸』状態にもなっており。
見方によっては主従関係にある筈の恋のオンチ〜よりも見ごたえがあるかも知れなくて、後に残る余韻が強いかも知れなくて。
そして、これを観た映画好きの方は
『自主映画の制作を経てからの映画監督なんて間違ってもやるもんじゃねーな』
と思ったに違いない、というか…。
たまたま僕はハナから“異色の映画”として割り切っていて、その異色っぷりを楽しみにして観たもので大いに満足できました。
でも、異色の〜ではない、恋とオンチ〜の雰囲気を引きずった様なスタンスで観た方が、
香西監督のあの追い込まれ方を観てどう感じるかはわかりません(苦笑)
一応、恋とオンチ〜がDVD化された際には、今作が映像特典として世に出る予定だそうですが、
『踊る大捜査線』における所轄の現場と本店のキャリアの対立を良くも悪くも彷彿とさせる撮影現場の修羅場っぷりが、
当初の山口監督の狙い通りに作品の軸であり肝になってしまっている今作を、万が一先に観てしまうとですね。
津田の松原を舞台にしたほのぼの・ほんわかとしたコメディなのに、まるでコメディとして見られなくなってしまう気がするので、今作を先に観ない事をお薦めしておきます(爆)
そらまぁ、もし先に今作を観ていたら夏菜と森昌子さんのやりとりが、非常に味わい深く見えるメリットはありますが、
香西監督からすれば、どちらかといえばコメディとして観てもらいたいでしょうし…ね。

さてさて。
個人的に一番印象に残ったのは、やはり遠藤助監督。
サンドウィッチマンの伊達ちゃんの体重を増やして髪型をシュッとして、漆黒のグラサンをかけた濃いビジュアルで、
いかにも映画制作のプロフェッショナルな方で、香西監督への指摘もいちいち具体的で…何より声がデカくてよく通るんだ、これが(汗)
前記の本広監督は、視察時も
『現場には口を出さないと決めていた』
というテロップが出た上で実際に見守る事に専念していたようですが、極端な話。
仮にちょこっとでも口出しをした日にゃあ遠藤助監督は
『部外者は黙ってろ!』
って追い返すんとちゃうか?と思ったぐらいのオーラが出ていた。
自分の職場に、もしも東京から遠藤助監督の様なビジュアルながらもとにかく仕事ができる上司が、
2週間ほど香川県に出張で来てずっと対応をさせられたら無茶苦茶嫌ですもん。
そら香西監督も、遠藤助監督が気を遣って『セーラー服と機関銃』から引用した親父ギャグを使ってくれても気づかないぐらい、心身ともに追い込まれますよね。
そらしゃーないわなぁ…

ここからは香西監督について。
とりあえず…この度は御愁傷様でした、としか言い様が無いですねぇ。
今作を観ていないのも納得ですし、こうなったら要らん事を思い出さない様に観ない方がいいですよ。
一回遅刻はしていたし、弱いところを山口監督に撮られまくっていた事で、負けん気が強いところはあんまり伝わってこなかったけど(笑)それでも完成させたのはカッコ良かったなぁ、と思いますし。
今後、香西監督が『お遍路入門』『満月のパレード』以降はいろんな映画を撮っていって、
もしかしたら何らかの縁があって、遠藤助監督の様なバリバリのプロの映画制作スタッフと仕事をする機会があるのかも知れませんが、
今回ほどの修羅場はそうそう無いでしょうから、きっとテンパらずに良い作品を作っていけるのではないでしょうか?
と、まるでフォローにならないフォローをしておきましょう。
あと、屋島に住まれているという事で、屋島周辺の風景が大映しになった時は心が ざわついた、という事を書いておきます。
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