事前にはハードルを低めに設定していたのもありますが…と前置きをして書けば。

かむろば村の のどかな風景をバックにして、松田龍平を筆頭にした“松尾スズキ監督と愉快な仲間たち”状態のキャストが、

バイオレンスとエロと神様絡みのシュールさを適度に？散りばめらながら、感動という要素には遠い無茶苦茶なストーリーを繰り広げていてなかなか楽しかったなぁ(笑)

僕がこの映画で一番心の琴線に響いたところはですね。

以前 あまちゃんで何回も観てきたアクが強い役者さん達の、松尾スズキ監督なりの生かし方になりますかね(笑)

ぶっちゃけた話。

松田龍平の演技も存在感も今作に関してはそこまで強調できるものではありませんでした。




阿部サダヲさんが人をどつきまくりの上に殺人容疑までかけられたもんだから、それこそ阿部サダヲさんの方が主人公に見えたぐらい。

最初に観終えた時には、お金恐怖症の描写を原作よりも押さえていた(らしい)のが裏目に出ていた様に思ったぐらいでした。

しかし、パンフレットを見ながら考えてみる内に、狙っていたかどうかはわからんけど、

あまちゃんで観た役者達だけではなく、阿部サダヲさんや西田局長や松たか子までもがガンガン前に出るキャラを演じていたならば、そらタケの影も薄くなるに決まってるわなぁ、と。しゃーないわ。

詳細は割愛しますが、ストーリーがあれだけデタラメで脇役が無茶苦茶やっていて、

その上でもし主人公も大暴れをしていたら、映画としてのバランスがとれてなかったやろーなぁ、とまで思った次第。




あと今作で評価したいのは、松たか子と二階堂ふみが必要以上にエロさを前面に出していた辺りになりますかね。

エロさの詳細は、冒頭の縛りやトーマスさんのブログへのリンク先を読んでいただくのが早いので割愛しますが、

女優さんのこういう普段は滅多に観られないエロさを、間違いなくクドカンでは上手くは引き出せない、松尾スズキは凄い！と思った。

能年ちゃん…はそれどころではないとして(汗)橋本愛なんかは、是非松尾スズキ監督の世界でエロさを開拓されてほしいものです。

まぁ、何年後になるかさっぱりわからないのが辛いというですが。

それでは今回はこんな感じで。

半端無くセックスが良かったんすよ…





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