今回は、スカパー中継で天龍源一郎・引退試合を観た感想を書いていきましょう。

※プロレス/格闘技カクトウログ:天龍、引退試合は久々の黒ショートタイツ姿! 精一杯を見せつけるもオカダのレインメーカーに散る

※プロレス/格闘技カクトウログ:天龍、引退試合は久々の黒ショートタイツ姿! 精一杯を見せつけるもオカダのレインメーカーに散る
思い返してみれば。
前田日明のファイナルマッチでは怪物・カレリンに正面から立ち向かう姿に魂を揺さぶられ、
小橋の引退試合では小橋なりの有終の美に大いに泣かされた僕から観た天龍の引退試合は、
終わってしまえば、二人の年齢がどーこうとか昭和だか平成だかのサイドストーリーが、
ほんのちっぽけな物に思えてしまうぐらいに、ただただ素晴らしかったですね。
天龍について。
引退を正式に発表する前は、タッグマッチでコーナーに控えているのもしんどそうだったけど。
自らの最後に向けて、できる範囲で・ショートタイツを履いても違和感が無いところまでコンディションを何とか仕上げてきて、

肝心の試合でも、レインメーカーポーズ以外は遊び心は見せず勝ちにこだわり…
ただ、コーナーを背にしながらも かずちかを抱えきれずスッポ抜けてしまったパワーボムだけは
『パワーボムがやはり無理だったならば、代わりにコーナーのサードロープからでいいからダイビングエルボーをやってほしかったなぁ…』
とは思ったものの、そのシーン以外は動ける範囲で動いて。
かずちかの鼻っ柱を狙ったグーパンチや、かずちかのドロップキックを受けまくるシーンを筆頭に終始意地を見せ続けたのは、観ていて燃えに燃えた。

また そんな天龍の介錯をするという重大な任務を完遂した かずちかも素晴らしかった。
あそこまでやってくれたら、天龍目当ての古くからのプロレスファンも満足できたことでしょう。
まず何より天龍のコンディションに合わせた動き方に終始したことで、
普段よりも使う技の数が明らかに少ない試合になりながらも、
ドロップキックの連発が説得力満載で技の少なさも頭から吹っ飛んだし。
その上で天龍の意地溢れる攻撃を全部受け止めたのは、凄い!って思った。
大阪城ホールのAJ戦のフィニッシュまでの流れで芸術の様な鮮やかさを魅せて数ヵ月。
今度は芸術的なのとは真逆の試合をやってのけて、器量の大きさを魅せてくれたんやから、かずちかを褒めるしかないでしょう。
そらまぁ、フィニッシュのレインメーカーに限っては、
天龍がほぼ死に体だったことでレインメーカーよりも通常のラリアットに近い当たり方だったので、
ならばアドリブでもっと体を浴びせるフォームにしてほしかったけど、そこまで書いたら野暮になるかな…とまで思ったぐらいだった。

そして、試合直後ダウンしたままの天龍に対しての深々と一礼…このシーンなんてもう たまらんかった。
あの一礼によって、かずちかなりが自分なりの『謎かけ』をファンに与えようとしていたのかはわからんけど、
少なくとも胡散臭い印象が強い今年の1・4の試合後の涙の何倍も感じるものがあった。
みのるは好きやし申し訳ない気持ちにはなるけど…
試合前のストーリー作りはともかくとして、試合中も試合後も天龍に対してあれだけの立ち振舞いを見せられたら、
天龍の引退試合の相手は かずちかで良かったと思ったし、これはこれで二人にとっては運命みたいなもんだったんやろなぁ、と思った。
そーいや天龍はプロレス人生を『腹いっぱい』と例えていたけど、
その最期を観た我々を『胸いっぱい』にしてくれたんやから、天龍とかずちかの両方に対して感謝しかないですね…
最後に、サムライのバトルメンで試合後の天龍の記者会見を観て思ったことを。
まぁ、旨そうにスーパードライを呑んでましたよね。どっかの広告代理店の偉いさんには、天龍のCM出演を推薦してほしいと思いました、ということで。
シャープだね(笑)


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前田日明のファイナルマッチでは怪物・カレリンに正面から立ち向かう姿に魂を揺さぶられ、
小橋の引退試合では小橋なりの有終の美に大いに泣かされた僕から観た天龍の引退試合は、
終わってしまえば、二人の年齢がどーこうとか昭和だか平成だかのサイドストーリーが、
ほんのちっぽけな物に思えてしまうぐらいに、ただただ素晴らしかったですね。
天龍について。
引退を正式に発表する前は、タッグマッチでコーナーに控えているのもしんどそうだったけど。
自らの最後に向けて、できる範囲で・ショートタイツを履いても違和感が無いところまでコンディションを何とか仕上げてきて、

肝心の試合でも、レインメーカーポーズ以外は遊び心は見せず勝ちにこだわり…
ただ、コーナーを背にしながらも かずちかを抱えきれずスッポ抜けてしまったパワーボムだけは
『パワーボムがやはり無理だったならば、代わりにコーナーのサードロープからでいいからダイビングエルボーをやってほしかったなぁ…』
とは思ったものの、そのシーン以外は動ける範囲で動いて。
かずちかの鼻っ柱を狙ったグーパンチや、かずちかのドロップキックを受けまくるシーンを筆頭に終始意地を見せ続けたのは、観ていて燃えに燃えた。

また そんな天龍の介錯をするという重大な任務を完遂した かずちかも素晴らしかった。
あそこまでやってくれたら、天龍目当ての古くからのプロレスファンも満足できたことでしょう。
まず何より天龍のコンディションに合わせた動き方に終始したことで、
普段よりも使う技の数が明らかに少ない試合になりながらも、
ドロップキックの連発が説得力満載で技の少なさも頭から吹っ飛んだし。
その上で天龍の意地溢れる攻撃を全部受け止めたのは、凄い!って思った。
大阪城ホールのAJ戦のフィニッシュまでの流れで芸術の様な鮮やかさを魅せて数ヵ月。
今度は芸術的なのとは真逆の試合をやってのけて、器量の大きさを魅せてくれたんやから、かずちかを褒めるしかないでしょう。
そらまぁ、フィニッシュのレインメーカーに限っては、
天龍がほぼ死に体だったことでレインメーカーよりも通常のラリアットに近い当たり方だったので、
ならばアドリブでもっと体を浴びせるフォームにしてほしかったけど、そこまで書いたら野暮になるかな…とまで思ったぐらいだった。

そして、試合直後ダウンしたままの天龍に対しての深々と一礼…このシーンなんてもう たまらんかった。
あの一礼によって、かずちかなりが自分なりの『謎かけ』をファンに与えようとしていたのかはわからんけど、
少なくとも胡散臭い印象が強い今年の1・4の試合後の涙の何倍も感じるものがあった。
みのるは好きやし申し訳ない気持ちにはなるけど…
試合前のストーリー作りはともかくとして、試合中も試合後も天龍に対してあれだけの立ち振舞いを見せられたら、
天龍の引退試合の相手は かずちかで良かったと思ったし、これはこれで二人にとっては運命みたいなもんだったんやろなぁ、と思った。
そーいや天龍はプロレス人生を『腹いっぱい』と例えていたけど、
その最期を観た我々を『胸いっぱい』にしてくれたんやから、天龍とかずちかの両方に対して感謝しかないですね…
最後に、サムライのバトルメンで試合後の天龍の記者会見を観て思ったことを。
まぁ、旨そうにスーパードライを呑んでましたよね。どっかの広告代理店の偉いさんには、天龍のCM出演を推薦してほしいと思いました、ということで。
シャープだね(笑)


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コメント
コメント一覧 (2)
天龍はチョップとグーパンチ、オカダはエルボースマッシュとドロップキックで試合を成立させたのは見事でした。
天龍のヘッドバット、カウンターのラリアットは来場していたテリー・ファンクとスタン・ハンセンに見えました。
一つ複雑なのはあの体調でパワーボムを出したのを見れたことに喜ぶべきか、最後に全盛期のパワーボムを見たかったかことを残念がるか……気持ち的には半々なんですよね。
オカダに関していえば、よくよく考えると天龍とつながりがあったウルティモ・ドラゴンの弟子だということ思い出しました。
「スーパースターは後輩にボコボコにされて辞めるべき」
という当たり前のことを実践してのけたトップレスラーはこれまでいなかっただけに、その凄さが分かる。
かろうじて高田対田村があるけど、やはりスケールが違う。(それに、あれは2002年の時点で桜庭対田村を実現させてやろうという下心もあったろうし・苦笑)。
とにかく、偉大なる男の偉大なる幕引き、お疲れさまでしたとしか言いようがない。
しかしこれで1・4東京ドーム棚橋対オカダのリングサイドに天龍が姿を見せたとして、
そしてオカダが勝ってリング上から天龍に深々と礼をしたりしたら、年頭にしてすでに2016年のベストショットになってしまいそうな(^^;;;)。