今回は、チャンピオンズカップではない競馬のネタをひとつ。

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※ジャパンスタッドブックインターナショナル マサラッキ号の死亡について

※『老兵は死なず マサラッキ列伝』作者 ぺ天使

マサラッキが亡くなったんですね。

高松市にウインズができた翌年から競馬を見始めて20年。

極端な話、僕…

いや、僕と、今は県外に住んでいる小学校時代からの親友と二人の共通の競馬史の中で、

エルコンドルパサーと一緒にベスト5に入れなきゃバチが当たりそうなぐらいに、思い入れが強かった一頭だったりします。

マサラッキの戦績等についてはリンク先に非常に詳しく書かれておりまして、そちらを読んでもらうのが早いので割愛しますが…

アホみたいに分かりやすい馬名で、ビジュアルとしては栗毛の馬体に黄色いメンコでターフでは必要以上に目立ちながらも、地味な血統で所属も地味な増本厩舎にいて。

今や死語に近い状態になっているマルガイ馬が、SS産句が本格的に進出していなかった短距離戦線を席巻してレコードを更新し続けていた世紀末に、

できれば平坦コースで良馬場限定という条件付きながらも常に真っ向勝負を挑み続けて…

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スギノハヤカゼが日本レコードを出した時の3着なんて本当惜しかったよなぁ…

ほんでもってマルガイの壁に何回も跳ね返され続けて…

いや、レースで跳ね返される以前に、賞金不足でGIを登録しながらも何回も除外された。

ようやくGIに出れる上に、鞍上河内を確保して相手関係を加味すれば、一世一代のビッグチャンスとも思われた高松宮記念では、レース当日の午後から大雨に祟られて惨敗した事もあった。

ありがちな善戦マンに終わりそうになりながらも、社長の好騎乗で99年の高松宮記念であのシーキングザパールやアグネスワールドを差し切ってGI馬になった。

そんな馬でした…って、わかりにくいですがとにかく思い入れは強かったから、宮記念の時は大泣きしたっけなぁ。

また、金額はそこまでブッ込まなかったものの単・複・馬連の馬券を全部獲ってそこそこの払い戻しがあってですね。

マサラッキへの思い入れの集大成として、週刊ギャロップ撮影のゴールシーンのパネルを買って、今も部屋に飾っていたりします。

パネルを買ったのは後にも先にもマサラッキだけになるんやろなぁ。

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更に秋にはアバンティのぬいぐるみも買って、栗毛の色と優勝レイの赤色が思いきり色褪せるまで愛車の後ろに乗せ続けて…

そんなマサラッキが引退式までは開催されなかったものの無事に引退をして、

故郷の日進牧場に帰ってきたはいいけど当然の様に?種牡馬として大成はしなかったものの。

ひっそりとレベルながらもこーいう形で訃報が報じられて、おそらく穏やかな余生を送ったであろう末に天国に旅立っていった事を知る事ができたんやから、

本来ならば悲しい筈なのに、その悲しさだけではなく安心した部分もあって…

別に馬主さんでも出費をしていた訳ではないですが、何せトロットサンダーみたいなケースもありますから…ねぇ。

されど。競馬を観てきて良かったなぁ、と思った次第です。オチはありません。

ありがとう、そしてさようなら、マサラッキ。以上。



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