今回はプロレスのネタをひとつ。

安生洋二の引退興行『Y.A IS DEAD』のサムライ中継を観た感想を書いていきましょう。

安生洋二引退興行まとめ Y.A IS DEAD - Togetterまとめ

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UWFの同窓会的興行は金原弘光主催のアレで2回観ていたり、

U系ルールの試合も佐藤光留がハードヒットとして不定期ながらも披露していたり、

ゴールデンカップスも特に思い入れが無かった事もあり、

上山vs中村大介こそなかなかの好内容ではありましたが、パッケージとしてそこまでプレミア感&ありがたみは感じなかったし、

ひょっとしたら興行オープニングのハッスルの同窓会の方が感慨深かったかも知れない。

よって、メインの『役者が揃っていた』感が際立っていた興行でしたね。メインは面白かったなぁ。

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それで、メインがそんなマッチメークだったにも関わらず。

安生は矢面に立って技を受けまくり、無様な姿をさらけ出し続ける形で観客からの視線を独り占めした上に、

超満員だった観客や船木&菊田早苗はもちろん、コンディションも口も絶好調だった筈の みのるまでもを、

独特のインサイドワークで手のひらの上でコントロールしていたのは見事の一言。

テンカウントゴングの前の一連のパフォーマンスも安生らしからぬ?カッコ良さがあったもんなぁ。

小橋建太の引退試合とは対局の意味合いで語り継がれてほしい、ある意味プロレス史に残る引退試合だった様に思いました。

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今にして思えば…

第3次UWFが解散になった全体会議で、新生UWFとの契約が解除になってからは自腹で給料を払ってきた後輩達に向かって

『この方に団体の代表になってもらう。頼むからこの方を信じて付いてきてくれ』

と頭を下げた前田日明に対して

『前田さんが連れてきた方を信じない訳じゃないんですけど、脅されてるみたいで嫌だなぁ』

と要らん事を言ってブチ切れさせたというエピソードを岡山大学での船木誠勝の講演会で聞いて以降、安生に対しては本当ロクな印象はありませんでした。

ヒクソンの道場破り失敗なんて ざまあみろ!を通り越して哀れみの感情もあったぐらいで。

でも、どう好意的に見ても5年間のブランクを感じざるを得ない、髪の毛がそれなりに寂しくなり、体全体が200%ならぬ20%は細くなったこの日の安生の姿を見てしまうと、

プロレスラーとしての復帰の可能性は(現時点では)0%に近いと思ってしまった訳で。

そうならば『30年間おつかれさまでした』と言わざるを得ないんでしょうね。

今後は焼鳥屋として幸多かれ、とりあえずのエールを送りたいです…

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が、一億円の山師の鈴木健氏ともども独自の夢を諦めきれずにビジネスで挫折してもらって、

『あぁ、安生も鈴木健も死ぬまで変わらねぇなぁ』

とこーいう場で言ってみたかったりもする。人生ってそんなもんやろ、みたいな(苦笑)

ところで。

この日の引退興行でメイン以外で印象に残ったのは、本物の長州力の来場になるでしょうか。

伝説の95年の10・9とその前哨戦の横浜アリーナで安生に向けられた、長州力の鬼の様な表情をリアルタイムで観ていたら、

この日の長州力の笑顔はビッグサプライズ以外の何物でも無いでしょう。

鈴木健.txtさんじゃないけど、プロレスというジャンルは長く見続けてナンボだと実感させられた。ええもん見れました。

それと、田村潔司が『来てなかった』こと。

みのるやヤマケンとニアミスするのを嫌がった可能性も否定はしませんが、

前田日明も高田延彦もついでに書けば宮戸も来ていなかったのだから、特に来づらいって事は無かった筈ですが。残念。

まぁ、Uファイルの調布ジムが大変らしいから安生どころじゃなかったのかも知れませんが…ねぇ。

それでは今回はこんな感じで…

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